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成長するのは自分が関わった店舗の繁盛を喜べる人【飲食店テナント様×営業担当インタビュー】

私たちテンポイノベーションは、飲食店激戦区の東京において、飲食店賃貸の新たな仕組みづくりに挑戦中。店舗物件を不動産オーナー様から賃借し、飲食店テナント様に転貸する『店舗専門の転貸借事業』を展開しています。


今回は、2023年3月に新宿御苑にオープンした「博多小皿鉄板 べっぴんしゃん」を運営する株式会社やる気カンパニー 代表取締役 山本高史さんと、当社 営業担当の久保田さんにインタビューを実施。飲食業におけるテンポイノベーションの介在価値や、飲食店テナント様と営業担当の関係性に迫ります。

飲食店は「空間ビジネス」だからこそ物件の質が重要

――「博多小皿鉄板 べっぴんしゃん」のコンセプトや特徴を教えてください。

山本:「鉄板居酒屋でちょっと贅沢に」がコンセプトです。鉄板焼きは、高級店と大衆店に二極化していますが、私自身「好きなものを少しずつ食べられたらな」と感じていたので、高級店と大衆店の中間を狙って、小皿料理をアラカルトで食べられるようにしました。妻が博多出身ということもあって「博多」を冠し、福岡のみならず九州各地の新鮮な食材にこだわっています!


――お店の内装や食器など、ひとつひとつにこだわりが感じられて、「世界観」を重視されていることが伝わってきます。

山本:飲食店は「空間ビジネス」だと考えています。居酒屋のイメージは人それぞれですが、私たちがやっているのは客単価7,000~8,000円程度の付加価値の高い居酒屋です。料理がおいしいのは大前提ですが、今は冷凍食品もおいしい時代なので、上質な空間も不可欠な要素なのです。

差別化するには、空間を通して自分たちの想いを伝えていく必要があると考えているので、内装や食器は妥協せずにお金と時間をかけました。


――テンポイノベーションや、営業担当に対する印象をお聞かせください。

山本:率直に言うと、家賃が若干高いと思う物件もありますが、そのぶん、良い物件を押さえているなという印象です。営業の久保田さんとは、当初電話でやり取りしていて、初めてお会いした際も従来の「不動産営業」のイメージとは違い、がつがつしていないソフトな雰囲気の方なので、「今時だな」と感じましたね。


テンポイノベーションの介在価値は「圧倒的に良い物件を持っている」こと

――「博多小皿鉄板 べっぴんしゃん」の店舗物件はどのように探していましたか?

山本:さまざまな業者から営業の電話がくるので、希望条件を伝えて、日々物件の情報を得るようにしていました。地元の不動産屋にも行きましたが、なかなか思うような物件には出会えていませんでした。

新宿御苑駅に近いこの通りは以前から狙っていたので、久保田さんからこの物件が紹介できると電話をもらったときは即決でしたね。朝連絡をもらって、16時より前に申込みを済ませていました。物件探しは本当に縁とタイミングだと思います。


久保田:事前に伺っていたご希望にドンピシャだと感じたので、すぐにご紹介しました。人気物件になることはわかっていたので、なるべく早く内見いただいて意思決定いただけるよう、事前に懸念事項の洗い出しやスケジュールの共有を行なって、確実に物件取得いただけるよう意識しました。


――物件探しにおいて、テンポイノベーションが介在するメリットは何でしょうか?

山本:一番は、圧倒的に良い物件を持っていることです。それは誰もが思っていることではないでしょうか。

一番手で申し込めば、契約できる可能性が高いのも非常に魅力的です。スピード感があるぶん、一週間以内に最初の入金をしないといけないのである程度の資金が必要ですが、お金さえ用意できれば先手必勝で物件を押さえられるのがありがたいですね。

工事の申請などお伺いを立てないといけないこともありますが、契約の段取りがきっちりしているので、ビルオーナーさんとのトラブルを避けるという意味でも、総合的にはプラスになっています。施工会社やビルオーナーさんとの間に立って専門的な話もしてくれるので、ストレスがありません。


――反対に、テンポイノベーションが介在することによるデメリットを感じることはありますか?

山本:この物件はそうでもないですが、家賃が若干高い印象はありますね。ただ、家賃が高いのもそれだけ良い物件を持っているということだと思います。

私たちが大切にしているのは、「ちょっと高いけどまた行きたいよね」と思ってもらえる店であることです。テンポイノベーションのサービスには、そんな飲食店に通じる価値があるので、家賃が多少高くても納得できます。

良い物件は総じて家賃のフリーレント期間がないのもデメリットではありますが、長い目で見れば、1~2カ月の出費を抑えることよりも、良い物件を確保できるメリットのほうが大きいと思っています。「空間」を重視しようとすれば、やはり物件の質が大事になってきますから。


自分が関わった店舗の繁盛を喜べる人が成長する

――久保田さんが、日々お客様と携わる中で工夫していることはありますか?

久保田:店舗物件は動きが非常に早いため、お客様のニーズを詳細に理解した上で、最速最短で物件をご紹介することを徹底しています。

また、ご本人が潜在的に抱えている願望まで深く理解し、良い意味で想定を超えたご提案もできるよう心がけています。そのためには、エリアや飲食業界の最新情報を知っておく必要があるため、情報収集も日々怠らないようにしています。


――お店がオープンしてから、テンポイノベーションとの関わりはありますか?

山本:久保田さんがプライベートで来店してくれたのが嬉しかったですね。


久保田:やる気カンパニーさんが運営するほかの店舗にも足を運んでいますが、どのお店もおいしいんですよ。自分が関わった店舗がオープンして、賑わっているのを見ると本当に嬉しい気持ちになります。お店を繁盛させるのは山本さんの力ですが、私の紹介がきっかけで、物件と山本さんの想いが噛み合って形になっていることに喜びを感じますね。


山本:飲食業に関わる以上、久保田さんのように自分が関わった店が満席になっているのを嬉しいと思える人が成長すると思うんです。そんな人に対しては、こちらも「この物件を紹介してくれてありがとう」と感謝し続けられるので、お互いにWin-Winの関係が結べますね。


「選ばれる店」に必要なのは「人」

――最近の飲食業界の市況をどう捉えていますか?

山本:ひと昔前に比べて飲食店の淘汰が進んでいて、選ばれる店でないと残らない時代になっています。コロナ禍を経てふらっと飲みに行くことが減っていますし、お酒を飲む人も減っているので、特にアルコールを出す業態は店によって明暗がはっきり分かれている状況です。

大人数で飲む機会も減っていますよね。大人数だと予算重視ですが、少人数だとより料理や空間にこだわってお店を選ぶようになります。そんな中で残っていくためには、選ばれる店になることが圧倒的に重要だと感じています。


――「選ばれる店」になるために必要なことは何でしょうか?

山本:人それぞれだと思いますが、やはり「いい人」がいる店ではないでしょうか。モバイルオーダーのようなテクノロジーを生かした接客は大手が得意とするところですが、個人店の強みは圧倒的に「人」です。

だから、店舗スタッフの採用は「仲間集め」という感覚でやっています。今は求人をかけなくても紹介ベースで採用ができているのですが、その要因として、同業他社よりも給与水準が高いことがあります。利益率アップと連動する形でスタッフの待遇を上げていけば、きっと飲食業界は変わるはずです。


――今後の目標や取り組みたいことをお聞かせください。

山本:今後も当分出店は続けていきます。国内の土台固めができてきたので、2023年の終わり頃から海外に目を向けて、東南アジアへの出店を進める予定です。海外では、日本の飲食店では当たり前のサービスがないことも多いからこそ、違う視点でビジネスができるはずです。


――久保田さんは、今後山本さまとどう関わっていきたいですか?

久保田:まずはご希望に沿った物件の迅速なご紹介、さらにご本人が想定していなかったようなご提案もしていきたいです。そして、新規店舗をご出店いただいた際は、一顧客としてぜひまた伺いたいと思っています。

山本:今後もいい物件をどんどん紹介していただけることを期待しています!

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