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【海外インターン体験レポート】未知のこと、新しいことが多いほど、成長も大きい

こんにちは! ICONICの採用担当です。

ICONICでは現在、大学生を対象とした長期インターンを実施しています。このたび、約1年間、インターンとして活躍してくれた山野くんが8月に卒業するにあたり、ICONICでのインターンについて振り返っていただきました。
※文中の日本円は2024年8月時点でのレートで記載しています


社長に直接アタックしてインターンへの切符を獲得!

—まずは、インターンに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

意識し始めたのは、大学3年生の5月頃です。就職活動が始まって自身のキャリアについて考える中で、以前から興味を持っていた東南アジアに将来的に深く関わりたいということに気づいたんです。

とりわけ、旅行で訪れたことのあるベトナムは、想像以上に経済が発展していて、老若男女問わず活気のある生活を送っている様子に魅了され、より深く知りたいと思っていました。

そこで、自身のキャリアや、どんなことをすべきかについてさまざまな人に相談したところ、「学生のうちに、現地での長期インターンに参加したほうがいい」とアドバイスを受けたんです。この頃からベトナムでインターンをしたいと強く思うようになりました。


—ICONICでインターンをすることになった経緯もお聞かせください。

新型コロナウイルスの影響が残っていて、ベトナムでのインターンシップを募集している企業はほとんどありませんでした。そこで、ベトナムで事業を展開している日本人経営者をSNS上で探し、「インターンとして働かせてもらえないか」と連絡を取り続けました。その中で、迅速に返事をいただいた安倉社長と話がとんとん拍子に進んで、インターンシップの機会をいただきました。



ベトナムでは、経済の成長とともに生活水準も上がるという、良いスパイラルが生まれている

—1年間、ベトナムで生活してみて、いかがでしたか?

2022年に初めて旅行で訪れた際は、経済が発展していて、若者が多く、物価が安いという印象を強く受けました。この印象は大きく変わりませんでしたが、いくつか驚いた点があります。

まず、ホーチミン市内は日本人が非常に住みやすいエリアだということです。ユニクロや無印良品、コーナンといった日系の店舗が進出しており、コンビニやスーパーも多くあります。さらに、英語が通じる場所も多いため、生活する上で不便に感じることはほとんどありませんでした。

次に、自身の記憶よりも物価が高かった点です。1食200円程度で月5万円もあれば生活できると言われていた時代はすでに過去で、今は、ホーチミン市内で普通の食事をするだけでも1食500〜700円はかかります。

ただ、ベトナムで物価が上がっているのは、いい傾向だと思っています。所得の増加や経済成長が主な要因ですし、これから社会インフラを作っていくことを踏まえると、物価上昇は発展していく過程で自然と発生するものだと捉えているからです。

チャレンジを後押ししてくれる、柔軟性のあるカルチャー

—ICONICはどんな組織、カルチャーだと感じましたか?

ベトナムで創業16年目と聞いていたので、トップダウンで仕事を進めるような堅い組織だと思っていました。しかし実際には真逆でした。たとえば、部署を跨いだ新しいプロジェクトでは初めての試みだったにもかかわらず、論理的に意図を説明したところ、ほとんどのメンバーが惜しみなく協力してくれました。



また、日本人メンバーは、海外で経験を積むことを目的としていたり、ベトナムに思い入れがあるなど、強い動機を持っている人ばかりです。こういった魅力的なメンバーと一緒に仕事ができたのも、とても良い経験になりました。


—インターンでどんな仕事を体験しましたか?

マーケティング部門に所属し、本業の人材紹介事業と組織人事コンサルティング事業をサポートする業務を担当しました。具体的には、日本人にベトナムを知ってもらうためのブログ執筆やSNSの運用、ICONICの顧客である日系企業の担当者に向けた、ベトナムの人事・労務に関するニュースレターの作成などです。


▼ある一日のタイムスケジュール

6:00 起床
朝食は、パンや即席麺で済ませることもあれば、周辺のお店でバインミーを買ったりフォーを食べたりすることもあります。
(ベトナムでは多くの飲食店が朝早くから営業しているため、朝食のバリエーションは豊富です)

8:00 出社
出社後、まず行うのは情報収集。
ベトナムについての理解を深めるためにも、翻訳をしながらさまざまなニュースサイトを閲覧します。

9:00 記事の執筆
情報収集や社内のメンバーと一通りのやり取りを終えたら、業務に取り掛かります。
記事の執筆などは、まとまった時間で集中して取り組む必要があるため、昼食を食べる前までの時間に取り組んでいました。

12:00 ランチ
昼休みは13:00までの1時間です。
社内の日本人メンバーと周辺のローカルレストランで食事に向かいます。1食あたり300〜400円くらいです。

13:00 資料集め、ミーティング、記事の執筆
午前とは異なり、ルーチンワークやブログ執筆に向けた資料集めなど、昼食による若干の眠気がある中でも取り組める内容をメインにしていました。夕方頃には頭がスッキリしてくるので、記事の執筆やミーティングなどに集中して取り組みます。

17:00 退社
約7割を占めるベトナム人メンバーのうち、大半は定時に退社します。
そのため、日本人メンバーも気兼ねなく定時で退社することができます。

18:00 夕食
食事は基本的に外食で済ませています。(一説によると、ベトナムで1人暮らしをする場合は、自炊するよりも外食の方が安く済ませられるとか)
時間にかなり余裕があるため、絶品のローカル料理を求めて、5〜6km離れた場所までタクシーで向かうこともよくあります。(タクシーの運賃は5kmで片道400円程度です)

19:00 帰宅前にカフェで一息
ホーチミン市内にはカフェが多く、しかも、ほとんどが夜遅くまで営業しています。コーヒー以外にも、南国ならではのフルーツジュースや紅茶などカフェインレスの飲み物が充実しているため、就寝前でも安心してカフェを訪れることができます。おすすめは、パッションフルーツジュースと、アボカド×マンゴーのスムージーです。

21:00 帰宅
大家さんが掃除・洗濯をしてくれる「サービスアパート」に住んでいるため、家事をする必要はほとんどありません。
ホテルのような感じで、帰宅後はシャワーを浴び、残りの時間は自分の時間を過ごすことができます。

23:00 就寝
ベトナムは夜遅くまで外で音楽が鳴っていたり、現地の人々の話し声が響いていたりします。
最初はなかなか寝付けないかもしれませんが、次第に慣れていきます。


—印象に残っている仕事はありますか?

経済学部出身で法律に関する知識がなかったので、労働法や社会保険法などベトナムの人事・労務に関する法律を調べながら記事を作成する業務は、とても大きなチャレンジでした。

理解するまでに多くの時間がかかってしまいましたし、戸惑うことも多々ありましたが、上司に相談したり、ベトナム語のWebサイトを翻訳して参照した結果、扱った分野に関しては一定の知識を身につけることができたと感じています。

後になって振り返ると、専門外の分野でもがむしゃらに努力して学び続け、実務レベルで通用する知識を得られたことは、非常に貴重な機会だったと思います。

1年というリミットが、行動につながった

—インターンをしてみて、自身の変化や成長を感じたり、学んだことはありますか?

一番の大きな変化は、行動に移すまでの時間が短くなった点です。これまでは先延ばしにする癖があったのですが、1年間という時間的制約があったことで、「実行できずに帰国を迎えてしまうのではないか」という危機感を常に持ち、行動できるようになりました。

たとえばブログを執筆するときに、Webの情報や自身の経験だけでは不十分なことがたびたびありました。ですが、ここで一人で抱え込んでしまっては、何も進みません。自分だけでは不十分=人の助けが必要だと判断した時点ですぐに、別の部署のメンバーに協力を依頼したり、ベトナムの大学教授にアポを取ってオンラインでお話を伺ったり、といった形で行動に移すようになりました。



また、困難に直面したときも、「どうすれば解決できるのか」を真っ先に考えるようになりました。業務の中には、未知の分野だったり、社内に前例がないものも多く、ベトナムだから、経験のない人材業界だからと、できない理由を並べてなかなか手をつけられないこともありました。

しかしあるとき、前向きに考えなければ何も始められないことに気づいたんです。そこでまずは、最善を尽くしてチャレンジし、良し悪しは後から検討することにしました。その結果、取り組める業務の幅が広がり、新たな物事にチャレンジすることへの精神的なハードルも低くなったと感じています。

これからも困難なこと、新しいことが次から次へと出てくると思いますが、どんなことにも積極的にチャレンジできそうな気がしています。


—考えることも大事ですが、それと同じくらい、動いてみる、チャレンジしてみることも大切ですよね。ICONICでの経験が山野くんの今後の仕事や人生に役立てば、わたしたちも嬉しいです!








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