過去の経験に必ずヒントがある。本人も見つけられない価値観を一緒にタイムリープして探し出すアドバイザー
〜〜〜Only one color story〜〜〜
『いい会社ではなく、いい人生に出逢える場所』というサービスコンセプトを掲げているirodasSALONにて自分と向き合い、自分の意志で道を切り拓いていった学生さんの思い出をキャリアアドバイザーに聞いてきました!
今回はirodasのキャリアアドバイザー約10名をマネジメントするリーダーの岡田大地さんに就活支援して旅立っていった学生さんのお話をお伺いします。(Twitter:https://twitter.com/dadaichi_iro)
どのような学生さんでしたか?
一言で言うと「努力家人間」この言葉がぴったりの学生さんでした。
福岡出身で、小学校から高校まで野球を続けてきた、THE 野球少年。
中学校の時には県大会出場チームのスタメンメンバーで、周囲からは名前と顔を覚えられ、プロになれるんちゃう?と噂をされるぐらいの有名な選手だったそうです。
そんな彼でしたが、高校野球の強豪高校に入学するも上には上がいる事を痛感し、野球に対して自信があったにも関わらず周囲の凄さに圧倒されていました。先輩からは、下手やし選手から外れたほうがいいんちゃう?マネージャーの方が向いてるんちゃう?と言う言葉をもらっていたそうです。
ただこの強豪高校に入学する決意をしたのは両親・祖父母・中学時代のチームメイト、色々な人からの応援があって意思決定したからこそ負けてたまるかと努力に努力を重ね、監督からは「40年教えてきた中で一番努力した人間」と言ってもらえるほど愚直に頑張り続け、レギュラーを勝ち取り、二度の県大会優勝の経験ができました。
自分の目標に向かって泥臭く努力するやりがいと結果がついてきた時の充実度を学び、大学では映像制作のフリーランスとしての収益化、ビジネスコンテストに出場など意欲的に努力を積み重ねて行動し続ける学生さんでした!
その学生は就活する上でどういう事に悩んだり、葛藤していましたか?
出会った時は悩んでいることというよりも、闇雲に選考を受けてるが故に既に内定をもらっている企業で決めてしまっていいのかよくわからないんですといった感じで、選択するための軸がなく漠然と困っている状況でした。
地方の大学生である事や周囲は体育学生が多く就活に対して情報が入ってこない環境で知識はゼロでしたが、何から初めていいかわからないけどとりあえず熱量が高く、地元で有名と言われる企業を闇雲に受けまくって、パワーもある学生だったので様々な大手企業から内定をもらっている状態でした。
頑張ってきたことはあるけれど経験してきたことから自分を理解することが足りなくて、意思決定する際の軸がなく、なんのために働くのか?なんのために生きるのか?とモヤっとしていましたね。
ど経験してきたことから自分を理解することが足りなくて、意思決定する際の軸がなく、なんのために働くのか?なんのために生きるのか?大切にしている価値観なんて全く分からないとモヤっとしていましたね。
学生さんと岡田さんはどうやって乗り越えていきましたか?
僕は、新しく企業の選考を受け直すことや、既に内定をもらっているところに返信をすることに一旦ストップをかけました。
そこで改めて彼と一緒に過去どんな経験をしてどんな価値観を持っているのか、人生を通して大切にしたことは何なのか?未来はどのように考えているのかを1つ1つ丁寧に紐解いていきました!
一緒に紐解く中で、分かってきたのは彼が何か挑戦する時に「自分が勝てるフィールドを選んでいる」ということでした。
チャレンジした強豪高校で人から馬鹿にされて嫌だった思い出から自然と、この環境であれば勝てる、目立てる、すごいと思われると自分自身ではなく環境に依存した意思決定をする癖がついていました。
それがダメではないと思います。ただ彼自身が、高校で自分を信じるために、自分を尊敬できるように努力したからレギュラーメンバーの勝ち取りを自己実現できた経験をしていて『自尊心を持つこと』の重要性を誰よりも分かっていました。そしてその気持ちを今後も大切にしていきたいという価値観を持っていました。
だから環境など自分に纏うものを取っ払って、ありのままの自分になった時に本当にすごいとなる状態、自分を信じ続けられる状態を追求したいという想いが明確になり全ての内定をお断りしました。そして自分のスキルや知識で安定を作っていける、挑戦回数が多いメガベンチャーに旅立っていきました。
※学生さんが企業さんに内定承諾をした時に報告してくれた時のLINE文面です。(掲載許可頂いています)
キャリアアドバイザーとしてこの意志決定をどう思いましたか?
短期的な幸せで、意義もなく理由もなくファーストキャリアの決定をしなくてよかったなと思います。彼自身がキャリアだけでなく人生も含めて、長期的な幸せを築いていくにはどうしていきたいのかが明確になって、そのための意思決定を自分でできたことが本当によかったです。
後、ゼロベースから一緒に就職活動をしていった学生さんだったので一からサポートできたのも僕のキャリアアドバイザーとしてのスキルをこの学生が一段上げてくれた関わりだったなと思います。