こんにちは。イノベーション採用担当の山宮です。
今回は、入社5年目の「たっち」こと立石くんに語ってもらいます。営業、マーケ、プロダクトオーナーと度々のミッション変更にも、前向きに挑戦しキャリアアップを実現している姿をご紹介します。
名前 : 立石 亮介
入社 : 2015年4月
あだ名 : たっち
趣味 : 飲み歩き、映画、歌
座右の銘 : 弱肉強食
地道な努力が実を結ぶ、アカペラに夢中な大学時代
大学時代は、アカペラサークルをはじめとした音楽活動に本気で取り組んでいました。きっかけは、友達が全国大会で優勝常連のアカペラサークルに入ったから。自分も歌は大好きで、上手いという自負があったので「いけるだろう」と軽い気持ちで参加しました。
でも入ってみたら皆歌が上手く、自分とのレベルの差に驚きました。「自分が一番じゃないと嫌」というプライドが高いところがあったので、どうやったら一番になれるかを考え、ひたすら練習の日々が始まりました。
まずはプロの動画をたくさんみて、自分の理想の姿(ゴール)を見出し、その方との違いはなにかという要素を出来る限り洗い出しました。
例えば、声の出し方が悪いという要素に対してはプロに教わったほうが早いと思い、ボイストレーニングに参加し、ずーっと基礎練習を繰り返しました。コツコツ努力を続けた結果、どんどん声の出し方が良くなっていきました。
こうやって気づいたのが目指す姿やそこに向けてのステップがわかれば、地道な練習も苦ではなく、楽しいということ。RPGでひたすらレベルを上げていく感覚に近いですね。
努力もゲームキャラを操作してる気分で遊んでいる感じでいつもやっています。
結果、サークル内の「一番歌声が好きな人ランキング」で1位に選ばれたときはすごく嬉しくて、今までの努力が実を結んだなと実感する瞬間でした。
自分の中で世界が変わった、新入社員の営業時代
そして、イノベーションに入社。研修が終わって、配属されたのは同期4人と同じ営業チームでした。人見知りなこともあり、そもそも知らない人とのコミュニケーションに苦手意識があったので、あまり前向きな気持ちではなかったです。
繰り返しにはなるんですが、自分が一番じゃないと嫌な性格なので、なにも成果を出せなかった最初の2ヶ月は本当に辛かったです。、出来ない→自分を責める→より出来ない→自分を責めるという負のスパイラルから抜け出せず、病むんじゃないかと思っていました。笑
でも、そのときに辞めるという決断をしなかったのは、こんな出来ない自分だからこそ、出来るようになれば今までにない楽しさを味わえそうだと思っていたから。
話すのが下手、噛む、トーンが暗い、内容も台本をしゃべっているだけで理解していない。であれば、まずは営業とか関係なくしゃべるのが上手い人になれば良いと思い、テレアポ商談を暗記し、しゃべれるように。Youtubeで芸人のトークとかも見たりしましたね。笑
その後は、トーンや間等を言葉ごとに決め、ひたすら練習の繰り返し。でもそれだと対話はできていないから、次は質問に答えよう、わからないならわからないと答えるだけでも良いと、頑張って質問に回答していきました。それは仕事だけではなく、友達との飲み会でも対話をするという意識で練習していました。そして、対話ができるようになったら、あとは知識をインプットすれば良いので、マーケティングとIT製品の知識をインプット。
色々やるうちに苦手意識もなくなった頃から成果が出始め、配属4ヶ月目の9月に、イノベーション史上一番の営業成績を叩き出すことができました。
今から考えると本当にポンコツだったなと思うのですが、この地道なステップアップ1つ1つにゴールがあったのでゲームをしている感覚で楽しめましたし、仕事以外でも人とコミュニケーションが出来るようになっていったので、自分の中で世界が変わりました。
事業の成長に寄与できているのか?マーケ広告運用時代
営業で成果を出せるようになり楽しくなっていた矢先、突然マーケティングチームへの異動。またなにも知らない出来ない自分に戻った。当然僕は嫌でした。笑
が、いままでの成功体験から自己肯定感が高まっていたので「出来る自分になれば良いだけじゃん」と前を向いていました。
しかも、営業時代「マーケはこうしたほうがよいのに…」とか素人考えで意見したり不満を抱いたりもしていたのですが、その当人に自分がなったので、やってみようという想いもありました。
広告運用のノウハウ習得を結構泥臭く繰り返していきました。営業時代はやり方を伝えたのち、最終的に実行・成果を実感していただくのはお客様自身だったのですが、マーケは一連の流れ全てを自分が担え、やったことが成果として返ってくるのでサービスも自分も成長しているということを実感できるのが楽しいと気づきました。
でも成長は徐々に鈍化していき、自分は世の中に溢れる小手先の手法論のみでなんとか伸ばしているだけで、「事業そのものの成長に寄与できていないんじゃないか」と気づいたのもこの頃でした。
新たな可能性が広がった! マーケ責任者時代
そんな時に、広告運用全般を任せてもらえるようになりました。メディアをどうするか?その中の広告運用をどうするか?もちろんやるなら一番を目指そう。
そして、自社事業の特徴や競合環境等をより深く考えるようになり、類似サービスの成功事例をインプット。改めて自社のビジネスモデルを考えてみるとBtoBのWEBマーケティングというよりECのマーケティングに近いなと。コンバージョンだけでなくROI(投資利益率)の視点で運用しないといけないと気づきました。この辺りから自分のレベルも上がり、可能性も広がったと思います。
ここらへんは話すと長くなってしまうので、ご興味がある方は是非お会いしてディスカッションしましょう。笑
挑戦と成長で見出した必勝サイクル PO(プロダクトオーナー)時代
ROI(投資利益率)を意識してテコいれをしている最中、またもや役割の変更が通達されました。この会社は新しい挑戦をさせたがるなって思いましたね。笑
次は、PO(プロダクトオーナー)という日本ではまだまだ役割が確立されていないようなポジションで、いままで社内でやってた人もほとんどいない。また何も出来ない自分になり、今度は教えてくれる人も、評価する人もいない状況になりました。
しかし会社としてこのポジションの人間が必要だな、と自分でもなんとなく理解していたので、今まで同様、事業を伸ばすため出来ることは何でもやるという決意のもと動き出しました。
当時、開発者は足りている。しかし事業部側では優先順位がつけられておらず、開発要件も曖昧で走りながら考えるような環境でした。
でも自分は開発をやったこともなければ、優先順位もつけたこともなく、メンバーが言うことの意味がさっぱりわからず、為す術もありませんでした。
開発者ってなに?ハッカー?くらいの認識でしたからね。笑
まずはじめに出来ない自分を認め、「これから頑張っていくので、共に創っていきましょう。絶対良くなります。素人なんでイチから教えてください」というスタンスで関係者にお願いをしました。プライドが高かった自分では考えられないような行動を出来るようになっている自分にも驚きました。もうこの時には、自分のプライドとかどうでもよくって、良いものを皆でつくることが面白いな〜という考えになっていました。
入社当初に比べて、5000倍(!)ロジカルになっていたので、関係者に説明をして対立がおきないように調整をし、見えていなかった課題や不満をまずは見える化し、知識と協力によって非効率なことや不満が出ても解決しながら回るようになっていきました。
そこで見つけたのが、この必勝サイクル。
前提の確認→現状の可視化→課題の分割→優先度付け(やらない選択も含む)→共有→対処
これは、普段のコミュニケーションはもちろん、それ以外のことにも活用出来るので、会議や様々な相談にのった際に円滑に進めることができるようになりました。
人やビジネスの課題を解決できる人になりたい
最後に、自分の将来についてお話すると、ビジネスとプライベート関係なく、何か悩んでいる人の成長支援ができる人になりたいです。
ビジネスでも日常でも漠然とした悩み(例えば、利益が上がらない、サービスの認知が広がらない、仕事がつらい、彼女が出来ない、などなど)を抱いている人が多く、その問題や課題に対して攻略法を持たずに、体当たりする人が多いなと感じているからです。
あとはそもそも人の話を聞いて整理するのが面白いので、いろんな話を聞きたいですね。笑
そんな人やビジネスの課題を解決できる人になれるように、必勝サイクルに磨きをかけていきたいと思います。