【カジュアルに聞く！】エンジニア本部長とデザイナー本部長に聞くエンジニアとデザイナーの共存とは？

photo/writer　by INO

アイスリーデザインは、ビジネス×デザイン×テクノロジーの力でイノベーションを創出するDX支援企業です。『期待を超えた価値を創造すること』を大切に、世の中にインパクトを与え、人々の生活をより豊かにすることが当社のミッションです。
今回はもう少しカジュアルに、そして分かりやすくお話をお伺いしたいと思っており執行役員技術本部長 金さん（写真左）と執行役員デザイン本部長 佐々木さん（写真右）にインタビューをさせていただきました。彼らの考えるエンジニアとデザイナーの共存についてを聞いていきたいと思います。またインタビュー内ではどんな人材が弊社に合うのかも知ることができるので、読み進めるとアイスリーデザインのことが少しわかると思いますよ！

▼この記事を読む所要時間
10分

▼このインタビューで得られること
・アイスリーデザインのエンジニアとデザイナーの関わり合いがわかる！
・アイスリーデザインがどんな人材を求めているかが分かる！

▼今回インタビューした人

金 炯才(キム ヒョンゼ : 以下 金)韓国釜山で生まれ、中部大学電子工学科に留学。在学中軍隊へ入隊し通信兵として2年2ヶ月カンウォンドで服務後、就職をきっかけに東京に上京。さまざまな会社にてSE、PM、プロデューサー、R&D立上げ、システム開発本部長、企画開発、新規事業立ち上げを経験し直近ではCTOを経て2022年i3DESIGNへJOIN。ワイン歴11年。会社に金コレクション満載のワインセラーがある。

佐々木　祐真 (ササキ ユウマ : 以下 佐々木)埼玉県生まれ、東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、2014年にi3DESIGNに新卒入社し現在は執行役員デザイン本部長。業務アプリケーションやネイティブアプリなど多岐に渡ってデザインを長年担当し、現在はデザイン組織のマネジメント及び、クライアントワークでのデザインディレクションに従事。

ーー早速の質問です。1つの組織にエンジニアとデザイナーが共存するメリットはなんでしょうか？

金さん
1番のメリットは、当社にはエンジニアとデザイナーが、お客様のことを真剣に考え協力してプロジェクトを成功させてきたノウハウとナレッジがあるということです。社内なので、阿吽の呼吸で仕事を進められるメンバーもいますし、コミュニケーションも円滑です。そして、言いたいことを忖度なく言い合えるのがいいことですよね。
例えば、お客様が、デザインはA社、システム開発はB社、コンサルティングはC社と全て別に発注していたとして、これら3社の意見や実務を取り纏めるのは結構大変です。請け負ったA社、B社、C社は会社の文化も違えば、進め方も違う。コミュニケーション上のギャップもでてきます。

この観点では、アイスリーデザインはデザイン、システム開発、コンサルティングの一連の流れを実施できる体制が整っているので、一気通貫で進められる点が1番の魅力です。
現在、エンジニアとデザイナーが協力して作成した「アイスリーデザイン・スプリント・プロセス」を実行しています。スピード感は勿論のこと、実行可能な範囲や品質も含めて、他社と一線を画していると思っています。

佐々木さん
そうですね。例えば、A社がデザインでB社が開発と分かれていた場合、開発側がデザインに対して物申すというのはなかなかやりづらいと思います。
しかし、当社が開発だけを請け負った場合でもデザイナーが組織にいるので、"このデザインはここがイケてないので変えましょう"と言えることもあります。
工程が完全に分断されていたり、それぞれ会社が違ったりすると遠慮してそういったことが言えずに、そのまま実装されてしまうことになりますよね。

金さん
会社間の関係もありますし、特にお客様相手にはそんなことを言えないでしょうから、本来もっと良いものが作れるのに、遠慮や妥協により無難なモノづくりになってしまうというケースもあるかもしれません。当社はそういう本質的なところに妥協なく踏み込んで意見交換するので、より高品質なものができあがるのかなと思っています。

社内に、エンジニア、デザイナー、コンサルタントがいるからこそ、お客様の本質的な課題と全力で向き合って、期待を超えた高品質サービスを提供できるということなのですね！

ーー円滑なコミュニーケーションといえば、最近、エンジニアとデザイナーの合同勉強会が始まりましたよね？この勉強会はどんな目的で開催することになったのでしょうか。

佐々木さん
目的は２つあります。１つ目は、プロダクトという1つのものをエンジニアとデザイナーが共に作っていく中で、互いの専門領域にどうしても”境目”ができるのです。この”境目”こそが価値のあるもので、そこを確認し合うためということ。
２つ目はしっかりとした*インタラクション設計をすることです。
今はソフトウェアの時代なので、ただのウェブサイトではなくしっかり*インタラクションが設計されているものを作ることに価値があります。

引用元*インタラクションとは人間が何かアクション(操作や行動)をした時、そのアクションが一方通行にならず、相手側のシステムなり機器がそのアクションに対応したリアクションをすること

金さん
「ここまでがデザイナーの仕事」という線をあえて引かず、エンジニアの業務領域と重なりを持たせることが重要ということあります。
つまり、ビジュアル重視だけのデザイナーではなく、システム開発を考慮したデザイン設計ができるデザイナーということです。デザイナーがそれを見据えて仕事をしてくれるようになり、またエンジニアもデザイン領域をきちんと理解したら、最高のチームになります。
例えば、デザイナーがビジュアルに拘りすぎ、システム開発のことを考慮しないデザインをしたとします。これをそのとおりにエンジニアが実装してものすごくパフォーマンスが落ちてしまったらどうでしょう？デザイナーもエンジニアリングに対する知見を持っていればそのようなことにはならずに合理的なデザイン設計とシステム開発が可能になり、短納期で高品質なものを提供できるようになります。このような文化を醸成するために、プロジェクトを通して出てきたお互いの課題や専門性を共有する勉強会を開催しようとなりました。これは、ハイブリッドな開発の仕組みを産み出す第一歩だと思っています。

ーー当社が今求めている人物像はズバリどんな人ですか？

佐々木さん
基本的に、エンジニアとデザインという2つの分野どちらにも精通している人材は世の中見渡しても極端に少ないと思います。僕自身も、エンジニアリングが出来るわけではないですし。
そんな中でも、業界ではデザインエンジニアというその２つの領域を越境する職が求められていて、少しずつ活躍し始めているのだと思います。
既にそういった職能がある方にジョインしていただきたいという気持ちもありますが、どちらにせよ当社のデザイナーとエンジニアは、それぞれの領域を越えていこうとする志向性と実行力のある方が必要だと思います。

金さん
まずは勉強熱心で向上心のある人。また当社は社内のコミュニケーションやチーム力を重要視しています。これがシナジーとなり、お客様に高品質のサービスを提供できるようになります。どんどん周囲を巻き込んでいくような積極的なコミュニケーションができる人と一緒に働きたいと思っています。

ーー2022年組織を大きくするために力を注いできたことについて教えてください。

金さん
佐々木さん率いるデザイナーチームは、noteやTwitterを通して採用広報に力を入れてきましたよね？

佐々木さん
これは僕というより、チームが頑張ってくれました（笑）

金さん
そういうところにきちんと力を入れてマネージメントしてきたことは本当にすごいなと思っています。佐々木さんは、常に外に対してアンテナを張っているところが素晴らしいですね。これはとても大事なことですよね。

佐々木さん
ありがとうございます。私から見た技術本部は、金さんが当社にジョインしてから更にチームとして動き出したなと感じています。特に毎月開催のMAD DAY(技術本部の月1オフライン勉強会)はとても良い取り組みで、空気が変わったなと感じました。アイスリーデザインに良い風が吹きましたね。

金さん
MAD DAYは今月で11回目を迎えます。MAD DAY後にワイン会をやるのですが、振り返るとみんなが飲んでいるワインもすでに40種類になりました。このMAD DAYの中に*プレゼンタイムがあるのですが、

*プレゼンタイムとは？
月に一回開催されるMAD DAYの中にプレゼンタイムがあります。
4つのテーマを用いてスライドを用意し発表を行います。
・Case Study（実際案件で関わって感じたことなど）
・Lightning Talk（テーマはなんでも良い）
・Tech Talk（サービス、最新トレンド、技術動向など）
・その他（上記に当てはまらない内容及び全体方針共有やお知らせなど）

去年は87セッションもありました。このプレゼンを何度も繰り返すことで、アウトプットの質も上がってきています。

例えば、先日、引っ越しを考えている若手エンジニアが「物件探索システム」を考えてきました。このプレゼンは面白かったですよ。
*MAD DAYについてはこちらの記事をチェック

佐々木さん
それは面白そうですね！部門は違えども、それぞれの勉強会を通して、エンジニアチームとデザイナーチームが互いに良い意味で影響し合う機会も増えましたよね。そういった意味で益々社内のコミュニケーションが良くなると思っています。

ーー今後どのようなチームにしていきたいと考えていますか？

佐々木さん
社内でもっとアカデミックな方向でもデザインを深めるということをやっていきたいと思っていて、そこに割ける時間をもっと作っていきたいと思っています。プロジェクト案件以外にも、業務時間の中でアウトプットする機会を増やすのは良いことで、自分自身で調べたり考えたりすることでスキルアップしていくという流れを大切にしたいです。
会社としては、現在IPO準備中ですので、急いでやらなければならないことがたくさんありますが、時間がかかるものはコツコツと進めていけばよいと思っています。

金さん
私は、昨年は現状を知るというフェーズにいました。業務プロセス、技術標準化、運用保守、そしてチームをグロースさせるための仕組みづくりなど、あらゆる角度からキャッチアップし実践してきました。課題はまだまだたくさんありますが、お客様に高品質で価値の高いサービスを提供できるよう改善を繰り返していきたいと思います。
デザイナー本部との連携も引き続き強化して、アイスリーデザイン・スプリント・プロセスの完成と定着に向かっていきます。
今後組織はどんどん大きくなっていきますが、アイスリーデザイン独自のやり方で適した人材育成ができたらいいなと思っています。新卒採用と中途採用を積極的に行っていきますので、新たに加わるメンバーが入社後にのびのびと活躍してくれる組織にしていきたいです。
現在、新卒社員の教育は入社3年目の社員が担当しています。成長した若手社員が新人を教えるという良いサイクルを回せるようになって、若くして組織を牽引できるヤングエリートが生まれるチームを目指していきたいと思います。

ーーありがとうございました！最後に仕事で大切にしていることを教えてください。

金さん
『目標は高く！仕事を楽しくさせるのは人（＝自分）だ。』
自分自身もそうだし、そういう人で溢れる組織にしたいと思っています！

佐々木さん
仕事で大事にしてること。。。。うーん。
『仕事が全てじゃない』（笑）
オフもしっかりとることで仕事に活かせるので、そういう意味でこの言葉をあえて選びます！

穏やかで優しい雰囲気ながらも、しっかりと軸をもち世を見据えた頼りがいのある二人。
今後、エンジニアとデザイナーがどのようなケミストリーをおこすのか、
note編集部は今後も追っていきたいと思います。

アイスリーデザイン公式note編集部は、より一層皆様が楽しめるようなコンテンツ作りをお届けしていきたいと思います。このnoteを通して、まだ見ぬワクワクする出会いが生み出されることを願っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからも、皆さんに当社の魅力やイベント等を、お伝えしていきます。

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