当社の大阪オフィスでは、毎週火曜日と金曜日は【全員17時に退勤】します。(一部残る方もいます。)火・金は、10時〜17時(休憩1時間)の6時間勤務、他の曜日は10時〜18時の7時間勤務になります。
1日8時間労働をベースとした会社が多い中で、当社では毎日1時間〜2時間、仕事をする時間が短くなっていることになります。
これって、プライベートの充実にすごく影響すると思いませんか?
個人的には1日の勤務が1時間短くなっただけで、生活の変化を実感しています。
なぜこのような短時間で設定されているのか?
この試みは、代表の國澤の考えで「短い時間でも8時間労働と同等もしくはそれ以上のパフォーマンスがだせるのでは」という仮説を形にした試みになります。
生産性の面では、仕事の質が落ちなければ、時間が短くなった分パフォーマンスが向上していることになります。そしてQOLは数値化していないものの可処分時間が増えることで確実に向上していると実感できます。
この1日6時間勤務が導入されて約1年になりますが、成り立つには下記のような前提条件があると感じます。
- 施策の目的が共有されていること
- 各々が仕事の精度を向上させる意識を強く持っていること
- 環境が整っていること
①施策の目的が共有されていること
そもそも目的が共有されていないと本末転倒になります。目的は大きく2つ「生産性を向上させる」「ワークライフバランスの充実」です。
「勤務時間が短くなった!ラッキー!」のみではなく、無駄を省き仕事の効率化ができた結果、勤務時間短縮が実現した、というのが本来の流れになります。
その認識が共有されていないと、単純に労働時間が短くなっただけでアウトプットが減ってしまう、何てことも起こり得ます。
②各々が仕事の精度を向上させる意識を強く持っていること
目的にも書いた通りですが、「自分の仕事の精度を向上させようという意識」は重要です。
単純に、これまで8時間分のパフォーマンスを出していたのが、6時間分のパフォーマンスになってしまったら生産性低下になります。
少なくとも自分の生産性を33%以上高めなくてはパフォーマンスが落ちている、と言えます。
例)
これまで:8時間分の仕事を8時間で行う→100%とすると、
→導入後:8時間分の仕事を6時間で行う→133%
各々が生産性向上や業務効率を上げる方法を模索しながら常にブラッシュアップしていくことが必要になってきます。
③環境が整っていること
施策を実施するにあたり環境が整っていないと施策が機能しません。
環境というのは、業務が短時間で執行できるツールや仕組み、制度、認識や協力体制になります。
・業務効率化できるツールなどの活用
ほとんどの方が8時間勤務の時の業務を圧縮する必要がでてきます。シンプルにタスクの整理だけで対応できる場合と、半自動化やシステム化、外注しないといけないケースもあります。
・17時退勤、18時退勤への全員の理解
言うまでもなく、全員が一斉にスタートしないと施策が動きません。該当する大阪オフィスのメンバーだけでなく、他部門にとっても公平性が必要です。
・どうしてもタスクが終わらない時には居残り可能
どうしても17時に仕事が終わらない場合は17時を超えて仕事をしても良い、という形になっています。現在では「残って仕事をしたい人は残る」という、各自で調整できる良い状態です。
※金曜日の17:00前のオフィス
タスク管理はマスト
こちらを実施するにあたり、一部のチームで時間管理・タスク管理についてのミーティングを実施しました。
現在のタスクを書き出し、①見える化:期日・優先順位(≒緊急度)・インパクト(≒重要度)を数字で表す。②タスクの分類、方針決め:大タスク中タスクなどの粒度を揃える、やるやらないを決める、などを整理していきました。
あとは進捗管理を徹底すれば、常にPDCAを回せる状態です。
当社は現在(2023/3)はオフィス出社ですが、例えフルリモートになったとしても、これらのシンプルなタスク管理の手法はそのままワークすると思います。
※タスク管理例
結果
少し堅い話をしましたが、個人的には勤務時間が短くなって「めっちゃ働きやすい」のは言うまでもなく、想像以上に1日1日の1時間のインパクトは大きいです!
普段帰っている時間が1時間早くなったら、「ジムに行ける」「友人知人と飲みにいける」「家族との時間ができる」「買い物にいける」「趣味の時間ができる」「自己啓発の時間ができる」など、メリットは計り知れないですね。
ムダなく、「さくっと仕事をこなしてさくっと帰る!」そんな日々が実現できそうです。
フレックス、リモート、フリーランス、副業など働き方も多様化する中で、ぜひ当社の環境で働いてみたいと思った方は、お気軽にご相談ください。