15期連続増収増益を続けるイングリウッドが、昨年始動させたBEAUTY関連事業。
今回は、そんなBEAUTY関連のライセンス事業や、自社商品の企画・開発・販売を担当するBEAUTYチームをインタビューしました。
【メインインタビュイー:辻本 大輔(Daisuke Tsujimoto)】
セールス・ライセンス事業本部 ライセンスPB事業部 BEAUTYチーム サブマネージャー
中学校から高校卒業までを海外で過ごす。自由な発想で仕事を経験したいと考え、大手ライフスタイル企業へ新卒入社。その後ブランディングに興味を持ち、外資系化粧品会社にて営業として活躍。そして、一からオンラインとブランドの立ち上げを経験したいと考えたのをきっかけに、イングリウッドへジョインした。
爆進を続けるイングリウッドが仕掛ける!BEAUTY事業
ーーイングリウッドでは今、どんなBEAUTY関連事業を行なっているのでしょうか?
「私たちBEAUTYチームは、化粧品・コスメなどのBEAUTY関連商品をOMO(オンラインとオフライン両方)で販売する事業を行なっています。現在、取り扱っているのは、海外ブランドの商品や、PB(自社開発)商品です。
オンラインでは自社ECはもちろんのこと、モール展開や、SNSを含めたオンライン全般のブランド運営を行なっており、オフラインでは商品をドラッグストアから百貨店、セレクトショップまで幅広く流通させ、販売しています。
今特に、オフライン販売に力を入れていますね。いわゆる、お客様が商品を実際に手に取れる、見られる場面を増やすことに注力しているんです。」
ーーズバリ聞きます。なぜ、今BEAUTY事業の展開に力を入れているんですか?
「化粧品市場はとても大きいですし、『キレイになりたいと考える女性が存在する限り、事業の可能性がある』からですね。
さらに、インバウンドの影響や日本コスメの需要が増えたこともあり、今その市場規模がますます大きくなっている点も理由の一つです。
そしてイングリウッドには、今までコンサルティングやPRなどで、BEAUTY事業に携わってきたノウハウが少なからずある。だから、このタイミングで(昨年)BEAUTYチームを新たに立ち上げることになりました。」
「また、私個人としても、化粧品会社に勤めていた前職での経験から、BEAUTY事業・市場はこの先もなくならないと考えていました。
東北大震災のとき、ボランティアでスキンケアやメイクアイテムを提供したことがあって。あんなに大変な状況でも、きれいになることや可愛くなることをみなさんとても喜んでくれたんですよ。
それからですかね。『どんな状況でも、キレイになることが女性を幸せにするのだな』と、考えるようになりました。」
商品を売る最強の集団だからできる“モノ作り”
ーー新規参入しやすいBEAUTY事業・市場は、ライバルもそれだけ多いということですよね。他社との差別化についてはどう思っていますか?
「PB商品を作る上で1番意識していることは、お客様のニーズにあったモノを作っていくという点です。
これって当たり前のことなんですが、『そのニーズって本当に需要があるのか?』というのがメーカーにとっては究極の悩み。リサーチの仕方や対象の人数によってニーズの確度(詳細)が変わるので、確実な正解は分からないんです。
また、化粧品って手にとって、実際に使ってみたいと考えるお客様が多いですよね。
だから、ECのノウハウとオフラインのコネクションを両方持っているイングリウッドの強みを武器に、他社との差別化を図っていくことが重要だと考えています。」
ーー今BEAUTYチームでは、ライセンスを取得した海外ブランドの商品と、PB商品を扱っていますよね。あえて、この2パターンの商品を展開しているのでしょうか?
「いいえ、あえてライセンス商品とPB商品の2つを、扱っているわけではありません。
ライセンス商品を扱っているのは、もともとイングリウッドにライセンス事業を行うノウハウがあったからです。『CHARI&CO(ファッション・アパレル)』や『BANDOLIER(スマホアクセサリー)』などですね。
またその中で、製品ノウハウや流通ノウハウも蓄積していったことから、それらを活かした自社商品の開発を行うようになりました。
だから『あえてライセンス商品とPB商品の2つを扱おう』と考えていたわけではなく、純粋にお客様が喜ぶモノを見つけるか、作るかの違いしかないんです。」
↓↓『CHARI&CO』に関する記事はこちら
↓↓『BANDOLIER』に関する記事はこちら
ーー販路にあわせて商品のライセンスを取得したり、開発したりしているんですか?
「ケースバイケースですね。今は基本的に、モノにあった販路を選んだり、販路にあわせた商品作りをしています。
例えば『Fillerina (フィレリーナ) 』の場合、ライセンス事業なので商品自体は海外で作られていて、価格もある程度決まっています。だから私たちが考えるのは、日本で販売する際に“どんな流通・PRをしていくか”という点です。
逆に『24h FUTAE』は、私たちが今まで持っていなかった販路である、バラエティショップやドラッグストアで展開させることを考えて、企画・開発をしました。」
ーー現在販売しているPB商品『24h FUTAE』は、どのようにして誕生したんでしょうか?
「『24h FUTAE』を販売するまでには、たくさんの企画会議・開発会議を行いましたよ。
できあがったサンプルを持って、バラエティショップやドラッグストア専門の卸業者さんの所へいき、商品を扱うプロの意見を伺うこともありました。
一つの商品が誕生するまでを、ざっくり説明すると
①市場調査(マーケティング・リサーチ)
②企画(コンセプト決め、ターゲット決め、強み・弱みの打ち出し、内容決め)
③開発(OEM工場と綿密な打ち合わせ)
④完成
という流れになります。
リサーチからPB商品が完成するまでには、最低でも半年〜1年ほどの時間がかかるんです。」
ーー他にも今BEAUTYチームで、企画・開発しているPB商品はありますか?
「もちろん!いくつか同時進行で動かしている企画があります。直近だと、今年の5月頃にヘアケア商品をリリース予定です。
これからさらに、さまざまな商品を展開していけるよう、今は毎週のように企画会議や開発会議を行なっていますね。」
ブランド力を高めて、中国・アメリカ市場を視野に入れた商品をリリースしたい!
ーー今後BEAUTYチームとして、または個人として、成し遂げたいことを教えてください
「チームとしてはいろいろと動かし始めたばかりなので、個人としてお答えしますね。
今後は、大きな市場を攻めたいと考えています。特にスキンケアジャンルでNo.1を獲るような商品を開発したい!
BEAUTY・化粧品市場って売上規模が2.5兆円ほどあるのですが、一番大きいのがスキンケア商品の売上なんです。
その理由は、メイクアイテムはスキンケアアイテムより消耗が遅く、カラーものの場合はトレンドの移り変わりも激しいためヒット商品を作るのが難しい。対して、スキンケアアイテムは、いいモノが作れて、いいブランディングさえできれば、ずっと愛用してもらえる。
だから、個人的にはBEAUTY市場の核となる、スキンケア商品を作りたいんです…!
そして将来的には、中国やアメリカ、世界に通用する『スキンケアブランド』を立ち上げたいと思っています。
ただ実はすでに、世界での展開も意識はしているんですよ。現在発売中の『24h FUTAE』も将来的な中国市場での展開を意識して、パッケージのベースカラーを(中国で縁起がいいとされる)赤とゴールドにしています。」
↓ ↓ 『24h FUTAE』デザイン担当 植野さんインタビューの記事はこちら
これがイングリウッドのBEAUTYチーム!!
今回は最後に、メインでインタビューに答えてくれたBEAUTYチームをまとめる辻本サブマネージャーに、どんなメンバーが所属しているのかについて質問してみた。
また、チームメンバーからも辻本サブマネージャーやチームについて追加インタビューを決行!
BEAUTY事業でイングリウッドを盛り上げる“BEAUTYチーム”の魅力に迫りました。
ーーBeautyチーム・メンバーについて教えてください。
辻本:「私と同じく主に営業として動いているのが『狩野さん』。右腕というか、私とみんなの繋ぎ役だと思っています。
年齢とかお互いの役職は関係なく、個人対個人としてお互いをちゃんと尊重し、コミュニケーションが取れているかなと。狩野さんは、営業だけどグラフィックとかも触れて、販促とかデザインの資料を作成してもらうこともあるんですよ。
だから、私は逆に狩野さんができることは一切やらないと決めています。彼を信用しているし、お互い同じ能力を育てたいわけではないので。
お互いの長所を尊重しあって、育てていける関係であり続けたいと思っています。」
➡➡Q.狩野さんにとって、辻本さんはどんな存在ですか?
狩野:「辻本は年齢は下なんですが、そんなこと気にしないというか関係なく、頼りになるし、尊敬できる存在・リーダーですね。
なおかつ、同じ営業マンとして、同じ目線で会話ができる関係、間柄でもあります。
個々の個性が強いメンバーが揃ったチームの中で、お互いがさらにプロフェッショナルになれるよう、これからも一緒に頑張っていきたいですね。(もちろん、これはチームメンバー全員にもいえますが…!)」
辻本:「手際がいいというか、仕事をとにかくスピーディーにオールマイティーにこなしてくれるのが中村。
私の上司であるゼネラルマネージャーを除いた、BEAUTYチーム唯一の女性ということもあり、商品の企画をメインで任せています。
感性の鋭い女性目線で、PB商品をみてくれているので、中村の意見が参考になることも多いですね。
あと、人との距離感が絶妙で、チームのコミュニケーションが円滑に進むのは彼女のお陰でもあるのかな、と思っています。」
➡➡ Q.中村さんにとって、BEAUTYチームってどんなチームですか?
中村:「それぞれが、“自分の個性や得意な部分を活かそうと思っている、活かしあっているチーム”ですね。
そう思える理由は、日々密にコミュニケーションをとっているからかな。本当によく話すチームなので、メンバーの人となりもよく分かっているし、誰がどんなことが得意なのかも共有できています。
また、やりたいと思ったことができる(挑戦できる)チームでもありますね。『商品開発に携わってみたい…!』と思っていた私は、今実際に企画を担当させていただいているので。」
辻本:「チーム内で若手のポジションにいるのが久城。仕事内容は、他のメンバーと少し異なります。
一からモノ作りをするとか、卸への営業を行う、というのではなく、芸能関係などのライツ(権利)プランニングビジネスを担当してくれているんです。
まだまだ若手ですが、大きなクライアント様を相手に業務をこなす度胸があるメンバーでもあります。現在は、BEAUTYチーム全員で成長をサポートしており、彼への期待は高いですね。」
➡➡Q.久城さんにとって、BEAUTYチームってどんなチームですか?
久城:「BEAUTYチームは、イングリウッドの他のチームと比べて、団結・チーム力がNo.1だと思っています。
コミュニケーションをよくとっていて、一歩踏み込んだ関係性ができている。『辛いことも、いいことも、共有しあって、一緒に頑張ろう』という雰囲気が、僕たちBEAUTYチームには一番あると思うんです。
いろいろなことを共有している分だけ、横のつながり、メンバーとの繋がりが強いのかな…!と。
自分の仕事への理解度がまだまだ足りないなと、悩むことも多いですが、このチームで僕自身の専門性をもっともっと高めていきたいと考えています。」
ーー今年の1月にジョインしたばかりの北谷さん!今後の意気込みを一言お願いします
北谷:「入社から約二週間(※取材時)、ものすごくチームワークがいいチームに入れたなぁと思っています。
辻本さんや狩野さんのような優秀な営業マンの先輩方から営業の技術を盗みつつ、BEAUTY業界についてしっかり勉強していきます!
まずは社内に、そして仕事に、1日でも早く慣れていきたいですね。」
圧倒的に個が強いチームを作る!
「私が思い描く“いいチーム”は、圧倒的に強い個が集まったチーム。まず、個として強くなれないんだったら、いいチームはできないと考えています。
フォローしあうって、ネガティブな部分をカバーするイメージですよね。だから、私はお互いの強みをぶつけあって、より高みに向かって登っていきたい。
そのための前提として、チームメンバーには『まずは自分で考えるようにしよう』と、伝えています。」
「自分自身をしっかりと分析し、他者と異なる長所を把握して伸ばす。その結果、自ずとそれぞれの長所が成長していき、チームとしての力がより高まると思っています。
なので、『これが得意!』、『これが強みだ!』という部分がある人、『向上心が強い人』と一緒に私は働きたいし、BEAUTYチームにジョインしてほしいです。
(例えるなら、レアルマドリードの銀河系軍団みたな感じですね!笑)
だってイングリウッドには成長できる、高みを目指せる環境があるんですから…!」
ーーたくさんのお話、ありがとうございました!最後にいい残したことや、ここで伝えておきたいことを一言お願いします
「チームメンバーみんなへの感謝の言葉ですかね。『いつもありがとう』とあえて伝えたいです。
お互いへの感謝の気持ちを忘れないことと、礼儀を尽くすことは基礎として徹底しています。風通しが良く、社内で最も雰囲気が良いチームだと思っています。」
ーーその理由は?
「一言でいうと、チームとしての目標が絶対にみんなの中で一致しているからかな。目標のすりあわせがしっかりできているので、BEAUTYチーム内での不満がないんですよ。
『なんで自分がこれやらなきゃいけないの』とか、『なんであの人これやらないの』と思うことが私はなくて。そして、他のメンバーもないんじゃないかなと思っています。
私は思ったことを直ぐに伝えるタイプですが、他のメンバーはその言葉を受け止めた上で、自分の意見をぶつけてくれる。だからギスギスしたり、雰囲気が悪くなったりはしない。結果として『なんで私が〜』という不満が出ることがないんです。」
『思ったことを伝えあえている理由は、チーム内で情報が常にオープンになっていて、それを共有する時間がちゃんとあるから。』
「あと、常にメンバーに伝えているのが、インプットとアウトプットの徹底をしようということ。とくに、『得たものをすぐにアウトプットする』というのを、みんながちゃんとやってくれているのも大きなポイントですね。
『クライアント様からこんなこといわれました』とか『こんな情報をキャッチしました』などを、毎朝伝えあうようにしています。
こうした時間を多々作ることで、『何かを見つけなきゃ』と思ったり、『何かをやらなきゃ』と考えたりすることが増える。そして、結果的にチームの一体感も生まれていきます。」
チームインタビューへのご協力、ありがとうございました!
「ありがとうございました。チームやメンバー、商品も高みを目指して、これからさらにアクセルを踏んでいくので、今後もイングリウッドのBEAUTY事業に注目してください!」