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社内初のアプリリニューアルPJをゼロから立ち上げ。事業企画メンバーが語る仕事のこだわりとは〜Most Valuable Value賞6期3月度受賞者インタビュー〜

Most Valuable Value賞とは?

irodasでは、メンバー一人ひとりのあるべき姿の指針として5つの「Value(バリュー)」を掲げています。

バリューの意識をより浸透させていくために、「バリュー他己紹介」という取り組みを行っています。

バリュー他己紹介とは、部署内など普段よく接しているメンバーに対して、体現しているバリューと具体的なアクションを“他己紹介”として発表し、皆で賞賛しあう取り組みです。

この取り組みは部署レベルでデイリー・ウィークリーに行っていますが、その中でも最もバリューを体現していたメンバーにむけて、月に1度贈られるのがこの「Most Valuable Value賞」です!

3月度の受賞者はこのメンバー!

3月度にMost Valuable Value賞(以下MVV)を受賞したのは、事業企画部の小漆間拓人(おうるま・たくと)さんでした!

小漆間さんが今回体現したバリューは「Drive X (前に進めよう)」です。

バリュー「Drive X」とは?

「Drive X (前に進めよう)」の定義

変化することや失敗することに恐怖心を持ち現状維持することは衰退である。思い込みを捨て常識を疑い、ミッション実現への成功確率を高めるための意思決定を行い、常に進化し続ける存在になろう。

今回の受賞ポイントは?

「Drive X」のバリュー体現者としてMVVを受賞した小漆間さん。今回選出された主なポイントとして、以下のアクションが高く評価されました。

社内初のアプリリニューアルをゼロから立ち上げ

irodasのサービス「irodasSALON」において、社内初となる大規模なアプリリニューアルを担当。立案から計画実行を一気通貫で担い、スピーディかつクオリティ高くプロジェクトを推進している

推薦者に聞く、小漆間さんの「ここがすごい!」

前例のないプロジェクトを実行するには強い実行力が必要と思われます。今回、小漆間さんの推進力が多くのメンバーに評価されましたが、その一人である千葉晨太郎さんに小漆間さんの「Drive X」なところを教えてもらいました。

—今回、なぜ小漆間さんをMVVに推薦したのですか?

アプリのリニューアルは会社としても初めての試みであり、インパクトも極めて大きい一大プロジェクト。小漆間さんにとってもチャレンジングであっただろう中、スピーディにインプットを行い、質の高いソリューションを提案・実行した点に「Drive X」の精神を感じました。

そんな小漆間さんの実行力には、ほかにも以下のような賞賛の声が寄せられました。

得意スキルが生んだ“職人技”なスピード感

元々、CRM周辺の業務における情報収集や関係者との連携を得意としていた小漆間さん。今回は、アプリリニューアルといういっそう事業の核に近いところで、そのバリューを発揮してくれました。

中長期の事業戦略観点でインプットを重ねて適切な開発パターンを複数提案し、その中から最適解を選び出すまでわずか2週間。そのスピード感はまさに職人技です。

目標達成にむけて“巻き込み力”を発揮

アプリリニューアルという目標達成にむけ、互いに利害関係にあるA/B両社のステークホルダーをうまく巻き込んでプロジェクトを推進していました。両社を含めた協力体制を築けたのは、各社の背景や期待値を読み取りうまく調整できる小漆間さんの関係構築力があってこそだと思います。

ステークホルダーとの商談には、クオリティの高い資料を持参。相手のプロジェクトへの解像度を上げ、さらには担当者をワクワクさせる巻き込み力が発揮されていました。

小漆間さんにお話を聞きました!

―MVV受賞おめでとうございます!お気持ちはいかがですか?

素直に嬉しかったです。ですが、良い意味でプレッシャーも感じました(笑)

―“喜び半分、プレッシャー半分”の中身を詳しく教えてください。

認めてもらえたのが嬉しいのはもちろんのこと、特に嬉しかったのが「Drive X」で受賞できた点です。「Drive X」を十二分に発揮できていないことを自身の課題としてとらえており、今期はここを頑張ろうと思っていたので、その努力を評価されるのは嬉しいですね。

元々、失敗するかもしれないことが嫌いで、見切り発車ができない「石橋を叩いて渡る」タイプ。ですが、今回のアプリリニューアルは会社初の試みです。社内で前例がない、つまり正解がない中でチャレンジしなければならないのは、これまでの自分にとっては苦手な分野でした。

アプリリニューアルのプロジェクトは引き続き続行中ですが、これからも今までの経験や知見をフル活用して作り上げていきたいと考えています。

(受賞に際して)みんなの前で「誇れるアプリにします!」と言ってしまったので(笑)、想いを強く持って今後も取り組んでいきたいと思います。

―自身の課題として見ていた「Drive X」を発揮するために、どんなことを意識したのですか?

私が考えたのは「強みを武器にして弱みを伸ばす」ことでした。

自分の強みはコミュニケーション能力や想像力にあると考えています。また、システムの構築やパートナー企業(外部の開発会社)との交渉も、これまでの経験があります。

今回のプロジェクトでいえば、例えば「このパートナー企業さんは、こういう質問をしてくるということはこの言語はあまり使わないんだろうな」など、相手の状況やどう考えているかを想像し、求めていることや必要なことを推量する。

これらの強みを活用すれば、本来苦手である「やったことのないことへのチャレンジ」、つまりアプリのリニューアルプロジェクトをうまく推進できるんじゃないかと考えました。

―今回のアプリリニューアルにおいては、どんな点がチャレンジングだったのですか?

アプリリニューアルのような中長期のプロジェクトを立案・計画から実行まで一貫して動かす経験が浅かったし、苦手意識もありました。

私が所属する事業企画部では、数か月以上かける中長期のプロジェクトが増えてきています。

企画立案から実行まで遂行できるようになれば、部署内で中長期のプロジェクトを回せるメンバーが1人増えることになる。くわえて私の場合システム構築ができるので、場合によっては自分一人ですべてを完結して動かせるようになる。

そうすれば部署で請け負える仕事のキャパシティが増え、それは会社の成長スピードを促進させることにもつながります。

自分が弱みを克服することで、事業・会社の成長に必ず貢献できる。そのための第一歩、分かりやすい言葉でいえば“練習台”として、このプロジェクトを絶対に成功させたいと考えていました。

―実際にプロジェクトに取り組んでみて、いかがでしたか?

分からないことやできないことが沢山出てきましたし、つまずくこともありました。

そういう時はとにかく周囲に「聞きまくる」ことと、自分が何が分かっていないのか「メタ認知」することを意識していました。

そのうえで、相手により伝わりやすくするために、苦手なタスクにも積極的に取り組みました。

例えば、美術の成績が「2」だったくらい美術センスがないのですが(笑)、プロジェクトの全体像を分かりやすく伝えるために、苦手なmiroで全体像を書きました。

読書もすごく苦手なんですが、インプットのために本を数冊読んで。

そうやってプロジェクトを進めていくうちに、今まで不得意と感じていたさまざまなことが、実はただチャレンジしてなかっただけなんだと気づけました。

―記憶に残る苦労はありましたか?

今回のプロジェクトでは複数のパートナー企業さんにステークホルダーとして関わってもらっているのですが、それぞれの背景や認識、それこそ用いる言葉の意味まで、さまざまなことが異なります。

そのため、AさんがやっていることをAさんの言葉でそのまま伝えても、Bさんがピンと来ない場合がある。Bさんが分かるように“通訳”する必要があるわけです。

施策の責任者として各ステークホルダーとコミュニケーションをとる時、私に知識や経験が足りないために、この連絡がうまく伝わらないことがありました。

―どうやって対処したのですか?

人を巻き込む」ことで解決を目指しました。

Aさん・Bさんの間に入る私がうまく翻訳ができないのであれば、3者全員で顔を合わせ、直接話し合えばいいんです。

もちろん、ただ関係者を集めるだけではうまくいきません。それぞれの状況や背景を踏まえて、みんなが前向きに取り組めるように気を配りながら、周りの力を借りました

―そうしてさまざまな課題を乗り越えたんですね。

この年にして久しぶりに成長実感を感じられたし、自信にすることができました。先ほど話したmiroを例にすれば、「miroで作って」という依頼は以前の自分にとっては嫌なリクエストでしたが、今では「任せてください」と言えるようになった。

まずはチャレンジしてみるスタンスや、とにかく実行してなんらかの形を作る、そういったところがこのクォーターで変われたなと感じています。

―素敵ですね! 今回のプロジェクトに限らず、働くうえで心がけていることは他にありますか?

相手を想う」ことを意識しています。

人は往々にして、I(アイ)思考、つまり「自分がこう思うのと同じように相手も感じているに違いない」という思考に陥りがちですが、相手が「楽になる」ためを考えるのが大切だと思っていて。

事業企画部に属する私の業務は、システムやフローの構築がメインです。お客様の学生様・企業様、そしてメンバーなどの相手がいないとそもそも業務が発生しません。

相手が表明する要望に100%応えることはもちろん、さらに相手が言語化できていない潜在的に求めているものに気づき、提案して共創することが価値のある仕事だと考えています。相手の課題に対して真剣に向き合い、共に解決できる人でありたいと思っています。

―どんな職種や業種でも、「相手の潜在的なニーズに気づく」ことができれば価値が生み出せますよね。小漆間さんは具体的にどうやってニーズを見つけていますか?

情報収集を徹底的にやります。

聞き耳・聞き目を立てるといいますか。社外内問わず、会話やコミュニケーションツール上でのやりとりなど、あらゆるコミュニケーションにおいてアンテナを張っています。

自分が直接関わっていないやりとりでも同様です。例えば、irodasではCRMのアシスタントさんと営業メンバーがやり取りすることがよくあるのですが、彼らのChatwork上でのやり取りを見かけた時に、「これってこうならないんですか?」と疑問が持ち上がっていた。そうしたものを絶対落とさないようにしています。

人の感じる違和感や疑問、ニーズって、一度はきっと顕在化していると思うのです。ただそれが見過ごされ、流されている。小さな引っ掛かりに気づいてアクションを起こせるように、常に意識を配っています。

―普段からの意識が、小漆間さんの強みにつながっているのですね。最後になりますが、今後どんな風に働いていきたいか教えてください。

irodasにおいては、来期の目標に「勝ちどきをあげる」を掲げています。

現在はサポート役として動くことが多い事業企画部ですが、今後はもっと直接的に利益を生み出す部分を伸ばしていきたい。「この部署に任せておけば、利益を必ず出してくれる」と信頼されるような部署を作っていきたいですね。

もっと広く自身のキャリアで考えるのであれば、実は「時短」をテーマにしているんです。

自身はどちらかというと目的が薄いタイプですが、自分とは対照的ないわゆる「夢がある」人を応援したいと常々思っていて。夢はあるけど立ち上げられない人の理由って、仕組みが整っていないとか、どうしたらその夢に最短ルートで近づけるのかを知らないとか、そういう理由が多いと思うんです。

自分はそうしたサポートが得意なので、その夢にむかって“一緒に走ろうよ”と言える存在であり続けたいなと思っています。

普段はメンバーみなさんの目の前に出る機会は少ないですが、会社が安全かつ迅速に拡大できるように、また、みなさんが働きやすい環境が整うように、縁の下で支え続けていきます。これからもよろしくお願いいたします。

―小漆間さん、これからもよろしくお願いします!

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