こんにちは!今回はライコン代表末光さんにインタビューしてきました!
様々な経歴を持つ末光さんの思考やライコンの魅力に迫っていきます!
将来エンジニアになりたい!という熱い気持ちをお持ちの皆さん、必見です!
ぜひ最後までご覧ください!
* 株式会社ライコン・・・株式会社ポロックのグループ会社。システム制作・HP制作・アプリ制作・システム支援事業などを手掛ける。SEがIT企業だけでなくどんな業界でも活躍できるようなリーダー力を育成している。
<目次>
① 「一緒に起業をするために1000万円貯めたけど、結婚に使うわ。」夢を思い出させてくれた一言。
②「エンジニア不足問題」がこれからどうなるかあなたは知っていますか?
③ 多くの成功と失敗から培った会社設立のノウハウ。それが私たちの強み。
「一緒に起業をするために1000万円貯めたけど、結婚に使うわ。」夢を思い出させてくれた一言。
ーまずは、末光さんのご経歴を簡単に教えてください!
高校卒業後、漁師からIT事業部まで様々な職を経験し株式会社ポロックを起業しました。今はポロックのグループ会社ライコンの代表取締役をしています。
ー漁師からIT事業までですか?!すごい経歴ですね!
本当にいろんな経験をしました(笑)特にIT事業部で働いていた経験は今のライコンにそのまま生きてます。
ー何か起業するきっかけがあったんですか?
もともと僕とポロックの共同代表である、足立*1は高校で同じ部活に所属していて、その時から一緒に起業して働けたらいいなとは話していました。ただ、足立は大学に行って僕は就職していたのでバラバラになってしまい、タイミングを逃してたんです。それが高校卒業から7年くらいたって、足立の結婚式に呼ばれた時に、「末光君が起業するって言ってたから1000万円ためたけど結婚式と新婚旅行と指輪に全部使うわ」って言われたんです。(笑)「こんな真剣に考えててくれたんだな」と思い、後悔が残りました。そんな感じで、どうせならやってやろうと思い足立を誘ってポロックを作りました。
*1 足立・・・足立賢祐さん。末光さんとは高校の同級生で、二人で株式会社ポロックを設立。高校卒業後は大学に進学、中古車の販売会社に就職。詳しい経歴は↓から
ーライコン設立の詳しいいきさつを教えてください!
僕も足立も転職経験が多いこともあって、現状の働き方を変えたいと思っていたんです。でもどうやって形にするか悩んでいました。そこで、自社ホールディングス内で働き方を変えればいい!という結論に至りました。
ー「働き方を変える」とは具体的にどういうことですか?
今って、転職するとしたらほとんどの人が前職と関係ない会社に入りますよね?その転職をグループ会社内で完結させれば、社員は好きなキャリアに就くことができ、前職の経験を活かしてチャレンジしたい職に就くことができるということです。かつ企業側は優秀な人材の流出を防ぐこともできますし(笑)
ー確かに!それなら企業にとっても働く社員にとってもwin-winな関係を築けますね!
そうなんです。ただこれをやるには優秀な人材を囲わなければならない。でも僕らはお金もノウハウも技術もない。ただ想いと営業力だけはあったので、SESを事業にしようとなりました。
「エンジニア不足問題」がこれからどうなるかあなたは知っていますか?
ーなるほど!そういった理由でSESを選んだんですね!SESを行っている会社にも「WEBに強い」など様々な特徴があると思いますが、ライコンさんの特徴は何ですか?
現場管理力・マネジメント能力が高いところです。
ところで、「エンジニア不足」っていう言葉を聞いたことありますか?
ー聞いたことあります!
あの言葉の本当の意味は、いわゆるPMやPL等のマネジメント層の技術力とマネジメント力の両方を持つエンジニアが少ないっていう意味なんですよ。エンジニア未経験の方や若手エンジニアの方はむしろ非常に多いです。でも、今はどこもマネジメント層が欲しいからエンジニアの母数は多いのに「エンジニア不足」なんて言われているんです。
この話を前提に、例えば3年後エンジニア業界はどうなると思いますか?
今未経験のエンジニアや若手のエンジニアは技術を上げ、技術のあるエンジニアっていうのは市場にあふれるんです。それに対して、技術だけではなくマネジメント力のあるエンジニアの需要は増え続けます。
ーそうなんですね…。エンジニアになれば生涯安泰だと思ってました。
日々状況は変わりますからね。そこで、僕たちがやってるのはマネジメント能力を育てて、いわゆるリーダー層を作ることなんです。リーダー層っていうのは名前の通り現場でエンジニアをまとめる存在で、今後エンジニア業界の内情が変わっても需要が高まり続けます。
また、リーダー層と普通のエンジニアでは収入の幅も異なります。例えばSES事業をやっていて、自分がリーダーの立場だと仮定するじゃないですか。リーダーだと、クライアントから5人追加してほしいといわれたらそれだけで自分も含め300万円収益が入るんですよ。でもこれが普通のエンジニアだと、努力して技術を上げても50万の収益が60万になるだけです。これを踏まえてどっちが優秀かといわれれば、リーダー層ですよね?そんなリーダー層を育てているのがうちの強みです。
多くの成功と失敗から培った会社設立のノウハウ。それが私たちの強み。
ーリーダー層になるために必要な力って何ですか?
まずリーダーとして組織をまとめる力、すなわちマネジメント能力ですね。他には、クライアントが何を求めているか察知する力、それに対してどう行動するか考える力、行動に移せる力、まとめると現場管理能力です。逆に言えば必要な力はこれだけで、技術力は関係ありません。実際、リーダー層はプログラミングができない人はとても多いです(笑)
なのでその力を磨くのはどんな現場でもいいし、若手だろうがプログラマーテスターだろうが現場管理力とマネジメント力を磨くことが大切です。何なら働くのはIT以外の現場でも構わないです(笑)僕らもこの力しか教える事はないので、そういう教育を行っています。
ー実際、どのような教育をされていますか?
実際に社員に仕事を任せることで育てています。例えば、採用だったらエンジニアに採用の仕事を全部振ります。社員がやりたいこと・できることを応援して仕事を任せますね。
ー実際に社員さんの思いから始まった事例もあるんですか?
僕たちはこれから介護業界に進出する予定ですが、それがまさにそうです。
ーそうなんですね!それって具体的にはどのように始まったのですか?
最近介護施設で働いていた人が入社しました。その方は介護業界が大好きで、ITで介護業界を助けたいという思いで入社してきたんです。そんな経緯でライコンも介護業界に進んでほしいという希望があり、じゃあ子会社を作って業界進出しよう!と決めました。
ー実際、どのくらいまで仕事をお任せしてるんですか?
ほとんど任せますよ。何なら2年後にはライコンも誰かに引き継いでもらいたいと考えています。今回の介護事業は業務がある程度安定して、失敗しづらい状況になったら完全に任せようかと思っています。
ー末光さんが仕事を任せる時に意識されていることは何ですか?
僕らの強みって起業経験とその成功ノウハウなんです。企業設立には7回かかわってますし、成功も失敗もたくさん経験してきました。なので、ある程度どうやったら失敗するか、どうやったらうまくいくか分かるんです。もちろん、失敗すること自体はすごく大事なんですけど、失敗したらダメな部分もあるわけじゃないですか。その一つが例えばスタートなんですよね。だから、最初の土台作りは僕が手本を見せようという意識でやってます。
ーなるほど、確かに最初で転んだら先の経験ができないですよね…。
そうなんです。売り上げが立ってない状況での失敗は自走できなくなりますから。あと、僕たちの目標がグループ会社内で転職をグループ内で完結させることなので、そもそも新規事業立ち上げとバックオフィスが本職っていうのも理由です。
ー社内での評価はどのように決められるんですか?
自社に対して何をやったか、どのように動いたかを評価しています。他社に比べると現場評価は低いですね。お給料も言い値で決めてます。
ー言い値ですか?!
そうですね。3か月に1回有志を募って、将来の目標やそれに向けて今どう動いているかをプレゼンしてもらいそれで交渉してます。
ー社内の雰囲気はどんな感じですか?
殺伐としてる時もあれば意気揚々としてる時もあります。現場で働くだけでなく、自分たちが会社のために何をやれるかで評価されるので、良くも悪くも厳しいです。ただ、社員同士はとても仲がいいです!今はご時世的に難しいですが、社員同士でよく飲みに行ったりスポッチャ行ったり、オンラインゲームをしたり、みんなで事務所を改装したりしてます。
ー最後に、この記事を読んでいる読者の方にメッセージをお願いします!
ライコンは、現実と向き合わされる会社です。現実と向き合うのはもちろんしんどいですが、そこには向き合った人にしかわからない面白さもあります。迷っている方は、ぜひ一度お話してみませんか?僕たちは、あなたたちと必ず真摯に向き合います!