TVシリーズやゲーム、PV、国内外で公開された劇場作品などの様々なプロジェクトに携わってきた堀口氏。なぜCRESTにジョインを決めたのか。そして実際に参画して、どのようなことを感じ、今後どのようなビジョンを描いているのか。今回のインタビューでは、ありのままの想いを語っていただきました。
堀口 広太郎
プロフィール
映像の専門学校を卒業後、2Dデザイナー、コンポジッターとして映像制作会社に勤務。2009年にグラフィニカに入社しプロデューサーに転身すると、TV、劇場、ゲーム、遊技機等、様々なアニメーション映像の制作に携わる。2020年11月、株式会社CRESTに入社後、アニメーション事業部長として同事業を牽引する傍ら、21年5月に発足したデジタルアニメーションスタジオ『100studio』の代表に就任。
Q.堀口さんはこれまでのキャリアの中でクリエイターも経験していますが、なぜ現在のアニメプロデューサーに転身されたのですか?
チームでアニメーションを作っていく過程で、クリエイティブのことは基本的に監督や各セクションのディレクターにお願いするんですが、プロジェクトの方向性やクライアントに関して調整するのはプロデューサーの仕事だと思っています。僕はプロデューサーとして様々な人、制作物に携わることができ、タイトルごとに一番いい形、何を作っていくのかをクリエイターの方々と一緒に考えるのが楽しかった。一緒に考えて作っていくことが楽しかったので、プロデューサーとしての道を選びました。
プロジェクトを進める中で予算、スケジュール、クオリティなど様々な課題が出てきます。そんな時、クライアントやチームの意見をヒアリングした上で優先順位を決めながら問題に対処していくこと、考えることがやり甲斐ですね。
Q.CRESTにジョインしたきっかけは何ですか?
前職で仕事をしていく中で、ビジネスサイドの仕事がしてみたいと考えが出てきていました。いわゆる衣つきの製作ができる会社に入りたいと。そんな時にCRESTの募集を見つけて、応募しました。
採用時には代表取締役の三上さんと面接で話してみてというのはもちろん、社員のインタビュー、音楽・ゲーム・アニメといった幅広い事業内容、そしてPPHDのグループネットワークを通じた海外展開を視野に入れているということにCRESTの大きな魅力を感じました。
特にアニメをビジネスとして拡大していく時に海外展開は必ず必要になっていると思うんです。その点でCRESTはPPHDの一員として海外展開しているので、「ここでキャリアを積めると面白いな」と直感して入社しました。
Q.実際に入社されて感じたCRESTの印象は?
成長スピードが早く、いろいろなことを手掛けていく、展開の速い会社だと感じています。これまでのキャリアではどちらかというと、ゆっくりとした流れの中でやってきていた。CRESTではスピード感ある組織で幅広くチャレンジができ、いろいろなコンテンツ製作に携われて、それが今後さらに拡大させていくんだという勢いも感じられてとても面白いですね。
Q.いまアニメーション事業部が行っていることは?
昨年5月に発足した100studioを中心に、アニメーションの制作事業を展開しています。制作スタジオとしてはパートナー企業と一緒に高品質の映像を制作している事業です。TVシリーズや劇場版だけでなく、ゲームの映像やMVも制作している事業部です。
いまは世界に向けて魅力のあるアニメーション作品を手掛けていくための、アニメーション映像を制作できるしっかりとしたチームの土台を築いている最中です。その中で自社にある音楽・ゲーム・商品化事業との連携や、グループ企業であるデルファイサウンド社、エンタライズ社などの協力も仰ぎながら、日本だけでなく海外からも評価され、魅力に感じてもらえる作品を作りたいと考えています。現時点で劇場とテレビシリーズを準備しており、2024年以降のご相談もいただいています。
Q.アニメーション事業部のビジョンとは?
まずは制作スタジオとしての基盤を作りつつ、オリジナル作品を継続的に企画して提案できるようになっていきたいと考えています。安定したクオリティを作るために、100studioという新しいスタジオを一緒に作っていってくれる、中心となるコアメンバーをまだまだ募集しています。
アニメーション制作の仕事は、基本的に受託業務ではあるんですけど、2025年以降の作品では自社で事業幹事といわれるアニメーションのビジネス自体もまとめていく業務にも深く関わっていきたいですね。ビジネスの部分をとりまとめる役割も担いつつ、衣つきの製作と通常の制作業務をどちらも兼ね備えるスタジオ、事業部になっていきたい。作品の制作だけでなく、その後の展開も含めてプロデュースできる組織として成長できるように準備をしているところです。
Q.どのような人にジョインしてほしいですか?
アニメーションを国内だけでなく海外に展開することに興味を持っている方、こうした目標に対してプロジェクトを一緒に推進していただける方というのがひとつ。パーソナルな部分でいうと、ポジティブ思考で物事をチームで考えて課題を解決していけるマインドを持っていてほしいです。個人の技術ももちろん必要であるものの、組織として面白いものを作って、いろいろな困難を超えていける人が各ポジションで共通して求めているスキルになります。国籍・キャリアを問わず、自分で考えて周りも巻き込みつつ、よい作品を作るために協力しあえる方々に来ていただきたいですね。
Q.特に積極採用中のポジションは?
アニメーションプロデューサーとCGディレクターですね。クリエイターに関しては作品を自分で作ったことがある方、個人やチームで自主制作作品の経験がある方は大歓迎です。かつテレビシリーズ、劇場版といったアニメーション制作経験者があればありがたいです。しかし、いまはまだアニメーションプロデューサーやCGディレクターのキャリアがない方も含めて募集しています。アニメーションの作品を作りたいと考えている方、作品の一部を手伝われている方、今後、作品の中心で制作していきたい方にも応募いただきたいです。
そしてCRESTにカルチャーフィットしていただける方であれば、業界の経験がなかったとしてもクリエイターとしての採用も考えています。CGディレクターとして、たとえばゲーム業界の仕事しかしていなくても、そこでディレクション業務を経験していた人などはぜひお会いしたいですね。
Q.堀口さん個人としての目標も教えてください。
中長期的には海外のプロジェクトにチャレンジしていきたいですね。海外のパートナー・クリエイターを巻き込み、グローバル向けの作品を。アジアや北米に100studioの拠点を構えたり、これらの地域でクライアントと接点を持ったり、既存のIP含めて世界中の人たちに見てもらえる作品を手掛けていきたいです。
Q.最後に、CRESTにジョインすることで得られる経験とは?
CRESTには入社してすぐにチャレンジさせてもらえる環境があります。アニメーション事業部を例にいえば、自分が好きな原作のアニメ化企画を提案する機会が多くあります。また、担当したスタッフが自分の裁量でやれることの範囲が広く、やりたいことを主体的にできるところは魅力的なポイントではないでしょうか。CRESTはまだ新しい、これからの会社です。いまいるメンバーと力をあわせて、新しい環境、そこで成果を出すことに対して一緒にチャレンジしていきましょう。
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「CREST、デジタルアニメーションスタジオ『100studio(ワンダブルオースタジオ)』 を発足」
100studioティザーサイト