今回のストーリーではKDDIエボルバのエンジニア採用を転職者側と採用側の目線を両方から前編・後編に分けてお届けします。双方のエピソードから、“理想の転職”を成功させる極意を探ります。
活動わずか1ヶ月の間に、メーカー常駐のネットワークエンジニアから大手通信キャリアで大規模案件を扱う上流工程へキャリアを運んだ株式会社KDDIエボルバの田鎖翔さん。
「転職活動中は1社のみしか応募しませんでした。と言うのも前職が忙し過ぎて時間がなかったんです。面接でも自分がやりたいことを正直に伝えただけでした」と謙遜する田鎖さん。
KDDIエボルバ一択の転職活動の中で、田鎖さんは何を考え、どのようにして現在のご活躍に繋げているのかインビューしていきたいと思います。
【プロフィール】 田鎖翔さん/ 2011年に新卒でエンジニア派遣会社に就職。大手メーカーへ派遣され、エンタープライズネットワークの設計・構築・運用業務に従事。2018年7月にKDDIエボルバに転職。KDDIに常駐し、中央省庁を担当する部門でSE業務を担う。プロジェクトリーダーとして設計・構築・プリセールスの対応を行っている。
スキルアップを目指して転職を希望した
KDDIエボルバはKDDIの100%子会社。受注する案件の多くはKDDI関連で、コールセンターを中心としたBPO事業やITソリューション事業を展開しています。特に、ITソリューション事業では、国内最大級を誇るKDDIの通信インフラや大規模システムを扱っています。
そんなKDDIエボルバに中途入社し、KDDIに常駐しながら中央省庁向けのSE業務でプロジェクトリーダーとして活躍するインフラエンジニアの田鎖さんのキャリアについてまずはお話をうかがってみました。
――前職ではどのようなお仕事をしていたのでしょうか?
田鎖さん「KDDIエボルバの前は、大手メーカーに常在する中で、ネットワーク機器の設定などで手を動かす仕事をしていました。前の職場には7年間お世話になり、多くのスキルを身につけることができました。それと同時に、一通りの業務で自信を持てるようになった頃、“もっと上流工程を経験してみたい”という思いを持つようになったんです。そこで転職を考え始めました。」
――前職からIT関連のお仕事をされていて、スキルを持った状態での転職活動だったんですね。具体的にどのように転職活動行いましたか?
田鎖さん「転職を考えた時に真っ先に思いついたのが通信キャリアでした。そこで通信キャリアについて調べてみると、すぐにKDDIエボルバのホームページを見つけたんです。ホームページを見てみるとエンジニアの募集をしていることがわかり、すぐに応募しました。なので、選考に臨んだのはKDDIエボルバだけだったんです。」
――1社しか受けていないんですね!
田鎖さん「そうなんです。というのも、前職では残業が月100時間、土日勤務もあるほど忙し過ぎて、それと並んで転職活動をするなんて現実的に1社しか無理でした……」
――転職活動でもやはりネックになるのが、仕事との両立ですよね。田鎖さんはいくつかある通信キャリアの中で、KDDIグループを真っ先に選ばれていますが、どのような思いからでしょうか。
田鎖さん「前職の大手メーカーで使っていたネットワークのメインキャリアがKDDIだったんです。なので、知識もあり転職もスムーズに進むと考えて、KDDIグループが自然と第一志望になりました。と言っても、日本全国に広く自前のインターネット回線の設備を持つのはNTTとKDDIだけですから、最初から選択肢はかなり少ないんですけどね(笑)」
――選択肢が少ないとはいえ、お忙しい中での転職活動だったと思いますが、諦めずに転職活動を行えたのはなぜでしょうか。
田鎖さん「前の職場に大きな不満はなかったのですが、自分ができることだけをやり続けていくことに違和感を持ちました。自分の中でステップアップしたいという思いがかなり強くなっていたんだと思います。そんな思いが原動力となって忙しい中でも何とか頑張れましたね。実際、スキルには自信がありましたし、自分が周りからどう評価されるかも気になっていたので、転職活動自体はワクワクの方が大きかった気がします。」
本音で話すことができた面接の環境
――お忙しい中での転職活動に向けてどんな準備をしましたか?
田鎖さん「職務経歴書に関しては具体的な数字を入れながら経験を端的にまとめました。なんとなく抽象的に伝えるのではなくて、データがある方がいいのかなと思ったんです。そのデータを元に、面接で質問された時はより具体的に話そうと考え、想定質問への回答を準備しておきました。」
――外からの評価が気になっていたということですが、面接での反応はいかがでしたか?
田鎖さん「良く評価していただいたように思います。前職で担当していたエンタープライズネットワークが世界各地に数万教典ある大規模なものだったので、そこを評価された時は報われた気持ちもあって素直に嬉しかったです。あとは、一次面接を担当してくれた後の上司が、コミュニケーション力を褒めてくれたことも嬉しかったです。もともと人とのコミュニケーションは好きでしたし、面接でも会話で困りはしませんでしたね。」
――面接の中で印象的だったことはありますか。
田鎖さん「入社することになった場合、どのような仕事をするのか具体的に聞くことができたのは印象的です。面接担当者も素直に、入社後にアサインされる仕事のイメージを話してくれて、“おそらく、官公庁や金融関係のお客様相手の仕事になるだろう”と教えてもらいました。これに対しては、厳しそうなイメージはありましたが、自分が望んでいたスキルアップができる思ったので、むしろ志望度が上がりましたね。」
―実際に仕事を始めてみて、面接時の話とギャップはありましたか。
田鎖さん「なかったですね。面接時の話のとおり、KDDIに常駐し、中央省庁向けのSE業務を担当しています。これまでに大きな案件を5つほど担当しましたが、国を相手にした大規模案件はKDDIのような大手だからできることだと思っています。特に国に関わる仕事のフロントに立てていることにやりがいを感じます。」
――希望していた上流工程に携われているのですね。スキルアップの実感はいかがですか?
田鎖さん「プロジェクトリーダーとしてチームをまとめながら働くことができる環境に感謝しています。お客様とも直接やり取りしていますが、相手からの技術的な問いにすばやく答えられないと、競合が入ってくる余地も生まれてしまいます。なので技術力もコミュニケーション力も問われていることを痛感する日々ですし、成長できる環境だと強く感じます。」
――前職ではスキルアップを目指し、転職を志した田鎖さんですが、今後の目標はありますか。
田鎖さん「いずれはネットワークエンジニアとしてコンサルティングもやってみたいです。今よりももっと幅広い知識が求められるはずなので、サーバーやセキュリティの勉強も少し始めています。」
――社内にコンサルティングのポジションもあるのですか。
「いや、実は今は社内にはないんですよ。でも面接時にそういう話もフラットにさせてもらいました。
面接で聞かれる“やりたいこと”っていうのが、“今、KDDIエボルバに入ったら”ということだけに限らないんです
エンジニア個人のキャリアビジョンを、今ある既存のポジションにあてはめるだけでなく、新たなポジションの創出なども含めて一緒に考えてくれるのもこの会社のいいところだと思っています」
〜 取材を通じて 〜
田鎖さんが転職活動を志したのは“スキルアップ”をしたいから。
その思いを持ってKDDIエボルバに転職した田鎖さんですが、現在の環境に対してとてもポジティブなイメージを持っていることが伝わってくるインタビューでした。
面接時に、自信が持っている将来もイメージとKDDIエボルバのイメージを比べて判断できるような仕組みになっているのは、転職者にとっても嬉しいものです。
どのような考えからKDDIエボルバの採用が行われているのか。
次回は、KDDIエボルバの採用担当者にお話をお伺いしていきます。
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