今回はアルムナイ対談ということで、一度イタンジを退職したものの再び戻ってきてくれた、いわゆる出戻り組の2名が登場です。
立場も経緯もばらばらな二人ですが、「イタンジに戻ってきたい」と思えた背景には共通点もあるようで……? 外の世界を見てきたからこそわかる、イタンジのカルチャーや魅力について語ってもらいます!
永嶋 章弘(Akihiro Nagashima)イタンジ株式会社執行役員 OHEYAGO事業責任者
2014年3月にイタンジ創業メンバーとしてジョイン。2016年8月に退職し、株式会社メルカリにてプロデューサーとしてあれやこれやに従事。2018年11月にイタンジへ戻り、執行役員に就任。
石見 淳太郎(Juntaro Iwami)カスタマーサクセス 関東エンタープライズチーム
2019年6月に、インターンとしてイタンジにジョインし、2020年1月末に大学卒業を期に退職。4月に新卒入社した外資系不動産サービス会社を8月中旬に退職し、イタンジに入社。現在は、関東エンタープライズ向けのカスタマーサクセスを担当。
戻りやすい雰囲気の理由は、「コトにあたるカルチャーがあるから」
− イタンジを離れようと思った理由と、戻るまでの経緯を教えてください。
永嶋「私の場合、新卒でニフティに入社し、イタンジは2社目でした。約2年半務めましたが、幾度となく廃業の危機も感じる中で、今後のキャリアプランにも思いを馳せ、他社でキャリアを積んだほうがよいという結論に至りました。戻ってきたのは、イタンジがGA technologiesと合併することになった際に、代表の野口と現VPoEの福崎に『戻ってこないか』と声をかけてもらったからです。GA technologiesとの合併で経営基盤も変わりますし、イタンジというまだ成長期にある会社に戻ることにより、事業全体を見ることができることは魅力だと感じました」
石見「自分は大学生のときから不動産業界を志望していて、不動産業界における“市場価値の高い人間” をめざすべく戦略的に就職活動をしていました。内定をいただけた外資系不動産サービス会社は、外資系だけに不動産×グローバルに強みのある会社。であればインターンは、“不動産×IT” の分野で挑戦したいと考え、その代表格であるイタンジにジョインし、主体的に働きながらさまざまなことを学ばせていただきました。
イタンジを卒業して外資系不動産サービス会社に入社したあと、もちろんそちらもすばらしい職場ではあったのですが、新卒1年目である自分が自ら手を動かして新しいプロジェクトを動かす機会は多いとはいえず、イタンジを恋しく思う自分もいました。イタンジに関するさまざまなニュースが自身のSNSに流れてきたり、社員の方と連絡を取り合うことも多かったので、ずっと気になっていて。8月に思い切ってイタンジに戻ることを決めました」
− なんだか“元カノと復縁”するかのようなエピソードですね……! 一度やめているという手前、戻りにくさ、気まずさは感じませんでしたか? もちろん、イタンジではアルムナイの復帰は大歓迎しているのですが、お二人の主観的にはどうだったのか気になります。
石見「個人的にはなかったですね。改めて採用面接を受けたので、野口さんに面接に落とされたらどうしようという多少の不安くらいです。イタンジは“ヒト”ではなく“コト”にあたる文化なので、出戻りだからどうこうという心配はありませんでした」
永嶋「それは私も同じですね。イタンジでフォーカスしているのは、『どういうアウトプットが出せて、どう事業を進められるか』。“一度辞めた” とかは特に関係ないという雰囲気があります」
石見「逆に言うと、アルムナイなら誰でもウェルカムということではなく、その時のイタンジに必要な人材であれば、受け入れてくれるのかなと思います。そして、言い出した次の瞬間には仕事を振られる気がします。」
イタンジの最大の特徴は「責任と自由」が大きいこと
− 外に出たからこそ思う、イタンジの特徴はありますか?
永嶋「さっき石見くんが『辞めたあともイタンジのことが気になっていた』と言っていたけど、イタンジの外に出ると、やっぱりイタンジの自由さが恋しくなりますね。まわりの話を聞いていても、独特な文化がある会社には出戻りメンバーが多いみたいなんです。イタンジの場合は、とにかく自由。そしてその分の責任がある。これだけの裁量を渡されて、自分で頭を使って汗をかいて事業を動かした経験を一度でもしてしまうと、なかなか大企業などで一つの役割を淡々とこなすというのは、生きた心地がしないのではないかと思いますね。もちろん、適性や性格にもよりますが」
石見「そうですね。自分も元からこのような志向だったわけでなく、イタンジで8カ月間のびのびとインターンさせていただいたおかげで、もっと自分自身で新しいものを立ち上げて事業を推進していきたい! という想いをもつようになった気がします」
永嶋「そういう意味では、ちょっと麻薬的なんですよね。自由と責任が大きいというのは」
石見「イタンジも規模が変化していて、部署によってはだいぶ組織化してきている部分もありますが、まだまだ会社全体では流動性が大きいので、自分の志向に合わせて “自由と責任” の大きさを選べる “おいしい時期” かなと思います。イタンジの自分からやりたいと手をあげた人には最後まで仕事を任せる文化、故かもしれませんね」
永嶋「たしかに。手をあげたらなんでもできるけど、やりたいと言わない人に対して『なんでやりたいって言わないんだ!』と熱意を強要するような文化はありませんね。会社って、人数が少ないほど創業メンバーの考え方や人柄みたいなものが反映されると思うんですが、イタンジの創業メンバーは一人ひとりの意思を尊重するタイプが多いから、こういう文化ができているのかも」
ミッションに正面から向き合うということ
− 他にもイタンジの好きなところがあれば教えてください。
石見「イタンジの行動指針に『それはクレイジーか?』というのがあって、僕はこれが好きですね。最初は『クレイジーなことをする』って意味がわからないなと思っていたのですが、最近思うところがあって。昔の常識と今の常識って違うじゃないですか。
なので、今の常識の世界で、次の常識の話をしたらクレイジーに見えるんですよね。イタンジはこれまでも、不動産業界の常識を少しずつ変革してきたと思います。だから今、イタンジが行なっている “クレイジーに見えること” は、それは “次の常識になるもの” なのかもしれません」
永嶋「私はやはり、イタンジのメンバーがみんな “コト” に向かっているところが好きですね。『テクノロジーで不動産取引をなめらかにする』というミッションに向けて愚直に努力を積み上げていると感じます」
石見「あとは部署間の垣根が低いところですね。できることを見つけたら、他部署のことにも手を出すことができる組織かなと思います。私はインターン時代、主にCloud Chintai (現ITANDI BB)に在籍していたのですが、OHEYAGOのインターンの仕事に手を挙げて働かせていただきました。まだまだベンチャーらしい流動性があると感じています」
− ありがとうございます!
イタンジに戻ってきて、離籍前を超えるバリューを発揮しているお二人。率直な意見を聞くことができ、聞き手にとっても考えることの多い有意義な時間でした。
イタンジは今、第二次創業期で急成長フェーズの真っ只中。たくさんの仲間を必要としています!
少しでもイタンジで働くことに興味をもってくださったら、ぜひカジュアル面談に足をお運びください。お待ちしております!