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フツパーのデザインが変わった!【前編:デザインが変わるってどういうこと?】

昨年の10月、悲願の1人目デザイナーがフツパーに入社しました!

入社ストーリーはこちら
デザインで使う人と作る会社の想いをつなぐ、スタートアップ1人目のデザイナーがSaaSのUIにかける魔法 | Product Development
中嶋 信博/プロダクト開発部 チーフデザイナー学生時代は広告デザインを専攻。オンラインゲームのパブリッシングやモバイル/PCゲームの開発会社にインハウスデザイナーとして勤務。ゲーム内のUIを設計...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/869001


UI/UXデザイナーとしてのプロダクトデザインはもちろん、社内外で使用する幅広いものに社内デザイナーが関わることで、会社としてのデザインに対する姿勢が大きく変わったことを実感しています。

今回は、第一弾として、デザインがどう変わったのか、変わるまでのストーリーや想いなどを、デザイナー中嶋の本人インタビューも交えてご紹介していきます!

①プロダクトデザイン

今年7月にリリースした人員配置最適化の新プロダクト『スキルパズル』は、製造現場で人をどう配置するのが生産効率や人材育成にベストなのか、という視点から配置作成を自動化できるもので、ただシフト作成の作業を効率化するだけではないところが強みのSaaSです。

ということは、それだけ機能も多くなり、従業員情報である「スキルマップ」の項目や実際のシフトを作成する「人員配置計画」の条件設定なども詳細になっています。

これを実現しながら、忙しい現場の責任者の方が短い時間で操作できる「使いやすさ」とITツールに不慣れであっても機能を使いこなせる「わかりやすさ」を実現したところに工夫が詰め込まれました。

中嶋:スキルパズルは、リリース前からモニターとしてたくさんの現場でβ版を使用していただくことで、現場の声を集めて開発されています。そこで集めたものすごい量のリクエストやフィードバック、会社によって違ういろんな勤務形態に柔軟に対応できるUIを目指しました。

『スキルパズル』のUIイメージ(人員配置画面とスキルマップ画面)


また、既存の外観検査サービス『メキキバイト』と、その支援ツール『Hutzper Insight』のUI画面についても大きく刷新しましたが、こちらは刷新までのストーリーや検討過程まで、次回記事でがっつりご紹介いたします!

②公認キャラクターの誕生

Wantedlyにも度々使用しているフツパー公認キャラクター『フツピー』の誕生も、社内のさまざまなデザインに影響しました。

中嶋:toB企業においてキャラクターって必須ではないんですよね。その中でキャラクターを制作したのは、お客様に「AIってこんなことができるんだ!」「今まで困ってたことが解決できた!」という体験をフツパーがお手伝いします、という親しみやすさを伝えたかったからです。
そうすることで最新技術に対するイメージのハードルを下げるというのもありますし、一方で、漠然と「オレンジの会社」や「かわいい鳥のAIの会社」といったざっくりした認知でもいいので、お客様の心に残る存在にしたかった、という思いも込めました。

なにより、めちゃくちゃ社員から愛されてます。

ストーリーのサムネにも登場
HRBPから見た"フツパー"な人たち | Culture
こんにちは、フツパーでHRBPをしている宮内です。普段は社員インタビューやカルチャーについて主に発信しているWantedlyストーリーですが、今、フツパーは営業・事業企画として入社してくださる方...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/905639
フツピーの設定もデザイナー考案



③マーケティング関係のデザイン

デザインの力で劇的に変化したのはプロダクトデザインだけではありません。マーケティング部と連携しながら、ビジネス側のデザインも大きく前進しました!

まずは名刺デザインの刷新です。

中嶋:こちらは入社してすぐだったので、探り探りの状態でやっていました。まずはデザインを作ってみて、社員の皆さんのリアクション見てみようという感じで仕上げていったのを覚えています。

それまでの名刺はすごくわかりやすかったんですが、事務的というか、シンプルで、逆に言うと印象に残りづらいデザインでした。そこで、業界的に白が基調で濃い色の名刺はあんまりないと思ったので、逆をやってみようという発想になり、濃グレー✕オレンジや黒✕オレンジのデザインを作ってみたところ、社内の反応が予想以上によかったので、今のデザインになりました。


できあがった新名刺



次に、マーケティング関係で深く関わったのは展示会での展示物デザインでした。

フツパーでは、月に1回以上展示会に出展し、実際に外観検査のデモを見ていただいたり、その場で検査したい対象物を見せていただいたりして、HP等の情報からだけではわからない検査自動化のリアルを体験していただいています。

最近ではフツパーのブースを探して来ていただくお客様も増えてきたので、ブースを見つけていただきやすいように、またご存じでない方には、「製造現場向けAIのフツパー」というのを知っていただくため、デザイナーとマーケティングチームが協力してブース展示物のデザインも一新しました。

中嶋:ブース一新の最初かつ最大の課題は、「Hutzper」というスペルからカタカナの「フツパー」が連想されづらい、というのをどう解消するかというところにありました。
そのため、カタカナを大きくし、IT企業で重視されがちな「おしゃれで洗練された雰囲気」よりも「わかりやすさ」を優先する、横表示の社名が多い展示会場で目立つよう「縦書き」表示にするなどの試行錯誤を繰り返し、お客様に認識していただきやすいものが出来上がりました。


フツパーイメージを反映したブース


また、最近ではこれまでになかったサービス紹介動画も作成しました。

中嶋:この少し前に、私と、マーケティング部のHP・LP担当、人事の採用広報担当でデザイン関係の目線合わせのミーティングを実施したんです。

それをきっかけに、改めて「フツパーのデザインって?」というのを考え直すことになり、元からあったものをじっくりと見直すことになりました。

これが、実は今回この動画を作るにあたって大きく作用したものだったんです。HPをしっかり見て、自分の中で分解して理解し、「フツパーのデザイン」をプロダクトとコーポレートのデザイン両面から改めて掘り下げる時間を持てたんですが、ここで解像度をあげることができていたおかげで、これまでのデザインを引き継ぎつつ、フツパーを数十秒でうまく表すことができる動画の制作をすることができました。


中嶋:まだまだフツパーのデザインは模索中です。会社としてもチャレンジを続けていくフェーズですし、コーポレート・アイデンティティを固定するにはまだ早いと思っているので。

チーフデザイナーとしても、もっと自分の業界認識をより深くする必要があると感じていますね。1つの会社のデザインを作るって、単なるビジュアルの一貫性を超えて、自分たちの価値観やミッションを視覚的に体現するものなんですよ。なので、フツパーのデザインを考えるにあたって、それを常に探求して、磨き上げていくことが、ブランドとしての成長に繋がると信じています。

これからも社内外からのフィードバックを積極的に取り入れながら、フツパーのデザインを進化させていくつもりです!この動画がその一端になればいいなと願っていますし、これまで作ってきた他のものもブラッシュアップを重ねて、「フツパー」という企業イメージを視覚的にも強力に訴求できるブランドに育て上げていきたいと思っています。

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