株式会社クーバー・コーチング・ジャパンでは一緒に働く仲間を募集しています
堀野 傑さん(1989年5月20日生)
小学校で補助員をしながら、アシスタントコーチをやってくれています。王子校が開校した2013年4月から続けるベテランスタッフです。どのようなお仕事内容か、お話ししてもらいました。
スクール前
備品の準備
最初にやるのは、倉庫から、ボールかご、ビブス、ドクターバック、アイスボックス、コーン、マーカーを出すことです。コートに入れる時間(スクール開始25分前)になったら、サッカーの備品を運びます。それまでに横断幕を張ったり、テーブルを置いたりしています。
グランド内の確認
危険物がないかをチェックします。チリやクズ、虫が落ちていたら、拾うようにしています。夏になると、施設近くにある森から虫が、飛んでくるんです。
ゴールの設置
スクール会場は、テニス兼用です。ゴールをコートに運び、設置する必要があります。
コーチ同士で打ち合わせ
練習メニューの確認や、その日に、参加する子どもの情報をスクールマスターから聞きます。ケガや体調不良のため、長くお休みをしていて、ひさしぶりにくる子がいたら、「無理させないようにしよう」「ときどき気にかけよう」と確認しあいます。
つづいて、トレーニング準備のため、マーカーやコーンを置きます。
子どもたちとコミュニケーション
練習が始まるまでの間、お話をしたりします。
スクール中
子どもたちの安全管理
体調面に気を配るようにしています。夏は、熱中症が心配です。顔色の悪い子がいたら「大丈夫?」と声をかけるようにしています。
こころの面の気配りも必要です。春は、進級や卒業、クラス替えがあり、気持ちが浮つきがちです。落ち着きがない子に声をかけるようにしています。
アシスタントコーチの役割
メインコーチの動きを見て、違う動きをするようにしています。メインコーチが、こどもたちを集めてストレッチ体操をしているとき、私は、ボールの片づけやマーカーの設置など、つぎのトレーニングの準備をしています。
メインコーチが、練習の仕方を全体に説明しているとき、内容が理解できずに困っている子がいます。「え……? え……?」って感じになるんですよね。その子の近くによって「コーンの右側をとおって、向こうを目指すんだよ」「ボールはここで止めるんだよ」「ボールをここまで運んだら、仲間にパスをするんだよ」と、個別に伝えています。アシスタントコーチの大切な役割ではないでしょうか。
コーチング
経験の浅い子、たとえば幼稚園生は、ボールがきても、蹴ることだけで精いっぱいです。ドリブルにチャレンジできるよう、ボールの配給場所を変え、あまりプレッシャーがかからない状況にしてあげます。「怖がらないで、やってみよう」とアドバイスしたら、できるようになりました。子どもたちのプレーがよくなっていくのを見るのは、楽しいです。
スクール終了後
忘れ物の保管
多いのが、手袋やネックウォーマー、ヘッドガード、上着です。持ち主がわかるものであれば、サブマスターの浅野コーチから電話連絡をして「保管しておきますね」と伝えてもらいます。
保護者のみなさまとコミュニケーション
いろいろなお話をうかがいます。自主練習の仕方や、シューズのサイズに関することなどです。
子どもの帰宅
最終クラスが終わったら、コートから、すみやかに出るよう促します。フットサル利用のお客さまと入れ替えがあるのです。帰宅する子や保護者にあいさつをして、送り出しています。
用具の片付け
子どもが帰宅したら、かたづけです。ビブスをたたみ、倉庫から出した用具をしまいます。
反省会
片付けが終わったあと、スクール中の出来事を共有します。体験に来た子がたのしくプレーできたか、ケガはなかったか、子どもたち同士のトラブルがなかったかとかです。
アシスタントコーチにおすすめの用具
笛
あると便利です。子どもたちにわかりやすい合図を出せます。吹いていい施設ならおすすめです。
冬は防寒具
さむい日には、手袋とネックウォーマーを重宝します。
ストップウォッチつきの腕時計
時間の管理をするのに必要です。
サッカーシューズ
自分にあったものを選びましょう。スクールによるかもしれませんが、子どもたちといっしょにプレーするのも、仕事のひとつです。アディダスのシューズを使うことになっていますが「なんでもいいかな」と軽く考えていると、ケガをする可能性もあります。
まとめ
アシスタントコーチのお仕事内容を理解していただけましたでしょうか?
やりがいがありますし、楽しいですよ。
時間さえ、やりくりすれば、ほかの仕事とも両立できます。
「子どもが好き」「サッカーが好き」な方、やってみませんか?