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大手食品メーカーからベンチャー企業へ。迷うことなく転身を決めた「理由」とは?

今回、6月に中途入社し、キャリアアドバイザーとして勤務されている小木曽さんに大手食品メーカーからベンチャー企業であるirodasに入社した経緯についてインタビューをしてみました。

「働きやすさ」を重視していた就職活動

もともと食品業界に興味を持っていたのですか?


実を言うと、大学時代はあまり自分の将来のことをそこまで真剣に考えていなくて。


食品業界に絞って就職活動をしていたのも、もともと食べることが好きで、食に興味を持っていたこと、そして農学部出身で食に関する学びにも多く触れていたので、その知識を活かせるのではないかと思ったから。それに食品業界には安定していて条件の良い企業が多くてそれも魅力に感じていました。


いくつか内定をいただいた中で、大手食品会社への入社を決めた理由も、ズバリ「働きやすそう」と感じたから。「残業0時間」を打ち出し、年間を通じて残業は1時間程度。さらに年間休日は120日以上、有給消化率100%…そのワークライフバランスを重視した働き方を推奨している点も圧倒的な魅力を感じ、入社を決断しました。

徐々に大きくなる仕事への違和感

実際、入社されてみていかがでしたか?


確かに残業もほとんどなく、ライフワークバランスを実現しやすい環境ではあったと思います。でも入社2年目くらいには「この会社に合っていないかも…」という想いが強くなっていて、自分の仕事にやりがいを感じることが難しくなっていました。


というのも、入社前、世の中に美味しいものを提供する、飲食店で提供されるメニューをより美味しくすることが食品メーカーの仕事であり役割だというイメージを持っていたんです。


ところが実際は料理の味よりも「効率化する」ことを重視した商品が多く、時には手作りの味を提供する飲食店に、効率アップのために冷凍食品をお勧めする…なんてことも。もちろんその結果、「業務量が減った!」と喜ばれることも多かったので、必要とされている仕事だとは思いつつも、自分の価値観には合わないと感じる場面も多かったんです。


それが転職の理由になった?


実は、モヤモヤを感じつつも転職しようとまでは考えていませんでした。


でもウクライナ紛争によって食品原材料の価格が軒並み高騰。それに伴い、自社を含むほとんどの食品メーカーが自社製品の値上げに踏み切りました。


しかし、その一方で我々のお客様である飲食店や小売店は、自分たちの利益率を削ってでも、可能な限り消費者にお求めやすい価格で提供しようと奮闘している。自分たち食品メーカーは利益を確保するために容赦なく値上げをしているけれど、それによって消費者のために頑張る方々に不利益を被らせているのではないか、お客様の夢や挑戦の邪魔をしているのではないかと考えるようになってしまって…。


その現状を受け入れることができなくなってしまったんです。


大きく変わった「会社選び」のポイント

転職活動中、重視していたのはどんなことですか?


仕事にやりがいを感じることができるかどうか、そして自分の得意なことを活かせるかどうかという2点ですね。


就職活動中は、働きやすさや条件ばかりにとらわれていましたが、仕事内容や社風は二の次にしていたと思います。でもその結果、仕事にやりがいを感じることができなくて、前向きにもなれず、自分の成長を実感することもできない。やりがいをもって仕事に打ち込み、残業などもこなす友人たちを見ては「自分はこのままでいいのかな…」と悩むことも少なくありませんでした。


同じ失敗を繰り返さないためにも、自分の将来のことを考え、やりがいのある仕事で自分のスキルを成長させながら、楽しく働くことが大事だと考えるようになったんです。


irodasに出会ったきっかけは?


もともと人に何かを教えるとか伝えるということが好きで、友人たちからも「塾講師とか教師が向いているのでは?」と言われることも多かったので、初めは教員とか教育業界へ進むことも考えていました。


でも正直、自分はそんなに勉強が得意なわけでもないし、その得意ではない勉強を人に教えるっていうのはちょっと違うのではという気持ちもありました。


じゃあ誰かに何かを伝える・教えることができるうえに、自分の経験や知識も活かせる仕事って何だろう…と考えた時、自分の就職活動での失敗や、転職に至った経験を後に続く学生さんたちに伝えることができたら、自分の得意を活かしつつ、人の役にも立てるのかな…と。


それで人材業界にも目を向けるようになったのですが、その時、ふと目に留まったのがirodasの募集記事だったんです。


エントリーを決意した理由とは?


土日休みで、年収も悪くない…最初は「よさそうな条件の会社だな」と思って(笑)、興味を持ったのですが、詳しく事業内容をチェックしてみると、就職活動中の学生さんと本質的に向き合って、夢を後押しする仕事であること、また人材業界のどの企業よりもカスタマーファーストで学生さんと向き合うといったことが書いてあって…それを読んだ瞬間に「自分が求めていることにすごく近い!」と感じまして。


次の瞬間には、衝動的にエントリーボタンを押していました。


入社の決め手はコミュニケーションの「心地よさ」

面接で印象的だったことはありますか?


面接では人事や現場責任者、事業責任者の3名にお会いし、いろいろお話をさせていただきましたが、総じて感じたのは皆さん本当に自分の想いを強く持っていて、話していてコミュニケーションがすごく心地良いな…ということでした。


コミュニケーション上手で聞き上手、その高いコミュニケーションスキルに驚くとともに、この会社で働いたら、自分もこの方々と同じようなスキルや能力を身に付けることができるのかなと思ったら、それもすごく魅力に感じて…。


面接から入社を決めるまでほとんど迷いはありませんでした。


ベンチャーにはベンチャーにしかない魅力がある!

大手企業からベンチャーへの転職。不安はなかった?


もちろん不安がなかった…といったら嘘になります。


でもそうした不安よりも「未来」を感じられたことが自分の中では大きかったんです。

人材業界自体が今後さらに広がっていく業界だと思っていましたし、irodasの事業内容も、これからさらに学生さんに求められるものだと確信できた。irodasでの経験やスキルが、間違いなく自分の将来のためになると思えたので、企業としての歴史や規模感はほとんど気になりませんでした。


それに実は面接でも「ベンチャーって実際どんな感じですか?」と質問していたんです。


その時、逆に成長段階にあるからこそ自分の意見が通りやすいこと、会社が常に活発に動いていること、今後さらに人が増えることでポストが増えること、ポストが増えることでチャンスも増えていく…などなど、ベンチャー企業ならではの魅力を説明していただいて、素直にそれはめちゃくちゃワクワクするなと。


それこそ前職のような大手企業にいたら、役職をひとつあげるためにはどんなに早くても3年はかかります。それに会社としてはもう成長を遂げているので、新しい事業展開や挑戦に関わるのも簡単なことではないはずです。


でもirodasなら、早ければ1年で役職に就くことができますし、もっと頑張れば同じ1年で一気に役職を2つあげることもできます。それに、常に会社自体が動いていて新たな挑戦の機会も多い。ベンチャーだからこその成長環境に身を置き、携わることができるって、すごく楽しく、やりがいのあることだと思ったんです。

ポジティブで刺激の多い毎日に大満足!

入社から2カ月経ちましたが、いかがですか?


今は率直に「転職してよかった」と心から感じています。


まずシンプルに仕事内容がめちゃくちゃ楽しい! 現在、キャリアアドバイザーとして就職活動を控え、今後の進路に悩む学生さんの「未来のための支援」に従事していますが、自分自身の経験も踏まえて、条件だけで選ぶのではなく、仕事内容や社風なども自分のキャリア形成に関わる重要なポイントであることもお伝えするようにしています。


これから就職活動する人たちには自分のような失敗をしてほしくない――そんな想いをもって入社しましたが、今、それが実現できている、多少なりともお役に立てているということも実感でき、以前よりずっと自分の将来に対して前向きになった気がします。


職場の雰囲気はいかがですか?


同じ職場の仲間からはめちゃくちゃ刺激をもらっています。


会社にいると多かれ少なかれ、どうしてもネガティブな発言をしてしまう場面がありますが、irodasで働く仲間は、本当にポジティブなことしか言わないんです。もちろん社内で派閥をつくるとか、悪口や足の引っ張り合うなんてことも全くありません(笑)。


常に成長や、学生さんへの支援、企業の未来を考え、それを追って前向きに働いている人ばかり。まさに「成長せざるを得ない環境」が整っていると感じていますし、自分の成長を実感しながら働くことができるのは、irodasならではの魅力だと思いますね。


今後の目標を教えてください


せっかくこんな素晴らしい会社に入社させていただけたのですから、まずはこの一年、自分に課せられた売り上げ目標をマストで達成し、会社に貢献していきたいと思っています。


そのためには今の自分には業界や企業に関する知識や、学生さんへの対応など、まだまだ足りない部分も多いと思っているので、今は日々勉強を重ね、学生さんの「より良い人生の選択」をサポートできるよう成長していきたいと思っています。

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