はじめまして。日本システム技研のかみじょうと申します。
弊社には中途採用で入社したため、今回は入社後にいいなと感じたことを書いていきます。
リモートワーク
個人的にいいなと思う制度がリモートワークの全面採用です。会社に出社することが大事という文化を経て入社したため新鮮でした。
弊社の運用は
上長の許可を得て使用しています。
ですが、厳格なジャッジではなく、
・台風が来るためリモートワーク
・電車が動かないためリモートワーク
・家族の面倒を見るためリモートワーク
・病気の症状は治まったけど感染するおそれがあるためリモートワーク
・前日遅かったためリモートワーク
・リモートワークしたいためリモートワーク
など、効率的に仕事をするためであれば許可の下りる運用だと感じています。
先日、事情により1週間以上もリモートワークをした方がいたものの、特に問題なく仕事を進めていました。
ほぼ自由に使って良い方針のMac
今までWindowsユーザであったため、Mac使いばかりの環境には不安がありました。また、どれだけ厳格に管理されるのかという不安もありました。
しかし、それは杞憂でした。内定時点からほぼ自由に使ってよい方針のMacBook Proが貸与されたため、早いうちにMacの環境に慣れることができました。また、スペックも上限のものが貸与され、ストレスなく作業を進められています。
自由に使って良いとのことなので、
・コミュニティイベントでもらうステッカーを貼る
・液晶に保護シールを貼る
などをしても、特に何も言われません。とはいえ、今はまだステッカーは控えめにしてあります。
中途であっても意見を聞いてもらえる
中途だからと遠慮することもあるのかなと思いましたが、むしろ1on1などの面談の場などで意見を求められることが多いです。
また、きちんとした意見であれば採用されます。入社後に無線LAN環境についていろいろと尋ねてみたところ、無線LAN環境改善の意見が採用され、現在進行中です。
何か作ると気軽にさわってもらえて反応がある
弊社にはモノを作るのが好きな方々が多く、社内で作ったものを使用・公開しています。
今回は「りんごを食べてるっぽい文章判定機」を社内向けに作った時のことをあげてみます。
弊社では、弊社で推しているPythonと親和性が高いこともあり、機械学習に取り組んでいます。
私も
・弊社で運営しているギークラボ長野(http://geeklab-nagano.com/)にて機械学習のイベントがあった
・弊社のまわりの人たちが機械学習で盛り上がっている
などに影響を受けて取り組むことにしました。
まずは興味がある分野から始めるのが良いだろうと思い、「りんごを食べてるっぽい文章判定機」を社内向けに作ることにしました。
作成方針としては、
・手元にある自由に使えるデータ6,000件を活用する
・最初なので、データ量の少なさは諦める
・最初なので、扱いやすそうなCharacter-level CNNやdoc2vecで実装する
・せっかくなので、Webアプリにする(Python製のWebフレームワークBottleを使う)
・せっかくなので、Herokuにデプロイする
・さくっと作れる範囲にする (データ準備・実装・学習・公開まで、数時間程度)
としました。この中でも、さくっと作るのが一番の条件でした。機械学習は敷居が高いと思われてしまうと、後に続く人がいなくなるおそれがあるためです。
そのため、データの前処理やモデルのパラメータチューニングには時間をかけず、それなりの精度のものを社内に公開してみました。
その結果、
・社内では想定外のデータの入力があり、それについては思わぬ判定が出た
・社内Slackの機械学習チャンネルにメンバーが増えた
などの良い反応がありました。
また、社内に公開したこともあり、今後は社内のクラウド環境を利用しても良くなりました。このあたりのフットワークの軽さも新鮮でした。
なお、今回この記事を書くにあたり以下のURLで公開しました。気になる方はさわってみてください。ただ、何もチューニングしていないため、一度に複数のアクセスがあるとアプリが落ちるなどの不安定さはありますが...
りんごを食べてるっぽい文章判定機(character-level CNN)
このような感じの日々を過ごしています。