【はじめに】
IRODORIという会社は外から見たときにSESの企業であり、お客様先でのIT業務のみを生業としているように見えているかもしれません。SES事業は現在でもメインの事業ですが、2023年3月からは社内ラボを立ち上げて「ラボ型のIT事業(お客様とすり合わせを繰り返しながら業務を推進していく形態)」や「請負型のIT事業(将来的な仕様を定義してから完成に向けて業務を推進する形態)」、「SaaS事業(自社サービスの開発)」をはじめとした事業の基盤を作っています。
そんな社内ラボについてはIT業界を広く見ても一般的ではなく、SESやSIerといった企業からすると異色のチームです。そんな社内ラボの立ち上げの経緯から説明から伝えつつ、1つのチームとして開発ラボを紹介させてもらいます。
【社内ラボ立上げの背景/目的】
筆者(PMO担当・三代澤)については、6年ほど前にIT業界に入り、IT技術の多様さや多くの産業とITの関係性に魅了されてきました。その中で、IT業界における個々人の成長の限界や企業としての取り組みの限界について、様々な企業・個人と対話しながら向き合ってきました。そんな中で、社内でのラボ(研究所、研究室)という形で個人や企業の限界に向き合うような取り組みができるのではないかと思い、構想にまとめてきました。
社内ラボの推進メンバーと話し合いを重ねた結果、「2030年度のIRODORIの経営目標実現に向けて新規事業や新たなナレッジ、推進メンバーを育てるためのコミュニティであり続けること」がIRODORIとしての社内ラボの存在意義(存在が欠かせない理由)ではないかという考えに行きつきました。
あなたの転職活動でIT企業と対話する機会が多くあるかと思いますが、「キャリアアップできるのか」、「お客様先での仕事をこれからもずっと場所を変えながらやっていくべきか」、「収入を増やしていくことができるのか」などという疑問について、IRODORIの社内ラボが解決の糸口になるかもしれないので、記事を読み進めてもらえたら嬉しいです。
「開発チームのロードマップ(一部のみ抜粋)」
【①社内ラボの現在の取り組み】
現在は開発チーム、インフラチームが動いており、ユーザー支援チームも近日中に取り組みを開始しようとしています。
具体的な取り組みとして開発チームを例に挙げると、新規事業のSaaS事業における「IT資産管理システム」「飲食店向け注文システム」の開発を行っています。プロジェクトの企画から始まり、試行錯誤しながら2件の自社サービスの開発を並行して進めています。
若手メンバーについては、システム開発における設計・実装スキルの向上や、開発テスト領域でこれまでより1段高い専門的なタスクをこなせるようになるなど、スキルアップにつながっています。
「初期のワイヤーフレーム(一部抜粋)」
【②社内ラボの仲間】
記事のトップにウェブミーティングの写真がありますが、写真のようにタスク管理システムや開発中のシステムの画面を共有しながら議論したり、認識合わせをしています。現状ではSES事業でのプロジェクト対応を行いながら社内ラボを進めているため、なかなか忙しいですが、プロジェクト技術の話で盛り上がったり、雑談で笑ったりと濃い時間を過ごしています。(ときどき飲みに行きながら仲間同士の交流もしています。)
「イベント帰りに中華街でメンバーで食事」
毎月メンバーが増えつつ、取り組み内容が多角化していますが、細かな対話をグループごとに行いながら対話しやすい関係づくりやスキルアップも実現しています。社内ラボで対話しているメンバーが10月から大手企業のシステムの対応を依頼されるなど、社内ラボ関係者が顧客から高い評価を受けるケースが出始めました。
【③あなたが社内ラボに関わる可能性】
あなたが社内ラボに関心を持ったのであれば、IRODORIの面接で社内ラボについて説明させてもらえればと思います。社内ラボに関わりたいようであれば、SES事業でのプロジェクトに参画しながらとなりますが、現在のスキルに関係なく社内ラボに関わる機会を提供していきたいと考えています。
無理のないところから始めて、少しずつスキルアップを支援していくので安心してプロジェクトに関わることができます。ミーテイングを設けながら不明点や困りごとを話したり、雑談を交わしながら息抜きになるような会話もできるので悩みを抱え込まずに済むような環境も併せて提供していきます。
【おわりに】
この記事を通して社内ラボについて認識してもらい、面接であなたと社内ラボや将来のキャリアについてお話しできたら嬉しいです。
これからもwantedlyのストーリーで記事を書きながら社内ラボの紹介をしていくので是非ウォッチしてください。