こんにちは! 広報の伊藤です。
今回は、いつもとちょっと違う角度からiYellについてお伝えしたいなと思い、この記事のためだけにゲストをお呼びしました!
新規事業開発責任者、「ゴリラ」こと阿部さんです!
※なぜゴリラなのかは諸説ありまして…よかったら本人に聞いてみてください。きっと喜んで教えてくれると思います。
阿部さんは現在、窪田さん(社長です)肝いりの新規事業の立ち上げに携わっているのですが、
先日無事に、プレスリリースも発表されたので、プロジェクトのあれやこれやについてお聞きしてみようと思った次第です。
それでは阿部さん、よろしくお願いいたします!
社長からの直電にドキドキ
伊藤:
阿部さんはずっと、「いえーる ダンドリ」(※)のディレクターをやってらっしゃいましたよね?
※住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」
阿部さん(以下、阿部):
そうですね、事業推進を任せていただいていました。
伊藤:
会社としては主力事業として注力していて、かなり伸びてきていると感じていたのですが、どんな経緯で新規事業の責任者になったんですか?
阿部:
社長から突然、電話がきたんです。といっても、iYellでは日常的なことですけどね。そこでいきなり新規事業の話をされたのですが、「やっぱり、阿部さんしかやれないと思うんだよね」と口説いてくるんです(笑)。で、10分も経たないうちに「僕がやったほうがいいかもしれないですね」と言ってしまっていて。きっと似たような経験がみんなにもあると思うのですが。
伊藤:
それはあるあるですね(笑)。ただ、ちょっとだけ補足すると、今回は会社にとってかなり大きなプロジェクトなので、人選もかなり慎重にして、信頼できる人に任せよう、ということで阿部さんに決めたそうです。
阿部:
となると、iYellに入る前に似たような経験をしてきた、という部分が大きかったのかなと。電話口でも、社長の並々ならぬ決意や覚悟が伝わってきて、なんかこう、武者震いというか、モチベーションがぐっと上がったのを覚えています。
現場の声を聞かないとわからないことって意外と多い
伊藤:
せっかくの機会なので、サービスについても詳しく教えていただけますか?
阿部:
もちろんです! 静岡銀行様とのプロジェクトで、サービス名は「建てピタ しずおか」(以下、建てピタ)といいます。ひとことでいうと、住宅を建てようと考えているお客様からご予算や住宅ローンのご相談をいただき、ご予算とご希望にマッチした工務店をご紹介するオンラインサービスです。
わかりやすくするために、「建てピタ しずおか」でどのような課題を解決できるのかを、ちょっと整理してみました。
<お客様>
課題
自分がいくらの家を建てられるのかわからない状態で家を決めてしまうことが多く、予算が合わずに工務店や家選びを最初からやり直さなくてはならないことも。
建てピタがあれば…
住宅ローンをいくらくらい借りられるのか(=いくらくらいの家を建てられるのか)がわかる。予算や希望に沿った工務店を紹介してもらえる。
<工務店、ハウスメーカー>
課題
購入意思の低いお客様への対応に、時間やリソースが取られてしまう。
建てピタがあれば…
「家を建てたい」という明確な意思を持ったお客様を紹介してもらえる。
<金融機関>
課題
購入意思の高いお客様との接点を増やしたい。
建てピタがあれば…
住宅購入意思が高く、かつ、審査基準をクリアできる可能性の高いお客様との接点を増やせる。
伊藤:
なるほど…! お客様、工務店、金融機関、すべての人にとってメリットがあるサービスというわけですね。
阿部:
さすが伊藤さん! ダンドリと同じ「三方良し」のサービスなんです。建てピタの場合は、to C(個人のお客様)とto B(工務店、金融機関)の両方のバランスが大切だと考えています。
伊藤:
どちらも大事にしたい…となると、むずかしいですよね。むずかしいといえば、サービス開発をする中でむずかしいこと、たいへんなことってありますか?
阿部:
今回のプロジェクトでわかったのは、事件はやっぱり現場で起きているんだということですね。
伊藤:
…!?
阿部:
ごめんなさい、わかりづらかったですね(笑)。僕たちが想定していた課題やニーズと現場のリアルは違う、ということを言いたかったんです。
サービスを設計した当初は、家を建てることに少しでも関心があるお客様を、とにかくたくさん工務店さんにご紹介すれば喜んでもらえると思っていたんですよね。でも、実際に話を聞いてみると、そうではなかったんです。
家を建てる場合、「家を建ててみたいな」というふんわりとした興味を持ってから、実際に契約するまでには、かなりの距離があります。では、工務店さんにとってお客様になるのはどんな状況の方か? それはもちろん、家を建てることを具体的に検討していたり、計画を立て始めている方ですよね。
じゃあ、どうしたらいいか? 家を建てることをぼんやりと考え始めた段階でご紹介するのでは、意味がありません。お客様の考えが「〇〇という家を」「このくらいの予算で」「◯年◯月までに建てたい」、だから「〇〇工務店さんに相談したい」という段階に到達するまで、しっかりと並走し、サポートしてこそ、サービスとしての価値が生まれるんだ、と気づいたんです。そこで、サービス設計をイチからやり直すことにしました。
伊藤:
たいへんそうではありますが…みんなに幸せになってもらうには、そこはやるべきですね。
阿部:
そうですね。それに、こんなふうに走りながら考えて、いろいろ変わっていくのが、僕は嫌いじゃないんです。ここがまさに新規事業の醍醐味だと思ってますし、正直なところ、かなり楽しんでやらせていただいてます。
社員を大切にする会社だからこそ、新規事業がやりやすい!?
伊藤:
「建てピタ」の開発は、少数精鋭のメンバーで進めてるんですよね。
阿部:
そうですね。少数精鋭の理由は、新規事業だから、ベンチャーだから、というのがひとつ。もうひとつ、「少数でもできちゃうから」というのが一番大きいんじゃないかと、僕個人としては思ってるんです。
新規事業をやるときって、いろんな部署から横断的にメンバーを集めてきますよね。そこで問題になるのが、誰と誰を組ませるか。相性が合わない人同士が組んでしまうと、進むものも進まないですからね。でもiYellの場合、こうした問題は起こり得ない。誰と誰が組んでも相性がいいから、すぐにチームとして走り出せるんです。
それはなぜか? と考えてみると、みんなが「iYellists」だからなんですね。みんなが仲間のことを考えて、仲間のために動ける。だから、誰と何をやっても上手くいくんじゃないかなと。
伊藤:
たしかに…! 委員会やプロジェクト(文化をつくるために必要なことを企画・実行する)で初めてのメンバーと一緒になっても、上手くいくし、めちゃくちゃ楽しめちゃう。よく考えると、すごいことですよね。
阿部:
なかなかないですよね。もうひとつ、相談できる人や助けてくれる人がたくさんいるというのも大きいと思います。
どんな事業やプロジェクトも、多かれ少なかれ、壁にぶつかりますよね。そんなとき、窪田さんに直接、相談できるのは本当にありがたい。窪田さんとみんなで丁寧に確認しあいながら進めることで、正しい方向に向かっていると思えますから。
ちなみに、相談したり、助け合えるのは社内に限ったことではないのも、iYellのすごいところなのかなと。たとえば、何かで困っていることを社内で伝えると、お力添えいただけそうな企業様とすぐにつないでくれて、紹介いただいた企業様に助けていただいた、ということがよくあるじゃないですか。
こんなことができるのは、iYellのメンバー全員が、仕事に真摯に向き合い、関わる人すべてを大事にしてきたことの積み重ねがあるからなんじゃないかと思ってます。
伊藤:
すごくよくわかります。「人を大切にする」と言っていますが、ここでいう「人」は仲間だけじゃなく、関わる人すべてなんですよね。
阿部:
そう、だからこそ、お客様からも応援してもらえるのかなと。こういうご縁がつながっていくっていいですよね。iYellならではの強み、いや、財産といってもいいんじゃないかなと思います。
伊藤:
ご縁がつながって、幸せの和が広がって…素敵です!
阿部:
ですよね。今やっているプロジェクトはメンバーにも恵まれていて、これもご縁だなと感じてます。さきほども言ったとおり、サービス設計をやり直すなど、かなり変化が多いプロジェクトにも関わらず、弱音を吐いたりとかは一切なくて。現状や起きた出来事に対して、「じゃあ、どうやったら上手くいくんだろう」と未来のことを一緒に考えてくれるんです。
サービスリリースまでの道のりはまだまだ長いですが、みんなと一緒ならきっと成功させられると信じています。そして、ダンドリに負けないくらい大きなサービスに成長させたいですね。
伊藤:
それは楽しみです! サービスが完成したら、ぜひまた、お話を聞かせてくださいね。今日はありがとうございました!
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