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【1分で読める社長ラジオ】話題のChatGPT、どう活用する?

当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。

社長が普段思うこと、日常生活での気づきが凝縮されているので、今後定期的にテキスト化してお届けしていきます。是非ご覧ください!

今回のテーマ:【話題のChatGPT、どう活用する?】

簗島:私、最近ChatGPTで遊ぶことにはまっていまして。最近ChatGPTの中でも一番良い使い方だなと思っているのが、「人に言われた内容を自分にパーソナライズする」ということです。「人に言われた内容を自分にパーソナライズする」とは、簡単に言うと「文章の要約とまとめ」でして、つまり「自分に分かりやすいようにChatGPTに要約させる」っていうことにトライしているんです。

例えば、何か仕事の関連などでメールの文面が送られてきたとき。それが依頼なのか、報告なのか、相談なのか、 思ったことなのかが混在してしまっている内容だと、一見すごく分かりづらいですよね。 でもその分かりづらさの解消を相手に託すのではなく、自分に送信されてきた文章を「依頼事項と 報告事項と相談事項と備考に分けて、要約してください」という指示のもとChat GPTに送ると、すぐにわかりやすくしてくれるんです。これ、本当にわかりやすくて。

文章を工夫するのではなく、送信されてきた文章をそのまま自分に分かりやすいように変換した上で、「このメールの文章の中で私に依頼・相談してる内容はこれで合っていますか。」というようにChatGPTに指示を投げると、認識の齟齬が生まれづらいという。なので私は結構、「文章を構成させる、そしてフォーマッティングさせる」作業にはChatGPTが有効だと思っています。

そして情報でいうと、0→1を生み出すのは難しくて、1→10にするのはぎりぎり可能で、 10→100にするのはすごく得意という性質をAIは持っているため、おそらく答えがありそうなものを指示して返答をもらうというのは、とても簡単な方法だとも思いますね。ですので、何か検索して出てくるものや既にアルゴリズムとして存在してるものを、先ほど述べたように要約して要素ごとにまとめるという作業なんかはすごく容易に出来るので、自分の頭を使わなくていい場所を増やす、頭の使用量をなるべく減らすというのに活用していたりします。

これは日本語の特徴ですが、目上の人に何かを依頼する時、敬語や丁寧語、譲歩したりする言葉が入るじゃないですか。いい意味でも悪い意味でも依頼事項が完璧になりづらい、わかりづらいというのがある。なのでそういう文章の場合でも、自分が受け取る時にChatGPTで要約してもらったりすると、すごく端的にわかりやすい話になります。例えば「お忙しいところ大変申し訳ございませんが、○○という件の進捗いかがでしょうか。 私としてはとても心苦しく…」というような文章があったとして、これをChatGPTで要約すると「進捗の伺い」というわかりやすい文章になって出てきたりとか。そうすると読む文字数が3分の1以下になる。もちろん読む速度が早い遅いみたいなことはあれど、そもそも端的じゃない文章は読むのに時間がかかったりするので、もし文字量が3倍になったとしても、読むのには5倍ぐらい時間がかかっているんです。なのでそのような時間のロスがなくなるのは、とってもいいですよね。

実は私、前にAIを使ってアルゴリズムを作って、競馬予想を公開するというようなことをしていたのですが、それもGPT-3+サマライゼーションっていうPythonのパッケージで動かしていたんです。そのようなこととも近いのですが、スクリプトを書いてそこに情報をどんどん落として、それを全部端的に直していくというようなことをするとAIの使い方としてはすごくいいんじゃないかと思って。例えば、メールの内容も3行に落とし込むみたいなことができれば、おそらく処理できるメール数がとても増えるのでいいなと。

そう考えると、「自分にパーソナライズした情報の受け取り」というのはすごく重要なんだなと思います。自分が読みやすいフォーマットに文章を変えてくれることによって、文章の理解速度と理解コストがすごく下がるというのが、意外と良い使い方だなって思いました。国語の文章なども「この文章を理解するために子供に出した方がいい問題ってなんですか」というように子供用に最適化をしています。

これを例えば「商品を売るための文章を考えて」というような指示にすると、たまにちょっとうさんくさい文章になることがありますよね。それはおそらく、裏側が英語で動いているからだと思います。 日本語にした時に、言い切りが強くなりすぎるんです。私も以前「リスティングの文章とか、この商品の広告文を作って」というタスクを投げたことがあります。例えば「夏休みのハワイ旅行についての広告文を作って」というようにいうと、「最高のバケーションを」という感じで返される。もし英語だったらきっと普通なんでしょうけど、日本語で言うとその言葉はうさんくさいな、みたいな。そういう語彙の強さが英語のままで出てくるので、広告などには使用しにくいという感じになる側面は、おそらくあると思います。

なのでやはり、知りたい系の情報は取捨選択が必要かなというのはありますね。例えプログラムを書かせたとしても間違ってるのを書いてしまったり。そういう系統はちょっと知識がないと厳しい。要はプログラムでも、「○○をやるためのPythonのプログラムを書いて」みたいなことを言うと、間違っているのも書かれてしまうので、検品するスキルがちょっと必要になる。やはり「0→1を生み出すのは難しくて、1→10にするのはぎりぎり可能で、 10→100にするのはすごく得意」と先ほども述べたように、生み出す系のものは人間が検品しなきゃいけなくて、10→100のように答えが100%決まってるようなものはほとんど検品がいらないイメージですよね。

そこでさっきのような、文の間に枕詞みたいな言葉を沢山入れていったりすると、もう少し魅力が減る言葉で、人間味が出てくるんだと思います。まったく当たり触りがないんだけれどもややうさんくさいというのは、正しくて言い切りが強いんですよね、きっと。そうなんだけど、なんかそこまで全治全能じゃないというような、そういう感じに近くて。なので少しうさんくさく見えるんじゃないかと思います。

例えば端的すぎる文章の時には、「これをビジネスで使える文章に変換してください」という指示をだすと、ちょっとまろやかで客観的な視点が入ったりします。もしAIで画像を作る時でも、 例えば「日本の山里の風景/エレガント/近代的」みたいに、文字の後ろ側に「/」みたいな記号をつけると文章が変わったりするんです。このような魔法みたいな言葉は何個かあります。

感動させる文章を作りたい時。そんなときも「○○について説明してください。感動/ビジネス」というように指示を文脈でちゃんと伝えれば、一発で的確に変換されるようになる。 「感動/ビジネス」というニュアンスの部分も、端的に機械に命令を下すということを意識して指示をした方が、この手のAI生成ジェネレーターはいいんです。こういう系の魔法のエッセンスみたいのを加えていくと、おそらく業務にそのまま使えるものがだいぶ増えていくと思いますね。

あとはうさんくささを減らすという面でも最近使えるかなと思ったのが「○○を小学生でも分かる文章に変えてください」という指示です。このような書き方にすると、だいぶ文章が平易な書き方になります。ライティングがすごく楽になるし、端的に書くというのがある程度定量化できるようになるので、「小学生にもわかる文章にする」にすると、柔らかい文章になりますね。丁寧で、しかも難しい言葉をあんまり使わなくなるんです。

一方で、社内でもちょっとずつ使っているのですが、スプレットシートで元の文章を打ち込んで、ChatGPTで貼り付け用みたいなものを作成し、それをそのまま貼るとJiraでチケットを作るときの文章を自動生成がされるという活用法。これは仕事でのチャットの文章が流れてしまうので、タスクに落とすときに「タスクのフォーマットを、 定型の内容でJiraのチケットを出してください。また、日本語でタイトル・概要の内容を含んでください。」という指示を出しているんです。一見周りくどいことを指示しているように見えますが、フォーマットを指定して作るので、ChatGPTなんかはこの手のやつがすごく得意です。だから、SFAツールなどに何かを入れ込む時にも、フォーマット化させるっていう作業を人間にやらせるのか、それとも機械にやらせるのかっていうのが結構ポイントなのかなと思っていて。

ですので、実際にChatGPTを使ってみて、これまで述べたようなタスクを頼むのにはChatGPTはすごく向いていると思いましたね。指示を振るとレスポンスを出してくれる。うん、ChatGPTすごくいい。

ChatGPTの活用法って、このような視点でみると日常生活の中で有効活用出来そうな使い方がいっぱいありますね。

今後もChatGPTやAIツールで自分の作業を効率化することにトライしてみたいと思います!


🌟今回のお話がラジオで直接聞けるSpotifyリンクはこちら!⇒https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/chatGPT-e1uj6aa/a-a58ltf

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