盧 承毅(ロ ショウギ)/AIエンジニアリング
台湾出身。大学では生物技術を学ぶ。2020年から日本に留学し、半年でYMCA言語学校を卒業。その後神戸情報大学院に入学し、WEBアプリケーションの作成などのITの知識を学ぶ。在学中にフツパーでのインターンを開始し、2023年4月から正社員としてフツパー参画。
学生時代はどのような分野を専攻していたのですか?
学部生時代は台湾の大学で過ごしており、その時は生物技術を学んでいて実験をメインで行っていました。なのでITにはほとんど触れたことがありませんでした。
そうだったんですね!
ITに関することを学ぶようになったのはいつからですか?
日本の大学院に留学してからです。そこではサイトのページやwebのアプリケーションをつくる研究をしていました。
留学もして、これまでと違う専門分野を学ぶのはすごく大胆な決断だと思います。どうしてこのような選択をしたのですか?
まず海外で生活してみたいという想いがありました。もっといろんなものを見てみたかったんです。
留学先にはいろんな選択肢がありましたが、自分はもともと日本のアニメやドラマが好きで独学で日本語を学んでいたので、暮らすとしたら日本がいいと思いました。でも留学したとして、卒業後も日本で生活していくためには仕事がないといけないですよね。なので大学院ではもともと興味があって、かつ日本で仕事を見つけられそうなITが学べる大学に行くことにしました。
卒業後も日本で暮らすことを決めていたんですね!
盧さんはインターンから新卒で社員になっていますがフツパーはどのように見つけたんですか?
大学院の2年生になって就職活動をしているなかで、関西でAI関係の仕事ができる会社という条件で探して見つけました。
最初からインターンではなく、卒業後の就職先として探していたんですね!
大学ではweb系の勉強をされていたとのことですが、AI関連の仕事を探していたのはなぜですか?
最先端の技術だからです。もともと新しい技術のほうがやりがいがあるんじゃないかと思って、AIに興味を持っていたのですが、その前にIT全般を学んでおくべきだと思ったので大学院ではweb系の勉強をしました。
なるほど。
フツパー以外にも候補はあったのですか?
フツパー以外にも何社か候補があり、面接もしました。その中でフツパーを選んだのは、かなり新しい会社で、勢いのあるベンチャー企業だったので、ここならいろんなことが試せそうだと思ったからです。
そしてフツパー側からの提案で、正社員としての入社を決める前にインターンから始めてみないかという話を貰って、フツパーでインターンをすることになりました。
そういう流れでインターンを始めたのですね!
はい。インターンをしたことで不安も払拭されましたし、今後うまくいくビジョンも見えたので最終的な就職先としてフツパーを選びました。
インターンをしてから入社するのは自分から提案したわけではありませんでしたが、実際にどんな仕事するのかも、オフィスの雰囲気も理解しやすかったです。なのでインターンから始めて良かったと思いますし、新卒でフツパーへの就職を考えている人にもオススメですね。
インターンとして入った当時は社員が少ないことがちょっと不安だったのですが、ちょうどその頃から社員数がどんどん増えていって、インターン期間が終わるころには倍以上になっていました。それと同時に仕事内容が明確になったり会社の雰囲気が徐々に定着してきたりしましたね。
日本は台湾に比べて上下関係が厳しい印象があったので少し心配していましたが、その部分も全く問題ありませんでした。
実際にフツパーで働き始めてどうでしたか?
AIの作り方は想像していたものとは違っていました。
入社前は全員がモデルづくりからがっつりやると思っていたのですが、どちらかというとカスタマイズのほうがメインでした。
でもこのやり方のほうが現場で使えるAIをつくるためには効率的で最適な手段だとすぐに納得しましたね。
入社後大変だったことはありますか?
知識不足ですね。ITを学んでいたのは大学院の2年だけなので知識は全然足りなかったです。
それだけでなく、最初の頃はまだ社員もインターンも人数が少なかったので、社外の人とのやりとりなどのビジネス的なところまで自分が対応することもあったりして、それはさらに大変でした。
今は営業の方がその部分をになってくれるようになりましたが、今となってはいい経験になったと思っています。
今はどんな仕事を担当しているのですか?
今はお客さんの工場に設置するパソコンの中にあるプログラムを作っています。外観検査のためのカメラのシャッターを切るタイミングを調整したりするものです。プログラムがちゃんと回ったときは嬉しいですね!
インターンのときと変化はありますか?
インターンしていたときよりも担当する範囲が増えました。
インターンのときは限られた機能しか作っていなかったのですが、今はほぼ丸ごと担当しています。今のほうが大変ですが、インターンのとき以上にやりがいがあります。
あとは、インターンの時はひとりで完結する仕事を担当することが多かったのですが、今は連携する人が増えたので報告や連絡は前よりもこまめに行うようになりました。
これからやってみたいことはありますか?
受け持っている仕事の範囲を広げていって、どの部分もできるようになるのが第一ですね。もちろん、今できている仕事の精度もあげていきたいです。
将来的には光学設計の提案もできるようになりたいですね。
フツパーで働いていて文化の違いを感じたことはありますか?
仕事の面ではあまり思いつかないですが、飲み会やお昼ごはんは違うなと思いました。
台湾だとお店でお酒を買って別の場所で飲むことが多いので、フツパーの人たちと居酒屋で飲んだときは、「アニメで見たことあるやつだ!」と思いました(笑)
お弁当をオフィスで食べるのも同じように新鮮でしたね。台湾では外で食べる人がほとんどです。
確かにフツパーは美味しそうなお弁当を作って持ってくる人が多いですね。近い国同士でも文化は結構違うんですね。
日本で働こうと思っている海外の人へメッセージはありますか?
自分の生まれた国を出て海外で働こうと考えている人は冒険心が強い人だと思うので、アドバイスも伝えることもないですね!(笑)
確かに、盧さんも含めて、自分で切り開いていける人が多そうです!
いつもとはちがう発見がたくさんあるインタビューでした。ありがとうございました!
盧さんのストーリーを読んで、フツパーに興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!カジュアル面談、オフィス見学だけでもOKです!