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【社員インタビュー】アカデミアからビジネスの世界へ飛び出した今HEROZで自分にしか出せない強みをつくりたい

こんにちは!

今回の社員インタビューは、2019年6月入社の松原俊一さんです。大学で助手・助教のキャリアがある松原さん。今回はなぜ民間企業への就職を決めたのか、そしてヒーローズを選んだ理由、今後の展望などをたっぷりと語っていただきました。

■実学レベルの高い学生から刺激を受けて、民間企業への転職を決意した助教時代

ーー学生時代は、どんなことを学んでいましたか。

大学院の専攻は情報工学で、コンピューターの基礎理論を研究していました。子どもの頃から機械的な仕組みや原理に興味があり、高校時代も物理や数学などが好きで理工系の仕事に就きたいという想いは漠然と持っていたので、理系の道へ進んだのは自然な流れだったのかなと思います。


ーー就職はどのように進めたのですか。

博士課程修了後8年間は、大学で助手・助教として働いていたんです。自分の研究を進めながら、学部生にプログラミングなどを教える教育業務を行なっていました。民間企業へ就職しようと思うようになったのは、学生達の影響ですね。情報系の大学は、学生のうちからインターンや企業のプログラマーとして活躍している人材が多いんです。実学レベルでいえば、教員に迫るスキルを持っている子もいましたし、私も常に良い刺激を受けていました。そんな環境で働く中で、自分も実際に彼らのような実践ベースの経験を積みたいと思うようになったんです。転職を決意し、就職先を一から探して、AI関連の企業に入社しました。

■アカデミアとビジネスの世界の違いを実感生まれたのは、お客様に直接結びつくサービスに携わりたい

ーーHEROZの前職にあたる企業ですね。前職ではどんな仕事をしていましたか。

新たなアルゴリズムを考える研究開発やPoCなどを行なっていました。民間企業で働いた経験がなかったこともあり、大変なことはいろいろありましたが、組織という枠組みの中でいかに自分の主張をうまく反映していくかが、大学勤務時代とは大きく異なる点であり、一番大変でしたね。


ーーその後、HEROZとはどのように出会ったのでしょうか。

前職は、研究という面では興味深くて面白さを感じてはいましたが、自分の研究を直接サービスに結びつける機会はありませんでした。お客様に使ってもらえるサービスに貢献できる仕事がしたくて、約1年で退社しました。周囲にも転職組はかなりいる環境だったので、転職については特に不安に思うことはありませんでしたね。

そして転職活動中にエージェントから紹介してもらった候補の一つにHEROZがあったんです。面接で面接官の方と話をした際に、会社の雰囲気も落ち着いていて自分に合っていそうだし、直接お客様に届くサービスの開発もしている。それに何より、エンジニアが中心となって動いている点が面白そうだと感じました。エンジニア主体で技術力の高い会社というのが自分の転職軸にあったので、転職先としていいのではないかと思い、2019年に入社をしました。

■研究職で培われたスキルを活かしながら整えられた環境でエンジニアとしての仕事を楽しんでいる今

ーー入社後、どのような仕事に携わってきましたか。

建設分野の案件で予兆検知のPoCや、金融分野で予測システムのAIを実装する業務を行なうなどの業務に取り組ませてもらいました。入社時に「いろいろやらせてほしい」という希望を出していたこともあり、HEROZの事業の3本柱である建設、金融、エンタメの全分野の仕事に幅広く関わってきたと思います。現在行っている仕事も大きくは変わっておらず、引き続き、この3本柱の中でいろいろと業務に携わっている状況です。


ーー仕事の面白みについて教えてください。

比較的面白いなと思っているのは、金融ですね。金融業界で扱う大量のデータは、割ときれいな形で揃っていることが多いんですよね。だから作業をするのもそうですが、研究する時なんかもやりやすいでしょうし、その点はいいなと思いながら仕事をしています。


ーー民間企業での経験がまだ少ないという状況で苦労したことはありますか。

技術面については周囲に相談できる方達がたくさんいたので、すごく苦労したという記憶はないのですが、お客様とのコミュニケーション面では苦労しましたね。お客様一人ひとりの意図を汲み取り、求めているレベルに合わせた、お客様にとって納得のいく回答を作るというのがなかなかむずかしいことだなと今も思いながら仕事をしています。


ーー研究職の経験が、仕事に活きていると感じるのはどんな時ですか。

技術的に解決が困難な状況に陥った時に、一般的な解決方法以外に目をつけて、いろいろな手段を考えるというという姿勢は、研究で培われたものですし、今の仕事でも活かせているのかなと思います。


ーー仕事でやりがいを感じる瞬間は。

技術的な作業をしている時がやっぱり一番楽しい、幸せな瞬間だと感じます。HEROZには、高性能の計算機やコンピューターが使える、技術的にも整った環境があるので、自分のやりたいことができています。この環境的な魅力も、働くことの楽しさを引き出してくれる要因になっている気がします。


ーー一緒に働くメンバーについては、どんな印象をお持ちですか。

やはり、技術力が高い人材が揃っているというのがまず印象として挙げられます。向学心が高く、意欲的に学ぶ姿勢を持っている方ばかりなので、日々刺激を受けられる環境は非常にいいなと思いますね。


ーー入社して4年目の今、振り返ってみて成長を感じるのはどんな点ですか。

HEROZには、やりたいと思ったことに挑戦させてもらえる環境があるので、いろいろな経験をさせてもらえます。経験値を上げることができる分、技術力もかなりアップさせることができたのではないかと思います。

■エンジニアとしてスペシャリストを目指し、人と違う技術分野で自分の強みを確立したい

ーー今後、どのようなキャリアパスを目指していますか。

HEROZでは、マネジメントを主に担うエンジニアと専門性を突き詰めるスペシャリストとしてのエンジニアの2タイプがいますが、僕が目指したいのはスペシャリストです。研究職から実際にサービスを作るビジネスマンになり、不安を感じることは常にありました。技術畑で生きて行こうとすると、どんどん進出してくる優秀な若い人達との競争は避けられませんし、それについては特に不安を感じています。だからこそ、人があまりやりたがらない、人と違う技術分野でスキルを伸ばして、突出したいという想いがあります。それを実現するには、幅広い視野を持つことや技術的に複数の特異なものを持つ必要があります。それらを手に入れるためにも、今ある仕事を高いクオリティで出して技術力を磨いていくことが、今自分のやるべきことだと考えています。


ーー今後、HEROZでどんなメンバーと一緒に働きたいですか。

誠実で前向きな方でしょうか。エンジニアとして働くのに、技術力はもちろん大切ですが、仕事ではさまざまな障害にぶつかる機会が本当に多いので、常に誠実な姿勢で前向きに取り組む必要があります。自分への戒めも込めてではありますが、誠実さを持った方に入っていただけるとうれしいです。

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