2022年2月にHRBrainにジョインしてすぐに組織横断のプロジェクトに取り組み、大きな成果をあげた岩本。現在はプロダクト開発に転向して、サブテックリードとして活躍しています。横断的な取り組みならではのやりがいや、今の仕事への向き合い方について話を聞きました。
ー 自己紹介をお願いします。
新卒で入社した会社ではエンジニアとしていくつかの小さめのプロダクトに関わり、後に組織横断のプロジェクトマネージャーを1年ほど経験しました。
その後、HRBrainにジョインしました。前職に引き続き、組織横断の取り組みとしてデザインシステムのリニューアルプロジェクトを手がけました。
現在はサブテックリードとして、新しく発足したチームを牽引しています。主にタレントマネジメント(HRBrainのプロダクト)の機能開発をメインでやっています。
ーデザインシステムのリニューアルプロジェクトで苦労したことはなんですか?
デザインコンポーネント(プロダクトのUIで使うボタンなどのパーツ)のライブラリ変更とプロダクトの変更を同時に行うことです。
新しいプロダクトが徐々に増えるにつれ、デフォルトのデザインをよりニュートラルなものにし、各プロダクトの特色をより出しやすく、変化に対応しやすい状態にする必要があります。
それらの流れを効率よく進めるために、キーパーソンとの丁寧な合意形成を工夫しました。
既存のプロダクトの関係者と、変更の方針をすり合わせをしつつ、コンセンサスを取りながら、スピード感を失わないように進めていきました。
更新性の高いデザインシステムにリニューアル
ー プロジェクトの成果はいかがでしたか?
実際に使っている社内のメンバーから「リニューアルして見やすくなった」「使いやすくなった」というフィードバックが嬉しかったです。やりがいを感じました。
今後の開発の観点では、プロダクトとライブラリを切り離したことで、思い切った変更が可能になったのは良かったと思います。
プロダクトが変化し続けられるというのは、意義深いものだと思います。
横断的取り組みでの経験を活かし、プロダクト開発で活躍中
ー 現在は、プロダクト開発へ転向されたのですね。
はい。
テックリード/サブテックリードとして機能開発における技術のリーダーシップを発揮し、仕様策定や設計などに携わっています。また、メンバーのタスク管理や技術力向上などチーム運営も必要に応じて実施しています。
今の役割と、これまでの横断的な役割とは、明確にシナジーがあります。全体最適をゴールに取り組む「横軸」の施策は、最終的にそれが現場で使われないと意味がないものになってしまいます。つまり、現場のユーザーの目線にならないと独りよがりのアウトプットになってしまいがちなのです。
そのため、「縦軸」として実際のプロダクト開発に関わることは、現場のインサイトを掴むためにもなくてはならない経験となります。
全体最適を実現するための鍵は「リスペクト」
ー そうした「横と縦」を意識した仕事に取り組むにあたって、大切にしていることはありますか?
「先人の功績をリスペクトしつつ、第三者からのアプローチとして進める」ということです。既に出来上がっているものを否定して変えるのではなく、より進化させるための動きを意識します。
全体最適をアップデートするような取り組みは、会社の「直近の価値」にはなりにくくても、中長期的には効果を発揮します。今までの価値を創ってきた先人達の功績という恩恵の土台のもとで、活動が出来ているということを常に念頭に置いています。
全体最適がゴールだからこそ「心情」はとても大事です。多くの人を巻き込んで前向きな変化をしていくために、今ある価値を築き上げた方々に対してリスペクトすることを最も大事にしています。
多様なチャレンジを肯定してくれる環境
ー 岩本さんから見て、HRBrainはどんな会社ですか?
「いろんな意味で若い会社」だということです。多様なチャレンジをさせてもらえる組織で、かつ経営陣はいつもチャレンジに対して肯定的に受け取ってくれます。
ー 今後チャレンジしたいことを教えてください。
今後は、チームにこだわらない開発をやってみたいと思っています。逆に言うと、「自分のチームに関与しないから関わらない」というのは好きじゃなくて。自分が関わることで開発組織がエンパワーメントされるような動き方に挑戦したいですね。そのためには、自分自身が常にポジティブでいようと思っています。
チームでのチャレンジでいうと、一緒に働く人がハッピーになるような施策をやりたいと思っています。エンジニアやプロダクトマネージャーが幸せになるような施策を考えたいですね。技術的負債も溜まっているので、新規開発だけで手一杯になっていたものを掘り起こして、整理していきたいです。
こんな人と働きたい
ー 積極採用中ですが、どんな人なら活躍できると思いますか?
技術的なことよりも、ポータブルスキルがしっかりある人が良いと思います。人間性でいうと、ポジティブで周りを鼓舞できるような人や、一緒に働いていて楽しくなれるような人が良いですね。トップバッターで走り、物事を牽引するようなリーダーシップを持っていたり、逆に何かをやると決めたときに一緒に動いてくれるフォロワーシップを持ち合わせている人が活躍できると思います。
HRBrainでは、「やりたいけどやれていないこと」がまだまだたくさんあります。大胆にガシガシ捌いていけるような人と一緒にチャレンジをしたいですね。刻々と変わる組織でもしがみついて活躍できるよう、背中を押しますよ!