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2019年イジゲンBUILD開発合宿 in 別府 #2/2

(#1/2の続き) 前回のお話はこちら↓

2019年イジゲンBUILD開発合宿 in 別府 #1/2 | イジゲンBUILD株式会社
イジゲンBUILDは、大分県を拠点として活動するイジゲングループの子会社で、WEBシステムやモバイルアプリケーションの受託開発を行っている会社です。"受託" だからこそ、単に言われた通り「形にする」のではなく、お客様と共に「良い結果を築く」という視点を大事にしています。 ...
https://www.wantedly.com/companies/ijgn2/post_articles/188420

「イジゲンBUILD 合宿in別府 2019」#1のあらすじ

・延期による延期で、合宿実現まで時間かかった
・取締役のおかげで別府の温泉宿で合宿実現
・会場の山荘がおばあちゃんち感=ピースフル
・台風+ラグビーW杯日本勝利の影響を感じる別府
・大分県は魚うまい

技術的要素皆無! (←日本語)  今回 #2ではちゃんと記しますので。

合宿2日目 "ラストスパート" ── 9/29(日)10:00〜

一夜明け、鳥チュンチュンな会場付近(別府の小高い丘の上)は、22℃ぐらい。昨日よりもやや涼しいですが、湿度は相変わらず高めです。

この時、台湾辺りから韓国付近を通り過ぎるルート予測の台風が接近し続けており、数日後(10/2)に大分市で開催予定の、ラグビーW杯 ニュージーランド代表(オールブラックス)vs カナダ戦 を地味な感じに嫌がらせしてくる感じです。。
世界中で大分の会場を観てもらえる機会なのに。開催大丈夫かな…

大分県ラグビーワールドカップ 2019™日本大会大分開催!
チケット購入は、 ラグビーワールドカップ 2019™日本大会公式チケットサイトから、ID登録が必要となります。  ・第三次一般販売(先着) 5月18日(土)18時00分 ~ 7月下旬(日付未定) <日本時間> ・公式リセールサービス 5月31日(金)18時00分 ~ <日本時間> ・第四次一般販売(先着) 8月10日(土)18時00分 ~ <日本時間> ※チケットの発送は7月以降順次予定 詳細はこちら 10:00〜18:00 (日本時間) ※混雑時にはお電話がつながりにくい場合がございます。繋がりにくい場
https://oitarugby.pref.oita.jp/rwc2019info/

合宿関係ないですが、別府駅のオブジェも心配そうでした↓

"地獄"の合宿2日目

さて、合宿の話を。

ここで言う "地獄" は、「大分県の温泉リゾート地、別府の鉄輪(かんなわ)地区」という意味であって、温泉蒸気が日常的に吹き出している感じとか、観光スポットの "血の池地獄" みたいな世界観のことを指しています。。

さすがに現場が地獄とかそういうことは

いや、地獄でした…

2日目の朝には合流組(女性)も加わり、「おはようご…!!!」の段階で絶句されつつラストスパートです。

昼過ぎの成果発表に向けて、朝からそれぞれの「実装&検証祭り」が繰り広げられていました。
なんか『シン・ゴジラ』でもこんなシーン観た気がしますが。 みんなも戦ってますからね。。

早い人は朝6時ぐらいには起きて朝風呂に行ったりしたそうです。さすが、ピースフル地獄。
夜中3時に寝た流れだとほぼ寝てない?

どうでもいいのですが、#1と#2の記事の写真を部分的に拡大して比較してみると…
コンビニで買った巨大ワイン、すっかりカラになってました。。 これ夕飯後? いつ飲んだし 

で、みんな何作ってるんですか?

それ。そういえば#1の記事ではその話を全くしてませんでしたよね…。
各自の事前計画を以下にまとめます。

*既存案件絡みでNDA的に伏せるべき内容のメンバー分は割愛。

【Kamadaさん】主にバックエンド担当

★ 「機械学習による自動タグ付けメモ」の開発 → デプロイ
【目的】開発力・見積力UP、ゼロイチ開発の経験を増やす
・Ruby2.5, Rails5.2, Cloud Natural Language API, GoogleCloud AutoML, ActiveAdmin, Heroku
・機械学習で自動タグ付け(複数)
・メモとURLを貼って登録したら自動で分類
・記事のスクレイピング
・作る画面:ログイン、新規登録、一覧、ユーザーごと、詳細、URL&メモ登録、ユーザ管理、管理アカウント単体

【Shigeishiさん】主にバックエンド担当

★ AWSを使用したインフラ構築、他メンバーのサービスデプロイ
【目的】技術力・開発速度を高めて利益率UP
・Rails on Fargate with RDS, Route53, ALB, DR構成, 自動サービスデプロイ(CI/CD)
・EC2通常構成との料金比較(EC2とFargate)
・コスト削減できそうなら、既存サービスの置き換え検討

【Matsudaさん】Railsアルバイト 学生

★「大分のWEB系企業のインターン情報をまとめ管理できるサイト」の開発→デプロイ
【目的】開発力・経験値UP
・Rails6, bootstrap4, Heroku, AWS
・学生視点でのサービス開発→大分WEB系企業でのインターン希望者向け
・管理者ログイン機能(Admin)
・管理画面から公開ページが変更できる機能
・ユーザは公開ページから企業とやりとりできる(メールが送れる)
・ワイヤーからフロント・バックエンドまで全部やる

【Ienagaさん(+ 外注アドバイザー組)】マネージャー

★ 既存案件の保守についての棚上げ系タスクの解決
【目的】現在もってる保守案件の課題を解決したい
*受託のため、具体的記載は割愛


各自、短いイベントにおける自分なりの「良い結果」を目指して企画してくれました。
本番での仕上がりが楽しみです。

ごはんですよ

そんなこんなで、みんなで色々話したり集中していると、もう12時過ぎ。

いま皆の手は止まらない止められない! 絶妙なハマり空気感もあったり…。
さすがにこんな状況で「飯食い行こうぜ」みたいなジャイアン的なのもアレですので、ネットで出前を…

── 該当 1軒。 ピザ 60分待ち  ──

orz … そうだった。そういう意味じゃないけど、ここは地獄だった…(Wi-Fi完備)

仕方ないので、テイクアウトなお弁当方面を調べてみると…
別府駅付近に「お弁当のフタが閉まらないほどの大盛り弁当!」で有名な、『からあげコンちゃん』というお店があるとのこと。なんか、なんでもある気がする別府駅付近。

メガ盛りを超えたMAX盛りの「塩からあげ弁当」が見た目も味も最強すぎた! 別府市『からあげコンちゃん』
大分県といえば日本屈指の温泉地として名高いが、実はカリッとジューシーな「からあげ」も超有名だ。県内にはフラッと立ち寄れる温泉のように、お手軽かつハイクオリティ ...
https://rocketnews24.com/2017/08/11/939655/

さすがに30代以上の参加者もいて疲労困憊な感じなので… 今回ばかりは、ぴっちりとフタが閉まる普通サイズの弱気なお弁当を人数分注文。 マネージャーひとりで取りに行ってもらいました。。

とは言え、500円でも「最新のiPhoneかよ」位のでかいハンバーグが入ってたりで、なかなかのボリューム。美味しかったです!

「ハンバーグデッカ」「デッカ」 アハハ…  みたいに楽しくフードファイトをキメていたら、
マネージャーより「… 食ったら発表な。」ということになりました…

…一斉に遠い目になる一同。

9月末の温泉街の昼下がり。窓からは秋の空気と共に涼し気な虫の声が入り込んで来ます。

リー リー

合宿2日目 "成果発表!" ── 9/29(日)15:00〜

いよいよドキドキの成果発表タイムです!
写真写りとかあるので、ちょっとだけ片付けて地獄を浄化。シン・ゴジラ感も消えました。

短かかった1泊2日。他愛のない話からディープな話まで、応援しているのか邪魔しているのか分からないような様々な横槍の困難さえ乗り越えて各自頑張ってきました。。

以下、記事のテンションとは違う真面目な写真ばかりですが、みんな真面目に頑張った証拠です!

【Kamadaさん】「機械学習による自動タグ付けメモ」の開発

☆ 理想:100% → 現実:70%
▷ よかったこと: 合宿の必達項目であるデプロイを優先して対応したため、余裕を持てた。MLや普段使わないgemを積極的に採用できた。
▶ よくなかったこと:メインロジックが完成に至らなかった
→ 今後:ロジックについても事前にある程度見立てを立てておくこと、アプリを完成させる

「これまで手でタグ付けしてたのが、メモ書いていれば勝手に整理してくれるぞ」「整理と検索の手間が省けるぞ」的なものを作ろうとしていたKamadaさん。

保守の業務経験が多く、新規系の見積もりをするとしたら、とにかく一旦経験したリアル感がないとイヤという性格で、想像先行型は苦手とのことでした。

今回ゼロイチの開発経験を増やすことが大きな目標の一つだったので、短時間ではありましたが集中して取り組めたこと自体、価値があると思います。

機械学習系の経験や実績は今後の時代の流れを考えても案件が増えるのは確実なので、切り込み隊長的に、どんどん立ち向かって欲しいと思います!

Shigeishiさん】AWSを使用したインフラ構築、他メンバーのサービスデプロイ

☆ 理想:100% → 現実:5%
▷ よかったこと: 現実を思い知ることができた…
▶ よくなかったこと:事前調査が不足していた…
→ 今後:Railsポートフォリオ作成 → Herokuで本番公開 → Docker学習 → EC2で本番公開 → ECSで本番公開 → Fargateで本番公開

サービスの基盤をつくる「縁の下の力持ち力」を強化し、すぐサービス公開できるようにする技術を試したかった Shigeishiさん。

手軽に出来るけど癖がある。。そんな既存サービス・仕組みの組み合わせに立ち向かう中、想定外のハプニングでどん詰まりを起こしてしまい、頭を抱えていました。

「このままじゃいけない!」と、思い切って方針転換していく中、過ぎていく時間と制限時間との間で格闘した結果の、勲章的な5%という結果でした。

明るく誠実でありながらも、本人は計画通りに太くしっかりした流れを作りたい=質実剛健な感じを求める性格なので、「まだまだだなぁ」と常に傷だらけで悔しがっている印象です。でも、そういう姿勢が今後の強さにつながっていくのですよね。頼りにしてます!

【Matsudaさん】「大分のWEB系企業のインターン情報をまとめて管理できるサイト」の開発

☆ 理想:100% → 現実:60%
▷ よかったこと:自分がどこまでできるのかがある程度わかったこと、案外元となるデザインがあれば近付けて作れるなと感じたこと、見た目を整えればそれっぽくなるなと感じられたこと
▶ よくなかったこと:AWS使えなかった、自分がどこまでできるかが事前に把握できていなかった
→ 今後:自分が実装したかった機能のタスクを完全に終わらせたい、実装前の設計とか計画段階でのユースケース図とかモックアップとか準備系のツールや仕組みを積極的に取り入れていきたい

AWS使って何かやりたい!Railsで作るゼロイチ体験がしたい!という想いをベースに、
学生視点で、「大分でインターンやってる企業の情報が分かるようになる系のサービス」のすべてを全部自分でやってみたかったという、総合的な経験・全体俯瞰に欲張りになってみたMatsudaさん。

まだ現場経験が浅いという強い自覚や危機意識のもと、いつも自分の可能性の探索に貪欲な印象です。

迫る「就活」という人生のタイミング。自己分析や適職診断など、ステレオタイプに言ってしまえば「自分探し」を自他問わず強いられる中での戦いが垣間見えた感じでした。

人生が分岐していく、枝分かれする手前の交差点にいると、「あっちもあるよ… こっちもあるよ…」みたいな外からの大人の囁きは非常に多いもので、自分にとっての"北極星"みたいなものがまだハッキリしていない状況だと「え?マジすか?、え?マジすか?」みたいにキョロキョロしてしまうものですよね…。

しかし、あるタイミングが過ぎたぐらいから、みんな冷たくなっていく世間のリアルもあるので。。
ぜひ "若さ" という独特な顕在ニーズが輝いている今も、その先も。大切にしてほしいなと思います。
がんばれ人生!

☆まじめな総括☆

今回の合宿では、「日々の案件に活かせる経験や、個人のスキルアップ」という目的意識が強かったため、通常は数日かかる実装を数時間で終わらせるための爆速開発やゼロイチ開発など、果敢に挑んでくれました。合宿における失敗とか自分の至らなさへの不満みたいなものこそ、今後に活かせる素晴らしい価値だと思いますので、やって良かったなと思います!

今回みんなスピードアップ目的で既存フレームワークをいかに活用するかを重視する流れになりましたが、どうしてもエラーなどで手詰まりが起こると、掘り下げて解決する時間が増えがちであることが判明。

「ん?」みたいな想定外のエラーが起こったとき、ネット上に良い感じの解説記事や公式資料がないと、スピードが上がるどころか頓挫しそうになる = 方針や仕様を転換せざるを得ない… という状況は、フレームワークの利便性と引き換えに発生しがちな、悲しいあるあるかと思います。。

その状況を打破するための場当たり的で不毛なネットサーフィンを続けた結果…
「何の成果も!! 得られませんでした!! … orz 」みたいな調査兵団的な惨状になるのは辛いことです。。

進撃の巨人 公式サイト
単行本累計部数7,600万部を突破! 別冊少年マガジン連載 『進撃の巨人』 の公式サイト。
http://shingeki.net


だとすれば、合宿を「フレームワークを使わない開発経験の機会にする」というのも、実は結果的な爆速開発の糧になるのかも知れない… という、逆説的なアイデアも出てきたのでした。。

例えば、TV番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』定番のチャレンジ企画(米や野菜、果ては塩や道具など、料理ひとつ作るにも原料・素材・道具レベルから作るような縛りプレイ)みたいなことをやってみるのは、合宿ならではの経験 = 勉強になるかもしれないという類推的なアイデア。

確かに、経験の浅いエンジニアが普段触らないような部分に詳しくなっていくと、「このエラーってあのへんかな…」というカンが瞬きやすくなるのかも知れません。

ただ、現場で頑固に "NO!! フレームワーク" な主義を貫くと、チーム開発としては大迷惑なので… それ系はあくまで「一時的な経験の機会」としての一案ということで。バランス感は重要。

ザ!鉄腕!DASH!!
日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」公式サイト。人と自然をテーマに手作りの感動と夢への挑戦!大好評のコーナー企画を中心に子供も大人もみんなが興味の持てる生活、夢、遊びを広く大きく追いかけます!毎週様々な内容をお届けします。
https://www.ntv.co.jp/dash/


一方、マネージャーと外注アドバイザー組で並行して実施した、「即解決が難しいような調査/検証優先系のタスクを事前に積んでおき、合宿のタイミングでみんなで向き合う」という企画はかなり良かったように思います。

ぎこちなく肩組んでピースみたいな、単なるウェイ系イベントと勘違いしがち/されがちな合宿の機会を、「実案件への成果直結型の機会にする」という発想であれば、経営層から見ても成果が評価しやすくなるので、定期的に合宿を実施する意味や意義が明確になりますよね。

合宿する度に色んなプロジェクトが想定以上の改善に向かうってことなら、とても良いですからね。
そんな風にメリットが明確で自信が持てたなら、実施まで時間はかからなかったかも。。反省。

次回の合宿がそういった内容になるかは分かりませんが、今後の展開が楽しみになる成果が得られた、価値あるイベントでした!

次はぜひエンジニア以外のメンバーも地獄でシン・ゴジラ体験してボヘミアン・ラプソディ大合唱したいです! (よくわからない人は#1の記事参照)
https://www.wantedly.com/companies/ijgn2/post_articles/188420

都会にお疲れのみなさんも、Wi-Fi完備の温泉リゾート地がある大分県で開発合宿してみてはいかがでしょうか?

イジゲンBUILDのメンバー共々、ピースフルな地獄が広がる大分県でお待ちしております!

別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
地獄の名称由来 ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれています。 そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいます。 > 詳しく見る 海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄の4つの地獄が「別府の地獄」として国の名勝に指定されています。 動画紹介 大分県立芸術文化短期大学メディアデザインコース 重冨嘉月さんの作品です。 C
http://www.beppu-jigoku.com
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