新規事業室長となったフツパー最古参社員が語るフツパーの変化と変わらない強み、これからの展望とは | Sales
染谷康貴 / 新規事業・グローバル戦略室長神奈川県川崎市出身。明治大学経済学部卒業。在学中にロッテルダムビジネススクールに留学。新卒で日本IBMに入社し、ハードウェアを専門とする法人営業に従事。...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/473159
和田悟/AIエンジニア
5歳でスーパーファミコンに出会う。ゲーム漬けの日々が始まる。ゲームプログラミングの専門学校を経て、テレビゲーム制作会社に入社。ゲーム会社では、主にコンピューターグラフィクスを担当。趣味で電子工作にハマる。2023年1月よりフツパーに参画。
幼稚園からゲームが好きで、高校生の時に初めて自分でゲームを作りました。高校卒業後はゲームの専門学校に通って、卒業後は仕事でゲームを9年くらい作って、今フツパ―にいるという状態です。
あまり迷うことなく専門学校に行くと決めていたかなと思います。
なのでちゃんと調べて比較したことはないのですが、大学ではゲーム以外のこともしないといけないイメージがあったので、それだったらゲームを作ることだけを目的にしたゲームプログラミングの専門学校に行った方がいいかなと思って専門学校に進学することを決めました。
ものすごく楽しかったです!先生は優秀な人たちばかりでしたし、生徒はみんなゲームをするのも作るのも好きで、作品ができたら見せあってという感じですごくいいところでした。
和田さんが専門学校時代につくったゲームがこちら👇プログラミングとグラフィック部分は和田さん一人で作り、音楽はフリー素材を使っているそうです。クマのキャラクターがかわいいですね!🐻
そうですね、当時はスマホゲームとテレビ用のゲームで二つの選択肢があったのですが、自分はテレビゲームが好きだったのでそちらに進みました。
新卒で入った会社はアクションゲームを作る会社で、「新しいアイデアのゲームを作る」ということを売りにしていました。そこに6年くらい勤めました。
コンピューターグラフィックスを担当していました。最近の映画とかゲームって影が綺麗だったり水が綺麗だったり、風がなびいたら草木が揺れたりとか水中の描写とかの綺麗な映像表現があると思うんですけど、そういった部分を担当していました。
そうなんです!映像にはフレームレート(fps)という、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位があり、数値が高いほど映像が綺麗に見えやすいんです。
でも映画に比べてゲームは一秒間にかけられる画像の枚数が少ないので、そのなかでいかに綺麗に表現するかを競うという感じでした。
ゲーム作りはお客さんからの確かなニーズがあって始めるんじゃなくて、自分たちが「これが面白いはず」って思うものを信じて作って、完成して初めてどうですかって聞く感じなんです。なので、発売するまでどうなるか一切分からないんですよね。それはゲーム作りの良さでもあるのですが、マーケットが読めなかったらかなり辛い結果になります。
もしゲーム以外の業界なら、お客さんが確実に必要とするものを作れると思いました。
ゲームって発売予定が伸びることが日常茶飯事なんですけど、他のプロダクトだと5年以上予定が伸びるなんてことはそうそうないと思うし、絶対にお客さん喜んでもらえるものだってことが分かりやすいということで、その方が自分の能力と時間を有効活用できると思ったんです。
面接の時点でも感じましたが、実際に入ってみてフツパーのそういう部分は強く感じますね。お客さんのお困りごとの大きさによって会社も成長していくと思うので、確実にニーズを掴みに行くことで、どんどん伸びていく企業なんだなと感じました。
そうですね、ゲーム以外の業界という点ともう一つ、会社を辞めてから、電子工作に出会ってそこからずっとハマっていたので電子工作やエッジデバイスなどの制御ができる会社があれば良いなとも思っていました。
そうですね。「大阪 IoT」で検索しても、やっているところが少なくあまりヒットしないのですが、Wantedlyで検索したらフツパーが引っかかったんです。興味を持って見てみたら面白そうだったので自分からメッセージを送りました。
当時見ていたのは、大手の派遣会社みたいなところが2つと、フツパーとAIの会社でした。
自分はCygamesにいたことがあるんですけど、その時に、協力会社数名と新人の教育係もしていて、契約が終わったら関係もそこで終わってしまうということにもったいなさを感じていました。なので大手の派遣会社よりは、規模が小さくても会社内でノウハウやナレッジを貯めていける環境がある会社にとどまって大きくしていきたいという気持ちがありました。
短期的な契約期間の関係だと、育ててた果物の果実を食べずに捨てるみたいな気持ちになるので、それよりは育てて収穫して来年はさらに大きくなって収穫してという繰り返しがしたいと思っていました。
もう一つのAI会社は完全リモートかつ技術力がものすごく高くて、刺激的な日々にはなったと思うんですけど、その環境で未経験の自分がついていける自信がちょっとなかったんですよね。フツパーは出社ありで電子工作やエッジデバイスにも関わるので、そっちのほうが肌に合うと思いました。
いろんな場面でギャップを感じました(笑)前職が大企業だったので、そことのギャップはかなり大きかったです。資料のまとめ方だったり、いろいろな制度がまだまだこれから整えられていくという感じで、これがスタートアップかと思いました。
あと、今は新オフィスに引越してこの制度はなくなりましたが、最近までトイレに掃除担当表があって、そこにちゃんと社長の名前も入っていたんですよ。驚きと共に、社長の名前があるのには感動しました(笑)
いまはAIエンジニアリング部にいて、そのなかでもプログラミングを扱う3人のチームの1人です。
入社してすぐある案件を任せていただいて、Pythonも未経験だったので勉強しながらという感じだったのですが、だんだん新しい言語ができるようになっていくのが楽しいし面白かったですね。もちろん大変なこともあって、なぜかうまくいかないこともありましたけどね。
そうですね。新しいことが覚えられたというのが嬉しかったです。
案件でイレギュラーなことがあったときは、ネットの海を漁れば大抵解決できますし、社内で誰が何を得意とするかも覚えているので困ったときはその人に質問しに行ったりもします。
あと、製品が完成した後にお客さんに納品して使い方を研修してもらうという流れを実際に見たときもかなり嬉しくて印象に残っています。
社会人になってから、ゲームが完成しない経験が長かったので、完成する喜びを久しぶりに何回も実感しました。
その時は自分も実際にお客さんの会社に行けたのですが、仕事中に運転するというのも初めてでしたし、その案件の業種は自分にとって未知の世界だったので、実験室や工場などに足を踏み入れるときはとてもワクワクしました。
お客さんはAIの出来上がりを楽しみにしてくださっていて、実際にAIが動いているのを見て、すごい!とか、ちゃんと見れてる!と言って喜んでくれている様子を見れたんです。
ニーズに応じて自分たちが作ったものを納品してお金をもらって、お客さんからも良い反応をもらえたというのが嬉しかったです。
そうですね、家にあります。
フツパーの社員でアーサー王の銅像が好きという人がいたのでそれを3Dプリンターで再現したり、絵を描く友人がいるので、その人の名前が入ったオリジナルのパレッドをつくったりしています。
大変さはあまり感じないですね、もしかしたら常に大変だから、ここが大変!というものはないのかもしれないです。
単純な仕事量っていうのもあるんですが、あえて自分を大変にしているという側面もあります。
例えば最近だと、プロダクト開発の今井さんが大規模モデル作成の仕事をしてくれる人を募集していて、興味もあったので手をあげたんです。自分から大変な道に突っ込んでしまって大変だとも思いますが、楽しいです。
今まではインサイトというAIの作成ソフトを使う側だったのですが、今はAIを作るモデル自体を作る側にシフトしているのが新鮮です。現状維持していても衰退すると思うので、止まらないようにしたいですね。
でもやりすぎると体を壊してしまいかねないので、できることは最大限やって、どこで妥協するかも大事ですね。体を壊すことなく最大限全力を尽くしていきたいです。
目標は二つあって、自分が持つプログラミングの知識や能力を会社に共有していくということと、会社の売上にさらに貢献できるように成長していきたいといということです。
一つ目に関しては、自分のこれまでの経験や知識を伝えることで、フツパーのエンジニアのプログラミング能力を底上げしていきたいなと思っています。
これまで、社内での勉強も何回か開催させてもらっていますが、フツパーはいろんな業界から人が来ているので、全然知らなかった分野の知見が入ってきて面白いです。
フツパーの営業は優秀な方が多いので、その人たちが拾ってきてくれた願いやニーズを叶えれば叶えるほど、良い世界になっていくと思うんです。なので、そういうニーズに対して今よりさらに効率的に、素早く対応することで、社会に貢献しつつ社員の給料もあげて会社も大きくしていければいいなと思います。
お客さんの困りごとに幅広く対応していくためにも、日々技術研鑽していきたいです!
【おまけ】パキラを愛でる和田さん