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ご飯のお供は論文!?R&Dの水木さんにインタビュー~「難しいこと」が自然言語処理の最大の魅力~

こんにちは。ホットリンクです。

本日ご紹介するのは、開発本部R&D部マネージャの水木さんです。水木さんは、主として自然言語処理の基盤技術開発を担当されています。

ホットリンクに入る前はどのようなことをしていましたか?

学生時代は航空宇宙工学、前職では金融工学を扱っていました。現在の私が保有する知識・技能の相応の部分は、これらの領域で身につけたものです。現在もそうですが、周囲の方々には常に多くを教えていただきました。やがては自分が教えられる側に立てるよう、大いに励みたい次第です

今、水木さんが取り組まれている研究や開発について教えてください。

入社以来一貫して取り組んでいるのは、自然言語処理・テキストマイニングの技術開発です。ただしこれには、ビジネス的に価値が見いだせる技術であることもさることながら、「大規模かつ、日常的な表現が用いられたテキストデータに対して適用可能であること」という但し書きがつきます。この2つを充足することは思いの外に困難で、なかなか思うように前進することができません。ともあれ強いて具体例を挙げるならば、WISDOM X(※)に用いられているような技術の開発を志向しています。
※ 情報通信研究機構が開発した、自然文で質問できる情報検索システム

水木さんにとって言語処理の魅力と、可能性はどんなところですか?

最大の魅力は、逆説的ですが「難しいこと」です。ここで述べる「難しい」とは、高度な概念を要するとか、数式がややこしいとかいう学問的な難しさの話ではありません。むしろ人間が当たり前のように実現できている、言語に関する多様な認知能力を、コンピュータが処理できる形式・手順のみを用いて実現することが困難である・・・という意味です。

これはあくまで私見ですが、今後、人間の知的活動や認知能力を順次コンピュータに担わせていったときに、最後まで難攻不落の要塞として残るのは、他でもない言語処理能力だろうと信じています。逆に言えば、その要塞を、少なくとも実用上支障のないレベルで攻略することができた暁には、ヒトとキカイの関係は、今とは随分と異なるものになっているだろうと想像します。

普段、職業病だなと感じる場面はありますか?

自身に言及するのはメタ認知的にけっこう難しいタスクなのですが、飯を食いながら論文を読むのは、職業病に該当しますかね?

最近ハマっていることや注目していることはありますか?

DeepMind社の論文は大いに気になります。俗な言い方ですが「超スゴイ」ものばかりで、ただただ感心するばかりです。私は幼い頃から「宇宙人はとっくに地球に来ていて,In○el社でコンパイラやCPUを作っている」と信じて育ちましたが、ひょっとすると、みんなDeepMind社に移籍したんじゃないかな、と・・・

最後に、ホットリンクのいいところを教えてください!

進歩があること」を挙げたいと思います。個人と同様に、組織においても、過去の自分よりも前進を実感できることが肝要だと考えています。


水木さんは、常に質の高いアウトプットを心がけながら計画的に業務を遂行するまさに「プロフェッショナル」な方。ホットリンクの強みの一つである「R&Dが生み出す独自技術」にこれからも期待しています!

▼水木さんの研究業績もぜひ合わせてご覧ください▼
https://www.hottolink.co.jp/company/research-achievement

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