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社長インタビュー【1】テクノロジーを活用し、治療体験が進化する

こんにちは。インテグリティ・ヘルスケア(以下IH)、広報担当の入山です。

今回は、IHへの入社を検討してくれている方へ、当社の理解を深めていただくために、代表取締役社長の園田さんにインタビューを行いました。IHのいままでとこれからの事業について、園田さんの言葉でお伝えいたします。

今回は、YaDocの誕生エピソードや事業展開について、ご紹介いたします!

テクノロジーを活用し、治療体験が進化する。

-IHのコアプロダクトである”YaDoc”はどのように生まれたのでしょうか

当社は創業以来一貫して医療領域で事業を行ってきました。最初は「これからの社会に必要な医療を自分達の手で生み出していこう」と志し、現在共同代表で医師である武藤さんとともに在宅医療クリニックを立ち上げました。その後、図らずも発生した東日本での未曾有の大震災後に求められた地域医療提供と地域復興に尽力しました。いずれも、人のリアルな力にテクノロジーを組み合わせ、負の解消と、新たな仕組みの構築に邁進した期間でした。

これらの経験から痛感したのは「医療は、患者さんの生活の中にあるものだ」ということでした。人が日常生活を営む中で、高度な専門家である医師や医療者と共同して治療に臨むことができる仕組みは、現在の地域医療提供体制を基盤に、もっと進化しうると考えました。

人は、誰もが望まずに、多くの人が図らずも、病を有することになります。そこから、その人の生活に「治療」という要素が入ってきます。

治療の主体は患者さんですが、必ずしも治療の専門家ではありません。患者が医療に適切に繋がり、医療がもっと生活の中で患者さんを支えるような仕組みがあるといいと思いました。

また、当時、医療提供者側で患者さんを見ている中で、医師をはじめとした医療者は、患者さんのことを適切に知り、良いサポートをしたいと思いながらも、その手段には限界があると感じていることも知っていました。

そこで、

  • 日常生活の中の患者の症状や兆候を適切に医療の専門家に伝え、医療の専門家が良い判断や介入ができるような仕組み
  • 必要な時に、物理的・時間的制約負担なく、医療の専門家にアクセスし、サポートを受ける仕組み
  • 患者さんが疾患や治療についてもっと知り、良い行動ができるようなサポートができる仕組み

を創ろうと考えました。

これが、YaDocの基本となる思想、コンセプトです。

-YaDocは日本のオンライン診療制度とともに生まれてきました。経緯を教えてください

コンセプトを議論していた2016年頃は、日本でも医療制度へのオンラインの本格導入に向けての政策的議論がされていました。

そのような中で、ある自治体より、住民が100年生きる時代の医療・健康政策戦略を検討する協議会に招聘いただきました。私たちはその会で「医療と患者さんを繋ぎ、生活の中で医療が実践される手段」としてのオンライン診療を提案しました。当時は医師会もオンライン診療に慎重な姿勢でしたが、「デジタル化の流れは不可逆。それが良いものか安全なのか、まずはやってみよう」と言っていただき、自治体と医師会と私たちの3者の施策・政策として実証することとなりました。制度前にも関わらず、医師会や実践者である先生方や自治体の方々と一体となって果敢に取り組ませていただいたチャレンジは、熱い想いをともなって思い出されます。

そしてその成果は素晴らしく、政府や省庁の会議で取り上げられ、オンライン診療の本格的な制度コンセプトに影響を与える結果となりました。

我々も確信を深め、本格的な制度化の3ヶ月前の2018年1月に、”YaDoc”をローンチしました。

この頃には、わたしたちの取り組みに共感し、集まってくれた仲間も増え、いよいよ事業として成長できる基盤ができつつありました。

-その後、IHはどのように事業展開をしてきたのでしょうか

まずは、2018年4月の制度化に伴い、オンライン診療システムとして医療機関にサービス提供を始めました。現在、およそ3500の医療施設に導入いただいています。

さらに、医療提供のオンライン化、治療へのデジタル活用は、医療・医療産業に関わるさまざまなプレイヤーに影響を与えます。それらの事業可能性を議論、実証を重ね、現在IHは、製薬企業、自治体・健保組合等保険者、一般企業をクライアントとして、事業展開しています。

中でも、製薬企業向けのデジタルセラピー事業は、新たな治療モデル、医療モデルの構築の強い原動力となると確信し、力を入れています。

医師も患者も、製薬企業も私たちも同じく「適切な人に、適切なタイミングで、適切な医療が届く」ことを望んでいます。それが、製薬企業のwinにもなる。

患者さんは良い医療を享受でき、医師も良い治療ができる、医薬品の価値が最大化するというwin-win-winな関係をつくりたいと考えています。

いかがでしたでしょうか?

次回は、現在のIHにフォーカスし、実際のプロジェクトなどをご紹介しております!

▼下記のリンクから続きを読んでいただけると嬉しいです。

社長インタビュー【2】製薬企業等ライフサイエンス企業との協働で成長

お読みいただきありがとうございました。

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