こんにちは!
この度HEROZではセールスマーケティング部門を新設します。そこで代表取締役の高橋に設立の経緯や、想い、求める人物像などたっぷりとお話を伺いました!
■より多くの人がAIを活用する社会の実現を目指し、セールスマーケティング部門を新設
——まずは、自己紹介をお願いします。
大学卒業後、新卒でNECへ入社しました。同期の林と一緒にWEBサービス開発などを行なって、業界でもトップクラスの実績を作っていました。そんな中で、インターネットの世界に可能性を感じたんですね。2009年に林とHEROZ株式会社を設立し、現在も林と共に代表取締役を担っています。
——創業して15期目の今年、新たにセールスマーケティング部門を設立されました。設立の背景を伺えますか。
HEROZは、もともと将棋AIをもって将棋界に変革を成し遂げてきました。今でも事業は継続していますし、業界でも優れたエンジニアが在籍しているテック系カンパニーとして存在しています。これまで優秀なエンジニアたちの技術力で、他社には真似できないような高度なAIを実現することにフォーカスをしてきました。これはHEROZならではの提供価値であり、非常に大事な役割だと考えています。
一方で、市場がそこまでの技術力を求めるステージまで追いついていないという現状があり、我々としてももっとAIの社会実装を進めるにはどうするかというのが課題の一つとしてありました。この課題をクリアするために、より多くの人そして企業がAIを使う方向に向かうためのフィールドを提供する必要があると考えたんですね。
そのためには、まず“顧客”という市場に密着して課題やニーズを吸い上げる必要があります。最前線で顧客をより深く理解しエンジニアと連携しAI社会実装できるようにしたいと考えて、セールスマーケティング部門を立ち上げました。
■営業経験とDX・AIに知見のあるメンバーが、部門をゼロから構築中
——これまで、金融・建設・エンタメの3領域を中心に事業を展開してきましたが、その領域をさらに広げて開拓を行っていくという構想でしょうか。
これまでは、経営陣のつながりや直問合せ、顧客紹介などのインバウンドでリードを獲得することが多かったのですが、これからは自発的なアプローチが必要だと考えています。現在、セールスマーケティング部門として具体的に進めているのは、既存顧客の深耕営業と、新規顧客開拓です。
特にエンタメ業界については経済を動かすインフラの一つと考えていますし、事業フィールドをBtoBへ広げる時にも重視してきた領域です。それに、エンタメは本当にクリエイティブな世界です。クリエイティブ性は人間しか担えない部分ではあるので、それ以外をAIで補っていけばよりクリエイティブな面白い社会が描けるんじゃないか。
そんな考えから、我々のテクノロジーの力やアセットを掛け合わせて事業を展開してきました。おそらく世界でもエンタメを中心にAI事業を行っている会社は他にないと思うので、今までと同様にこれからも使命感を持って進めていきたい領域です。金融・建設業界についてもAI社会実装が進み産業の知見が蓄積してきておりますが、まだまだ業界には課題が山積みでAIへの期待も高くありますので、これまで以上に顧客に向き合ってより一層の注力をしていくことで業界変革を進めていきます。
——部門としては、どのようなミッションを掲げているのでしょうか。
顧客の課題やニーズにしっかり向き合い、丁寧なコミュニケーションを通してビジネスに発展させるということですね。顧客企業にとっては、AIやDXは新しい分野でもあるので、知見がなくどう進めていいかわからないという所もあります。
セールスマーケティングの担当としては、顧客に密着してコミュニケーションを取り推進の後押しをすることが必要かと思っています。
——現在、セールスマーケティング部門にはどのようなメンバーがいますか。
社内には、最前線で市場に向き合っている経験豊富な営業人材がいたわけではないので、他社での営業経験があり、かつAI、DXに知見のある方というのを選定軸に中途入社したメンバー達です。
メンバーの中には前職では単体のテクノロジーにしか触れてこなかったという方も多く、エンジニアが所属して優れたサービスを作り上げて提供しているHEROZのスタイルに共感していただいた方もいます。営業としてエンジニアと一緒になってビジネスを動かしていける点は、セールスマーケティング担当としても多くの学びがあると思います。また、今回新規に立ち上げた部門ということで、ゼロから組織を作り上げていくことにも関心があるということでお越しいただいた方もいますね。
■培ってきた知見とノウハウを武器にHEROZの提供価値を伝え、スペシャリストたちと共にビジネスを発展させていく面白さ
——HEROZのセールスマーケティング部門だからこその強みは何でしょうか。
社内には、金融・建設・エンタメの各業界のプロジェクトを担うビジネスユニットがあり、お客様と一緒にAIを用いたサービスを市場に提供しています。そこで培ってきたノウハウや知見をお客様にしっかりお伝えできるのは、HEROZならではの強みだと思います。
AIを実装したサービスをどのように運用するのか?という質問を多くの顧客から頂きます。構想段階で終わってしまうケースが多い中で、HEROZは実装、さらに運用についても担えるというのは強くアピールできる部分だと自負しています。AIはあくまでも手段であり、まず顧客が「何を実現したいのか?」、その実現のための課題は何かが最も大切な要素となります。
——セールスマーケティング部門で働くことのやりがいや面白さは、どこにあると思いますか。
お客様と直接やり取りをしながらプロジェクトを進められることもそうですが、エンジニアメンバーと一緒に動くことで、実際に技術に間近でふれながらAIがどう社会に役立っているかまでを理解して課題の解決を検討できることは、面白みにつながる所ですよね。
弊社には、将棋AIの開発エンジニアなど業界で何かを成し遂げているスペシャリストがたくさんいるので、そんなメンバーたちと一緒に仕事ができるのは一つの醍醐味だと言っているメンバーもいます。私自身も、その醍醐味はいろんな方に体験してほしいと思っているので、営業とエンジニアでコミュニケーションが頻繁にできる環境づくりを進めていきます。
■価値を伝えて顧客、市場を動かせる存在であることを誇りに自ら道を切り拓いていけるメンバー求む!
——部門の今後の展望について教えてください。
市場の課題を見極めて、それを解決するためのサービスを顧客と一緒に展開することです。フロントで顧客と接するからこそ業界としての共通課題も見えやすくなるので、それをどうビジネスに仕立て上げていくかが非常に大切になってくると思います。
市場の課題と社内のテクノロジーのアセットを掛け合わせていけば、より大きなビジネスを生み出すことができます。これをセールスマーケティングの部隊と他部門とが一緒になって作り上げていくことで、HEROZの成長につなげていきたいと考えています。
セールスマーケティング部門の設立によって、弊社にとって飛躍的なステージを迎えることになると思いますし、より多くの人々がAIを使う社会の実現にさらに近づくことができると考えています。
——これからの発展が楽しみなセールスマーケティング部門ですが、どんなメンバーを迎えたいですか。
テクノロジーに関心があることは前提として、ただ売るということだけにフォーカスするのではなく、それがどうビジネスにつながっていくかを一緒に思い描ける人が向いているのではないかと思います。
それから、営業は価値を伝えて顧客、市場を動かせる存在です。話して伝えて人を動かす能力はテクノロジーと同等にとても価値の高いスキルだと思うので、もし働くとなったら、それを自分が誇りと思えるくらいに突っ走ってほしいですね。その先に、プロダクトを作って事業オーナーになるキャリアの可能性ももちろんあります。セールスマーケティングという一つの仕事から、どんどん道を切り拓いていってほしいです。