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ミャンマーを愛した私が、施工管理になった理由

海外に興味を持った学生時代

-- 大学で国際政治を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
幼少期に親の仕事の関係で短期間海外で過ごしたことが大きかったと思います。幼いながら「海外って楽しいな」という気持ちがありました。
大学では東南アジア関係のゼミに入りました。

-- 何故そのゼミを選んだんですか?
自分の趣味と合致したからです。というのも私自身乗り物が好きで。
ゼミのメインテーマである「国際開発協力」と乗り物に深い関係がある事を知って選びました。
東南アジア圏は日本製の乗り物が新車・中古車を問わず多く走っており、
その背景には何があるのかを調べ、学びたいと思ったからです。

-- 確かに日本車が走っているイメージがあります!乗り物がお好きなんですね。
そうですね、昔から実体があるものが好きです。
動いている所を見て、迫力を感じられるところに魅力を感じます!写真を
撮るのも好きで、撮った写真を現像して形に残せるのも一つ好きな理由です。
そこで東南アジアの中でもミャンマーという国にドハマりしたんです。

-- 何故ミャンマーにハマったんですか!?
ミャンマーにいる人の優しさと異国情緒あふれる感じがツボでした。
本当に様々な文化が混ざり合っている国なんです。
街中では仏教の建築物が目立っていますし、イギリス植民地時代の建築物も残っています。

-- 興味深い国ですね!
初めてゼミで訪れた時はヤンゴンに行きましたが、他の都市にも非常に興味を持ちました。
そこから2020年まで毎年一回以上ミャンマーに行っていました。笑

ミャンマーを愛した大学院時代

-- 大学を卒業されてからはどのような流れで院に進んだんですか?
大学に入学した頃は院に行くつもりは無かったんです。
でも、学べば学ぶほどミャンマーをもっと知りたくなりました。
なので卒業後一年間は院に行くために勉強とバイトに注力しましたね。

-- 多くの方々との出会いがあったと思いますが、どうやって信頼関係を築いたんですか?
誠実に対応し続けること、ですね。自分の「知りたい!」という思いを純粋に伝える。
あとは自身の成果物を見せて本気の想いをみせる事が大切だったと思います。
そのために、過去の成果物をビルマ語に翻訳し準備する等、努力は惜しみませんでした。

-- やってきたことを形に残す意義がありますね。
そうですね。鉄道雑誌に私の論文を載せてもらうことも出来ました。
自身の好奇心が結果に繋がった大きな経験だっと思います。

-- それは凄いですね!掲載まではどのような経緯があったんですか?
ダメ元で自分の成果物と写真を送ってみたのが始まりです。
そしたら向こうの編集者さんから「是非うちで掲載させて欲しい」という連絡が来まして…。
念願の掲載デビューを果たしました!

-- そんな中でワットコンサルティングを選んだ理由は何でしょうか?
一番はやはり研修の充実度ですね。
二か月間、給与を貰いながら同期と共に勉強が出来る点に魅力を感じました。

-- 同期の存在はどう研修に影響しましたか?
共に学ぶことでモチベーションが上がりましたね。
また、同じ内容を学んでも別の視点からの考えを共有してくれるのは有難かったです。
だからこそ私自身も学びを広げていこうと思っていました。

-- お話を伺っていて学びに対して非常に積極的に思えるのですが、何故ですか?
他の研修生と比べて、年齢が少し高い分「遅れを取り戻そう!」という意志は強かったと思います。
焦りもありましたが、それ以上に成果を残したいという想いが強かったです。

プロジェクトでの経験

-- 研修を経て実際のプロジェクトは如何でしたか?
最初の1年間は、ビルの耐震改修や集合住宅の外壁改修といったプロジェクトを転々としました。
1プロジェクトの工期は約1~2か月で、人手が足りていないプロジェクトへ数日派遣されることもあったので他と比べると特殊だったと思います。

-- そのスピード感に慣れるまで大変そうですね…。
実はそこまで大変ではありませんでした。
というのも会社自体は一緒なので同じメンバーで様々なプロジェクトを回ることもしばしばあったり。
人間関係も上手く構築出来ていたので1回は短くとも多くの経験が出来たのは良かったです。

-- それは良い事ですね!
ただ「改修業務」は、研修で習っていた「一から建物を作る」作業とは毛色が違う部分もありました。
改修ならではのイレギュラーな対応も多かったので最初は悩む時もありました。

--印象に残っている事を教えてください。
大変だったことは、去年の秋頃ですね。耐震補強関係のプロジェクトにいた時です。
改修の部材を建物に取り付ける際、作業をするスペースがとても狭くて、図面通りに工事が進まないことがよくあるんです。ただ私はまだ感覚を掴めていなかったのでめちゃくちゃに焦りました。
そんな中どうすれば良いかチームで考える中で、実作業に関われないジレンマも感じました。

-- というと?
私達施工管理は実際の作業には立ち入れないんです。
手を動かすのは職人さん達であり、その方たちを導くのが私達の仕事。
だからこそ職人さんたちが働きやすいように環境を整備し、段取りをすることが重要なんです。

-- 直接作業出来ない分もどかしいですね…。
そんな中、先輩方は様々なアイデアを出していて「私も、もっといい提案をしたい」と思いました。
もっと経験を積みたい」と感じたのもこの時です。

-- なんでそんなに向上心を持って作業出来たのですか?
一番は研修同様「遅れを取り戻したい」という想いが大きかったからだと思います。同い年でリーダーになる方が沢山いる中で、私も早く追いつきたいと思いました。だからこそ、すべてから学ぶ事を意識しています。

-- 素敵ですね、他には向上心をもって成長出来た経験はありますか?
資格取得がそれに当たると思います。「二級施工管理技士補」の取得に向けては過去10年分の過去問を解き、会社で用意されているEラーニングを使って勉強することで達成出来ました。

--10年分はなかなかですね…!
私自身とても心配症なので。笑 ただ研修の中でも資格取得はキャリアアップに繋がるし、
挑戦の為には不可欠な要素だと伺っていたので抜かりなく取り組むことが出来ました。

-- 次に資格を取得する予定はありますか?
次の派遣先でも活かせる資格だと思い、「二級施工管理技士」を取得しようと思っています。

-- ちなみに次のプロジェクト先はどこになるんですか?
次は大手建設会社に決まりました。

-- まさにキャリアアップですね。ご自身で臨んで着任することになったんですか?
勿論私自身も大手で働いてみたいという想いがありましたが、
今回は営業の方からの推薦が大きかったと思います。

-- 何故ご自身が推薦されたと思いますか?
1つは二級施工管理技士補を早い段階で取得できたから、
もう1つは自身の学びや成長をしっかり周りに見せることが出来たからだと思います。
自分自身の努力をしっかり評価してもらえたからこそ今に繋がっているのだと思います。

-- それは間違いないですね、今回インタビューさせて頂くにあたり増田さんのお人柄と貪欲に物事を吸収する姿勢を感じました。
ありがとうございます。これからも全力で仕事に取り組み、自分のできることを増やしていきたいです。

最後に

-- 今後の目標を教えてください。
まず、自身の今後の為にも一級建築施工管理技士の資格を取得したいと思います。
そして将来的にはミャンマーのゼネコンで働きお世話になった方々に恩返しするのが目標です。

-- ありがとうございます、では最後に一言お願いいたします!
目の前のことをしっかりやれば、遅れはいくらでも取り返せると思います。
今は手を差し伸べてくれる人が沢山いる時代です。
私自身そこに頼ることが出来たからからこそ今があると思います。
一歩踏み出せば新たな道が開かれるはずです!

--ありがとうございました!

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