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徹底的な他社との比較で入社を決めた、Hutzperイチの冷静さと野心を併せ持つエンジニアが語るフツパーの魅力とは

上原康暉/AIエンジニア

長野県松本市出身。中部電力株式会社において電柱・電線の設計等を行う。退職後、C言語プログラミングを専門学校で学び、株式会社SICにおいてAndroidアプリ開発、Windowsアプリケーション開発、マイナンバーカードのシステム開発に従事。2022年12月からフツパーに参画。

これまでの経歴について教えてください!

私はおそらくフツパーの中で唯一大学を卒業していません。高校卒業後はそのまま中部電力に入社しました。

大学進学は経済的に厳しいと感じていたため、高校卒業後に働くという道が現実的な選択肢として浮かび上がっていました。また、将来的には就職の競争が激しくなるでしょうが、電気の専門知識を持つことで就職先の幅が広がるという想定のもと、高校選びに関しては、自宅から通える範囲で電気系の学校に進むことを決めました。

入学後に中部電力への推薦枠があることに気づきました。そのため、電気関連の授業は真剣に受けて国家資格も取得し、その枠を意識して過ごした結果、最終的に推薦をいただけたので、卒業後は中部電力にそのまま入社したという感じです。

中部電力に入ったのは、特に理由とか動機があったわけではなく、世の中の流れを読んでこの道を進むことが自然な選択だと感じたからです。

中高生のときからかなり将来のことを見据えていたのですね…!中部電力にはどのくらい勤めていらっしゃったのですか?

8年ほど勤めましたね。

その間、さまざまな仕事に携わりましたが、主な仕事は電柱や電線の設計でした。現場に足を運び、現場に適した設計方法を考えていました。

8年働いて退社したのにはきっかけがあったのでしょうか

大きな声では言えませんが、単純に飽きてしまったというのが主な理由ですね。

3〜4年経った頃には、仕事を考えずにこなすことができるようになっていました。どんな依頼があっても、頭の中で適切な案が次々に浮かび上がり、考える必要もなく自然と仕事が進んでしまうようになってしまったんです。周囲からは難しい仕事をしているように見えるかもしれませんが、自分にとってはある程度パターン化されたものに慣れてしまっただけでした。将来を考えると、何十年も同じことを続けるよりも、自分には他の可能性があるのではないかと感じるようになり、転職を考えるようになったのです。

また、25歳の頃に異業種交流会へ参加した際、サラリーマン的な生き方ではなく、チームを作り上げて切り拓いていくという生き方をしている人と出会ったことも転職のきっかけの一つでした。そこで、自分とは異なる考え方や価値観に魅了されました。自分にはそういうのが合っているのかもしれないと感じたんです。

その当時、周囲の人間関係は自分を含めほとんどがサラリーマンでしたが、同じような思考になるのは嫌だなと思い、サラリーマンをしながらも外部の考え方を取り入れるようにしていました。しかし、それによって社内では浮いてしまい、以前のように溶け込むことができなくなってしまったんですよね。

また、自分自身の焦りもありました。

20代後半で一度転職しないと、後の転職機会が減ってしまうのではないかという不安もありましたので、26歳の時に思い切って退職届を出しました。

最終的には引き留められて1年間勤めましたので、27歳で退職することになりました。

人と同じのは嫌だというお話を聞いて、上原さんの自己紹介を思い出しました!パワポではなく変わったツールを使っていましたよね。

マインドマップですね、みんなPowerPointを使っていたらつまらないし、PowerPointはめんどくさいなと思っています。

自分はデザインや絵を考えるのはそんなに得意ではないので、マインドマップの方が自分にとって説明しやすかったんです。キーワードに関して自分のことを話すだけですし。

なんとなく皆と同じであるのが嫌なんですよ、違うことをしたい性格なんですよね。

おそらく大企業だったらフォーマットと違う形式で自己紹介すると怒られると思います。フォーマット通りに作成・提出して確認が入った後に配布するみたいな流れでしょう。

フツパーに関しては自由にやってもらってどうぞ!という感じがあり、そういうことができるのがいいですよね。

上原さんが実際に自己紹介で使用したマインドマップ👇

やめた後はすぐプログラミングスクールに通われていたのですか?

いや、辞めた時点ではもうサラリーマンは嫌だなと思っていて、「投資家として生きていくんだ!」と意気込んでいました。今思えばなかなか難しいことを考えていましたね(笑)。

働いている間は、副業として為替取引をメインでやっていたのですが、辞めた後は投資に注力し、個人投資家として生計を立てようと考えていました。

そのため、当時は転職なども全く考えておらず、うまくいかなかった場合のこともあまり考えておらず、楽観的な感じでした(笑)。

退職後に行うべき手続きも全く行わず、本来であれば転職支援や補助金などの申請ができたのに期間を逃してしまい、気づいた時には既に期限切れでした。あれはショックでしたね(笑)。

その後は、制度を利用するためだけに1年間地元のスーパーで深夜の品出しバイトをして、プログラミングの専門学校へ通うことにしました。この時のバイトは単価、時間、場所、運動量などのメリットから選んでいます。

そんな時期があったんですね!

そうなんです。この時期は大変でしたが、会社を辞めて自分自身で生活を構築していかなければならないというか、自分でやらないといけなくなったことで、サラリーマンって本当に恵まれているなと実感することができました。しかし、1人でやりくりするのはそれ以上にやりがいや新しいことに挑戦していく感覚があって、それによって自分自身を変えていく動機やモチベーションになったと今は思います。

どのように自分を変えていったのでしょうか

他の人には言いづらいのですが、自分の人生の目標や生き方の指針として、「かっこいい男でありたい」という思いがあります。

転職する前は、自分自身を地味な20代だと感じており、どこかで変わりたいという欲求が常にありました。

このままでは目標にたどり着けないと感じたので、退職後はその指針に向かって、全ての行動をそこに結び付けるようにしました。仕事や外見、内面もかっこよくなるためにはどうすれば良いかを考え、行動に移していましたね。

外見的には、本格的に筋トレを始めるようにしました。内面に関しては、他人や自分自身をもっと理解できるようになることが目標に近づくと考え、心理学の勉強や徹底的な自己分析に取り組みました。

心理学には「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる性格分析の理論がありますが、まずはビッグ・ファイブの意味から始め、自分の特性を数値化し、言葉で表現できるようになるまで本格的に取り組みました。その過程で、自分自身を振り返り、これまでの人生や良かったことや悪かったこと、さらには他人には見せられないような内面にまで及ぶ内容をすべて紙に書き出しました。最終的にはノートが2〜3冊にもなってましたね(笑)。

そのくらいから自分自身のことを自分が一番理解できるようになったという自信ができたので、他人にも自分はこういう人間ですと説明できるようになって、どんどん自信がついていきました。

ここが人生のターニングポイントで、ここからどんどんいい方向に向かって行った気がします。若造が言う言葉ではないかもしれないですが、人生を変えるとはこのような感覚なのかと、20代後半で実感しました。30代でも自分自身を変えていけるように、努力していきたいですね。

あと、自分に詳しくなったことで他人にも詳しくなれたと思っていて、あの人はこういう性格をしているからビッグ・ファイブではこういう分析結果になりそうだなとか、他人に当てはめることができるようになりました。そういうのを学んでいったことで最終的には、人を上手にまとめることができるようなスキルが付いたと思っています。ひとりひとりに対してこういう接し方をすればベストだなというのが全部つながってくる感じですね。

徹底的に自己分析や心理学を学ぶ期間があったんですね。


その後の転職先はどのように選んだのでしょうか?

制度を利用して専門学校に通いましたが、実務経験を積まないと、自分の思い描く理想の会社には雇ってもらえないと思ったので、最初は専門学校からの紹介でエンジニアの派遣をしている会社に入社しました。そこでAndroidアプリ開発、Windowsアプリケーション開発、マイナンバーカードのシステム開発などの案件に関わらせてもらって、エンジニアとしての実務経験を積みました。在籍中に42Tokyoというフランス発祥のプログラミングスクールにも参加していたこともあり、エンジニアとしての肉付けもしていましたね。

本命としてはどういう企業に入りたいと思っていたのでしょうか?

とにかく、いろんなことに挑戦できそうな企業に入りたいと思っていました。あなたの仕事はこれですと任されるようなポジションではなく、エンジニアという枠にとらわれず、幅広い技術を持つエンジニアになりたいというビジョンを描いていました。具体的な「○○エンジニアになりたい」という考えは持っていませんでした。

「枠にはまったエンジニア」はしっくりこないと思ったので、転職活動では上流から下流まで幅広く関わりたいということを伝えていましたね。自分の武器(強み)や将来を描くためにも様々な領域への挑戦は不可欠だと考えていたのもあります。

いろんな領域に関われそうな会社を探していたんですね。フツパーのことはどのように知ったのですか?

IT業界の転職に特化したサイトに登録していたのですが、そこでフツパーのほうからスカウトメッセージを送ってもらったのがきっかけでした。

最初はAIという言葉に興味を持ち、ちょっと気になるなという感じでした。「カジュアルでも」ということだったので面談を受けたところ、面白そうだなと感じることができ、正式に面接を受けることにしたんです。

ちょっと気になるというところから、フツパーに入社を決めるまでには何があったのでしょうか?

総合的に考え、目の前にある選択肢の中で一番良いと思ったので入社を決めたという感じです。

少し冷めた感じに聞こえますが、フツパーでこれをやりたいんだとか、フツパーじゃなきゃダメみたいな情熱的な動機はなく、他にも内定を貰っていたところと徹底的に比較しました。

もちろんAIによって効率化されていく世界にはもともと興味があり、それに少しでも貢献できるという点は大きかったかなと感じています。

フツパーに出会った時点ではすでに転職活動の終盤で、いくつかの会社から内定をもらっていたので、会社の特徴、勤務時間、将来性、業務内容など、自分が求める要素をすべて評価し、Excelでまとめてから点数付けをしました。

自分だけで評価すると偏りが生じるので、友人にも評価してもらい、自分と他者の意見を総合的に考慮し、フツパーが最も良い選択肢であると結論づけ、入社することにしましたね。

上原さんらしいですね!

入ってみてギャップはありましたか?

具体的に何をするのかを考えずに入社したため、特にギャップを感じませんでした。実際に入社して感じたのは、本当に様々な領域の仕事に携われるということです。

大変なこともありますが、それこそが私が仕事に求めていたことであり、とても嬉しく、楽しい状況です。

関東支社は人数が少ないぶん、そういう傾向が強そうですね。

そうですね、そのような背景もあり、分担をほとんどせずに業務に取り組むため、最初から最後まで幅広い技術が求められます。また、営業さんの話も耳に入るため、そういう情報も考慮した設計やシステムを構築することが楽しいです。

入社当初大変だったことはありますか?

AIや製造業については関わった経験がなかったので、多くのことを知らない状態でした。用語についても知識がないと、まともなコミュニケーションができないので、それを覚えるのに苦労しました。また、さまざまな範囲の仕事に携わっているため、他の人が知らないことやまだ誰も経験したことのないタスクにも取り組まなければならないことがあり、その学習も大変でしたね。

そこを乗り越えるにあたって、どういう力が求められると思いますか?

好奇心をもって、どんなことにも疑問を持つことが大事かなと思います。実際、ベンチャー企業で働くためにも、そうした資質が求められるのかもしれません。自分で問題点を見つけ、自分で解決しに行く意識がある人でなければ、学び続けることはできないと思います。

わからないことを放置せず、ひとつずつ調べていき、自分がどこまで分かったかを上司にどんどん報告したりして、上司を困らせるくらいの気持ちがあるといいのではないでしょうか(笑)。

関東オフィスでは、他の社員の方とのやり取りはどんな雰囲気で行われているのでしょうか。

自分で解決できることはインターネットで調べたり、社内の資料を探したりして、まず自分で解決しようと努めています。それでも分からない場合や、時間をかける価値がないと判断される場合は、迅速に質問して問題解決に取り組みます。柔軟な対応力が求められますね。

また、必要な場合は時間を作り、みんなで情報共有が必要なテーマや、エンジニアとして共有すべき質問や情報については、意見交換するために時間を割いて話し合います。

あとは雑談ですね。誰かが雑談している際に、気になる話題が出てきたら参加したりする感じです。

フツパーで働く楽しさを教えてください!

一つは、裁量権を持てることですね。自分の意見や考えを伝えたときに、それがそのまま反映されていく感覚や、未完成な部分を自分が積極的に改善していくという感覚がとてもやりがいを感じさせてくれます。

自分がやりたいことや、問題点について上司の廣谷さんに伝えると、すぐに「それ良いね、試してみて」と言われます。これまでの企業とは違い過ぎて、最初は自分の意見が簡単に通ることに不安を感じましたが、最近ではこの環境に慣れ、自分の意見を積極的に出してもいいんだと感じるようになりました。

意見を自由に言える環境なので、さらに会社の問題点にも目を向けるようになり、様々な領域に興味を持つようになったことも、やりがいや楽しさを感じる要素です。

これから挑戦してみたいことや、やってみたいことはありますか?

個人的には、現在の仕事をより効率的に進めていきたいですし、知識をどんどん吸収しながら変化に対応していきたいです。会社としても外観検査を主に行っていく一方で、さまざまな領域にも手を広げていくと思いますので、その時には自分も新たなことに積極的に挑戦していきたいと考えています。

また、今後新しい社員が増えてきて、指導する立場になることがあると思います。小さなプロジェクトでもいいので、人をまとめて指導する経験を積んでいきたいですね!

ビック・ファイブ分析で学んだことも、チーム作りにおいてさらに活かしていけると思っています。

一日のスケジュールを教えてください!

10:00 出社(徒歩圏内のため出社が多めですが、時々リモート。)

10:10 整理整頓、一日の作業目標を決定。

10:30 架台図面作成、打ち合わせ

13:00 昼寝休憩(昼食は基本食べない。)

14:00 打ち合わせ

15:00 撮像・AI検証、見積書作成

19:00 明日の予定確認、メール整理など

20:00 退社


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