ジュニで実際に実施した、若手(新卒〜3年目想定)ディレクターのための制作ディレクションスキル講座。第3回は「アイデアの練り方」です。
企画提案で最も大事になるアイデア。ジュニはディレクターやプランナーに限らず、メンバー全員がアイデア出しの当事者になります。良いアイデアであれば職種関係なく即採用されるのがジュニの社風です。
今回はそんなカルチャーのあるジュニのアイデアの練り方5つを紹介します!
1、アイデア脳トレ
アイデアの発想法も勉強や筋トレと同じように、日々鍛えることが大切です。毎日の積み重ねの中で、アイデアの幅が広がり、スムーズに発想ができるようになります!
その方法はとってもシンプル。
生活の中や情報収集で目にするものに対して
「もっと○○なら面白い」「何でこれは面白いんだろう?」と興味を持って分析をする癖をつけることが大切です。
そして、面白かったこと、参考になったことはメモに残すように習慣をつけましょう。
ツールは様々ありますが例えば…
・手帳に書く
・スマホのメモ機能でメモをする
・ブログやnoteに感想記事として残す
・Slackで自分宛にメモをする
・google keepにメモをする
・Evernoteでメモをする
どの方法が一番自分に合っているか試してみましょう!
それと同時に、日頃から情報のインプットを心がけましょう。
インプットの媒体は人それぞれ。
Webのニュースソースから雑誌まで、アイデアに関連する内容や、興味を持てるものを定期的にインプットするようにしましょう。
そうすることで、発想の引き出しを増やすことができます。
2、先に流れと箱を作っておく
提案することは決まっているけど、アイデアが思いつかない!そんな時は
先に資料を作ってしまい、アイデアが入る場所を用意しておくやり方がおすすめです。
最終的にはそのアイデアを相手に説明して、それが相手にとって良いと思ってもらう必要があります。悶々とアイデアを考えるのではなく、頭の整理のためにも先に資料に向かい、流れをつくりましょう。
まずはアイデアのキーワードを見つけたり、テーマを設定してみます。
次に資料には、何のための、誰のための施策で、そのアイデアを実行することによって、どのような結果が得られるかの流れを書き、アイデア部分だけを空白に。
そうすることで、アイデアも自然とその流れに沿ったものが出やすくなります。
3、アイデアラッシュ
思いついたアイデアをとにかく沢山書き出してみるものも大事です。
アイデアのキーワードやテーマから外れなければどんなアイデアでもOKです。明らかに方向性に合わないものは後から消せば良いので自由に書き出してみましょう!
例えばそれがコンテンツの企画案だとしたら
コンテンツの特性やキラーワード(相手にとって、強く印象に残るワード)、登場人物やキャラクター、色や形から連想するものを書き出して案に落としていきます。
また、書き出した関連キーワードと別のワードを自由に組み合わせればアイデアが広がります!関連キーワード × ○○(季節、イベント、家電、最新技術…など)
4、違う人の目線に立ってみたり、自分の個性を活かしてみる
違う視点からのアプローチも新たな発見につながります。
違う人の目線に立ってみる
例えば、アイデアを提案する相手の目線に立ってみたり、コンテンツ企画の提案ならファンの目線や登場人物の目線など、様々な視点に立ってみると新たな発見や発想があるかもしれません。
自分の個性を活かす
自分自身を少し遠くから俯瞰して見てみましょう。自分の個性・キャラクター性が強調できるところはどこでしょうか?個性を強調した自分をイメージしてアイデアを出してみると、さらにもうひとつアイデアが多く出せるかもしれません。
5、アイデアをマインドマップやグリッドでさらに広げる
アイデアラッシュや違う目線に立って出した複数のアイデアは、それぞれの関連性が見えづらくまとめにくい場合があります。マインドマップやグリッドを使えばそれらを関連づけたり、さらにアイデアを発展させることができます。
やり方は、中心にアイデアやキーワード、コンセプトなどを置いて、そこから連想するように関連ワードを広げていきます。ワード同士を組み合わせることで新たなアイデアをつくり出せます。
△マインドマップの例
まとめ
今回は5つのアイデアの練り方を紹介しました
1、アイデア脳トレ
2、先に流れと箱を作っておく
3、アイデアラッシュ
4、違う人の目線に立つ、自分の個性を活かしてみる
5、アイデアをマインドマップやグリッドでさらに広げる
アイデアの練り方も様々ありますが
「1、アイデア脳トレ」のように、日頃のインプットとアウトプットがアイデアの精度とスピードにつながります。
ジュニのメンバーのアイデアのつくり方も、人それぞれですが、メンバーに共通するのは各自が日々情報収集をして、メモを取り、どこが良いのか、もっと良くできるのではないかと分析をしている点です。
ぜひアイデア脳トレと共に、アイデアラッシュなどでアイデアを生み出し、マインドマップやグリッドを使って発展させてみてください!