【2023/02/10 掲載】
こちらは「候補者と企業とのより良いコミュニケーション」をテーマにした採用に関する企業横断採用ブログリレーの8日目の記事です。こんにちは、ジャストインケースグループの管理部HRBPの橋爪です。今回は私なりの「ビジョンを体現した候補者の方とのコミュニケーション方法」についてお話します。
はじめに:「助け合う組織」を作りたい
ジャストインケースグループは、”toC(少額短期保険事業)・toB(joinsure)SaaS事業“を展開しています。ビジョンは「助けられ、助ける喜びを、すべての人へ。」。「助け合う」というメッセージは顧客だけに向けたものではなく、社内メンバー・候補者の方(以下、候補者)等すべてのステークホルダーに対して“助け合う世界を作ること”を目指しています。採用領域における「助け合う」とは何かを改めて考えたところ、大きく2つのテーマに絞りました。
私の理想の採用担当は、候補者に寄り添う「応援型の採用担当」です。今回は上記2つのなかでも「②候補者と助け合う」を実現する「応援型の採用担当」になった経緯&気をつけていることをお伝えします。
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「応援型の採用担当」になったきっかけ
1社目の営業職では売上獲得を目標に、飛び込み・電話営業を1日中行っていました。続く2社目では人材紹介エージェントに転職。エージェント1年目は「とにかく自分の売上を上げよう」と、そのことだけしか考えていませんでした。しかし、エージェント2年目で私が担当した方が早期退職されたことを知り「エージェントが半ば強引に入社させてしまったことは、果たして最適解だったのか?」と自問自答。もちろん、答えは「No」でした。自身が担当する紹介企業へご入社いただけると売上が上がる収益構造になっていますが、この出来事を境に候補者との関わり方を「紹介先企業でも、他社でもどちらでも良いですよ」というスタンスに変えていきました。それからは、求職者の最適解を一緒に突き詰めることによって、自分自身でも以前より仕事が楽しくなったように感じます。就職は人生が左右されることが多く「大きな決断の1つ」。だからこそ候補者にとって“最良の選択”ができるよう、“候補者の意思決定を一番に重要視する「応援型の採用担当」”を目指すようになりました。
そして、私がジャストインケースグループに入社した理由の1つでもありますが、当社の人事チームは「候補者に寄り添う採用活動」を行っていました。まさにビジョンの「助け合う」を体現するチームだなと。(入社後もギャップはありません。)下記からは、応援型の採用担当として気をつけているポイントを3つ挙げます。
ポイント①:小まめに連絡をとる
(例)「候補者と連絡が途絶える期間」
・「候補者による書類提出」→「書類選考結果まで」
・「◯次面接」→「選考結果まで」
まず「候補者との最終連絡日から間をあけない」よう意識しています。これもエージェント時代に培ったナレッジです。小まめな連絡が必要な理由は「候補者自ら転職活動を進めてしまう」から。加えて、中途採用の「内定〜内定承諾の返答期日は短く設定する企業が多く」見受けられます。それにより、連絡を放置するといつの間にか候補者の就職先が決まってしまう事がよくありました。特に「候補者と連絡が途絶える期間」が上記の2つ。そこで最後に連絡してから、次に連絡するまでの間があかないよう現在も努めています。
ポイント②:会社の良さも悪さも伝えきる
候補者が選考通過できるよう候補者にとって“有益な情報提供”を心がけています。「採用側としてジャッジする」という考えではなく、候補者を応援する側として自社のウィークポイントも曝け出し、リアルで質の高い情報をお伝えします。これは「入社後のミスマッチを防ぐ」ことにも繋がります。保険業界を懸念する候補者には「業界・プロダクト・事業領域が面白い!と感じてもらうにはどうしたらいいか?」を考えながら業界の良さをアピールしています。
ポイント③:候補者とのコミュニケーションは“対面 or 電話”で実施する
合否連絡はテキストで実施しますが、候補者の他社進捗・当社に対する意向確認等はすべて“対面 or 電話”で行っています。私が入社してから、合否連絡以外の連絡をメールでしたことは恐らくありません。理由は、メール等のテキストコミュニケーションは、相互理解が難しいため。根底には「候補者の生の気持ちをキャッチアップし、最善の方法を選んで欲しい」という想いがあります。
補足:当社の選考について
当社の選考は上記のように進みます。なかでも最難関は、“書類選考”。直近の通過率は約10%・高い場合でも20%未満です。会社や時期により変動しますが、一般的な転職活動における書類選考通過率は「約30%〜50%」。当社は、シリーズBのスタートアップには珍しい“厳選な審査”が行われていると言えます。そういった背景も含め、カジュアル面談以降は“候補者を応援する立場”を徹底しています。例えば、カジュアル面談では候補者の良いところを掴んだ上で、「次回は〇〇な面接官のため、××を質問されると予想されます。ご準備して臨まれると有意義な時間になると思います!」とお伝えします。
最終的にご縁がなかった方も、未来ではご縁があるかもしれません。また、当社サービスを利用・応援してくれる「ファン」になってくれるかもしれません。そういった意味でも応援型の採用担当を理想に掲げ日々取り組んでいます。個人的な話になるかもしれませんが、他社へ入社された候補者と意気投合しご飯に行ったこともあります。応援型の担当者だから実現できたことかなと今では感じています。
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さいごに
ここで述べた見解はあくまで私の考えです。ビジョンの「助け合い」と今回の企業横断採用ブログリレーのテーマを繋げて書いてしまった部分もあるかもしれません。しかし、これらはすべて「自分がジャストインケースグループに入社した理由」になります。少しでも会社の良さが伝わると嬉しいです。私はこれからも応援型の採用担当として、会社・現場・候補者を支え、助け合うコミュニケーションをとっていきます!最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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