国家公務員からベンチャーに転職!大胆なキャリアチェンジの背景にある組織作りへの熱い想いに迫る | Back Office
宮内実夏 / 事業戦略室 HRBP大阪府出身。大阪大学法学部を卒業後、財務省大阪税関に入関。在職中に大阪大学大学院法学研究科にて修士号取得。国際会議のスタッフ、内閣府青年国際交流事業(カンボジア...
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島本 海舟 / 研究開発本部 プロダクト開発部 Webエンジニア
大阪府羽曳野市出身。奈良工業高等専門学校で電子制御工学を専攻し、同校卒業後はカナダ留学を経験。同国でVanWest College Commerce and Marketingを卒業し、3年ほどエンジニアとしてPOSシステムやCRMの開発に携わる。2024年3月からフツパーに参画。
筋電義手といって、腕を切断された方が使用される、脳の振動で動く義手を作っていました。部品を何ミリ削りたいという時は、実際に工場へ削りに行ったりと機械的なこともするけど、プログラムを組んだりもしていて、どちらかといえばロボット寄りなイメージですね。でも、やってみてそこまで深く興味を持つことができなくて、そのまま勉強したことを仕事にしようとはならなかったんです。
その後カナダに留学することになるんですけど、その時も実はエンジニアになる気はなかったので、現地で語学学校を卒業した後は、マーケティングの学校に入りました。
もともとは全然できなかったですよ。なんならTOEIC200~300点くらいなんじゃないですか。留学に行くって決まってからも勉強してなくて、「まぁ何とかなるやろ」みたいな気楽な感じでした。
そうしたら、案の定バンクーバーで入管に止められて(笑)もちろん英語はまったく伝わらなかったんですけど、四苦八苦してなんとか伝わったと思ったら、次は別室に連れて行かれて、おかげで飛行機にも乗り遅れたというエピソードもあります(笑)後からわかったことですが、カナダはビザが現地発行なので、自分で説明しないといけなかったんですよね。
そうですね、高専を卒業するとき、次の進路として一応大学と就職、両方とも受かってたんですよ。だから、どちらでも選べる選択肢は持ってたんですけど、なんか両方違うなって思ってしまって。
高専も、そもそもエンジニアやりたくて入ったわけではなかったんです。普通の人の高校受験と同じで、これぐらいの成績やからここの学校行こうくらいの感じで入っちゃって。そのまま大学進学を選んだ場合、その専攻が続いていくわけじゃないですか。でも、その分野にそんなに興味があるわけでもないし。それなら就職かな?とも考えたんですけど、別に20歳から働かんでもいいかなとも思ったんですよね。で、どうしようかなと考えているときに、一旦海外でも行くか!!と。
長い人生で考えたら英語ぐらい喋れたほうがいいやろ!と思い決めました。なのでカナダに行ってから、一生分くらいの英語は勉強しましたよ(笑)
現地でマーケティングの学校を卒業したタイミングで、ちょうどコロナ禍になってしまったんですよ。その時のバイト先が飲食店だったので、緊急事態宣言でお店が開けられない期間に、そこのお店からWebサイト作ってよと頼まれて。高専出身だったので、何でもできると思われてたのかもしれません(笑)
でもそこで作ったことが、今考えると始まりだったように感じます。それでも、本当にエンジニアになるとはその時は思ってなかったんですけどね(笑)
あと、もう一つの理由として、帰国してからなんですけど、ヒザの半月板にヒビが入って大手術をすることになったというのもあるかもしれないですね。2か月くらい歩けない状態だったので、パソコンがあればできる、エンジニアしかないとその時に思いました(笑)
3年ほどエンジニアをしていました。
Webサイトのような簡単なものから、レジなどで使用されるPOSシステムや、CRMのような管理ツールなどに携わっていました。ただ、前職では受託開発がメインで、営業は別会社だったので、何をどう作るか、どうやったら売れるかを考えることは基本的になくて、ただ頼まれたものを作るという形だったんですけど、それが、僕にとってはおもしろくないなと感じていました。完全に依頼されたままに作るだけだったので、自分では使いにくいサービスだなと思ったりしても、その通り作るしかなかったんですよね。
サービスって結局は売ることが目的なので、どう売るか、どうすれば売れるものになるかまで考えて作りたいなと思っていましたし、そのサービス自体が自分でも使いやすいと感じるものだといいなという希望もあったので、そういう開発ができる会社を探そうと転職を考え始めました。
転職しよっかなーと考えていて、転職サイトに登録してという感じです。でも、僕そんなにここに行きたいとかは別になくて自分であんまり動いてなかったんですよね。人事の宮内さんから面談やりましょうみたいな感じで声をかけてもらったのがきっかけかなと思います。
実は面談する前は、会社のことはあまり調べてなかったんですよ。
だってそもそも受かるかわかんないし(笑)受かってからでいいかなという感じなんですよ、僕的には。
いや、そもそも選考希望するかどうかもそれまで話した人の対応とかで決めてるんです。上から目線の態度の人とかも中にはいるじゃないですか。入社して直接その人と関わりがないとしても、そういう人がいる会社は入りたくないかなと。
ここに行きたいとかって会社のことを調べても、生の情報が書いてるわけじゃないし、どっちかって言ったら、結局、人間関係のほうが大きい気がするんですよね。だから、どれだけ調べてもそういった情報は結局出てこないから、調べるより、話した人から感じた直感の方が大事かなって。
実は最後2社から内定をもらってどうしようかなと思っていたんですよね。ちょうどその時会った友達が僕より会社のことを調べてくれて、その友達にこっちの方がいいんちゃうんみたいなことを言われて、それが半分くらいの理由ではあります(笑)
いや、それはわからないですね(笑)こっちのビジネスの方がおもろいんちゃう?みたいな感じだったと思います。でも、その友達のことは信頼してるんでね。
あと決め手としては、コーディングテストの後に、今の直属の上司である山田さんと面談があったんですけど、めちゃくちゃ短く終わるっていうのが印象的でした(笑)
必要最小限で余計なことを聞かない、端的な感じが、無駄なことを嫌う人なんやな、この人面白いなっていうのが、選んだ理由の残り半分です。
高圧的な人がいないですよね。穏やかだし。あとは自分の意見が割と通りやすいというか、話を聞く体制ができているので、ちゃんと議論になるのはいい所だと思います。
それと、待ちの姿勢じゃなくて、自分で動く人が多い印象があります。
今は、個別の商談が入る時もありますが、7月にリリースしたSaaSの『スキルパズル』ほぼ1本ですね。
開発だけじゃなくて、営業の方と一緒に商談に入ることもけっこう多いです。
「こういう機能が欲しいです」という要望をお聞きして、それを追加できる場合はどれくらいで出来るのかなどを相談するんですが、現場で実際にサービスを使う方と直接話せるのは、開発者としていい環境ですね。どうすれば使う人が増えるかまで考えて開発するというのは、まさにやりたかったことですし。
Webでも話すことはもちろん出来るんですが、現場ではITに強くない方に使っていただくことも多いので、実際に現場に行くこともあります。直接画面を見ていただいて説明するほうがわかりやすいこともあるんですよね。ちなみに明日もスキルパズルを導入予定のお客さんの現場にいきますよ。Webエンジニアとしては、相当珍しいですよね(笑)
あと、今は主担当として開発しているので、このプロダクトを任せてもらってるという状態ですね。
入社した時から、「1人のエンジニアが1プロダクトに責任を持つ」みたいな形で開発していけたらいいなということは上司の山田さんから聞いていました。
当時はサービスもまだリリースされていなくて、まだまだ仕様も出来ていない状態だったので、ほぼ最初から新規プロダクトの開発に入っている感じでしたね。そこから、3ヶ月くらい開発に関わって、リリース1か月前くらいからは僕が主担当になりました。
もちろん、1人で全部やるわけではなく、PdMとしてCSOの杉山さんがいて、デザイナーの中嶋さんがいて、開発側は上司の山田さんが品質を落とさないように確認をしてくれていて、というサポート体制のなかではあるんですけど、開発の手を動かすところについては僕に多くを任せてもらっているので、やりがいはありますね。
その時で入社3か月くらいだったんですけど、そんなに早く任せてくれる会社って普通ないですよね(笑)
先月はたまたま9割くらい出社しましたけど、配分とかはあまり気にしてないですね。
それでも出社が多いのは、今『スキルパズル』に携わっている営業の方がほとんど大阪本社にいるので、出社したほうが、確認や相談がスピーディーに進むからというのもあるかもしれません。でも、朝起きた時の気分で今日はリモートの方が集中してコード書けそうだなって時や、天候によってリモートにする日もありますよ(笑)
正直、仕事の内容的に、出社とリモートのどちらでもあまり変わらないかなと思います。営業の方とやり取りする場合でも、Slackや電話を使用して、しっかりコミュニケーションを取れているので全く問題ないですし。
強いて言えば、「自由に時間帯を選択できる」というほうが恩恵はあるかもしれないですね。フレックスというのが、早起きが苦手な僕にとっては、かなりありがたいですね。とはいえ、社内外のコミュニケーションが必要なことには変わりないので、日中の時間帯中心にはなるんですけどね。でも定時の5分でも遅れたら遅刻だ、みたいなことがないので変な息苦しさはないです。