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【社員インタビュー】 趣味と仕事の相乗効果が生まれる職場で、チームの頼れるゲームAIエンジニアを目指したい

■ゲームAIを楽しみながら学んできた自分にとってHEROZはとてもマッチした転職先だった

ーーHEROZ入社までのキャリア、転職を考えたきっかけを教えてください。

前職は、IT企業に約4年間、エンジニアとして勤めていました。開発に関わる上流工程に携わっていましたが、自分の手で直接プログラムを書くような業務ではなかったんですね。仕事と割り切って続けていたものの、やはり業務自体にもっと面白みや楽しさを見出せる仕事がしたいと転職を考え始めました。そんな中、知人が運営するコンテストを兼ねた就活イベントに参加して、AIエンジニアという仕事に興味を持ちました。

もともと趣味でゲームAIのコンテストに参加していたので、ゲームAIに興味を持っていましたが、新卒で就活した当時はAI自体がそこまで浸透していませんでしたし、ゲームAIの技術を仕事に活かせるイメージを持っていませんでした。しかし、4年の月日でAIの注目度も変遷し、AIエンジニアの募集を見て考えを改めました。AIエンジニアならば趣味のゲームAIとも親和性のある働き方ができるのではないかと考え、趣味を活かすという考えでの転職を決意しました。

ーーHEROZとはどのように出会い、入社を決めたのでしょうか。

当時、ゲームAIを業務として明確に打ち出していたのは、HEROZぐらいだったかと記憶しています。その上、HEROZの採用の募集要項には歓迎スキルとして探索アルゴリズムのMCTSの記載があった。ゲームAIの技術要素の1つである探索は、僕がそれまでにも学んできたことでした。まさにHEROZは、自分のやりたいことと完全にマッチしていた会社だったんです。

ーー入社前、HEROZにどんな印象を持っていましたか。

まず、将棋AIの開発者がいたり、趣味を仕事に活かしている人達がいる面白い会社だと思いました。それから、面接でエンジニアの方と話をした時に、これまでのキャリアや入社後の展望を聞く以上に、「そういう話が聞きたかったんだよ」と僕が参加したコンテストの話にとても興味を持ってくださって。正直、前職でやってきたことは自分にとって自信が持てるものではなかったですし、転職の武器として使えるとは思っていませんでした。だから、ただ僕が楽しくてやってきたことに、こうして興味を持って価値を感じてくれたことが素直にうれしかったですね。

■仕事に楽しさを見出しているメンバーと一緒に刺激し合いながら仕事ができる今

ーー現在、どのような業務を行っていますか。

エンタメチームのエンジニアとして、顧客であるゲーム会社の要望や課題に対して、AIを用いて実現化、課題解決を図る業務を行っています。ゲームAIを仕事に使うこと自体初めての経験でしたし、業務を進めるにあたって最初はだいぶ手探り状態でした。AIをうまく動かすためには、ログをAIが解読できるように変換したり、必要な情報が足りない場合は相手先の企業に修正を依頼したりといった対応が必要です。

お客様とのやりとりでは、先方に負担をかけないことと、自分自身のやりやすさのバランスを考えるのが難しいです。メンバーにサポートをしてもらいながら、困難なことも乗り越えて進めていくことができました。

ーーエンタメチームについて教えてください。

各チームにエンジニアのリーダーがいるのですが、技術力が高く、困りごとを何でも解決してくれるので、とても安心感を持って仕事ができます。メンバーの中には趣味で参加したコンテストで知り合った人もいるんですよ。刺激をし合えるのはもちろん、何より一緒に仕事をしていて楽しいですね。一緒にチームを組むビジネス担当のメンバーも含めて、自分が楽しみながらプロジェクトを成功させようという姿勢が伝わってくるチームだと思います。

ーーゲームAIの面白さはどんな所にあるのでしょうか。

たとえば、一般的な競技プログラミングでは、課題をいかに早く正解できるかを競うもので、結果として得られるのは速さと正解か否かということだけです。一方、ゲームAIはAI同士の競い合いでそもそも正解というものが存在しません。だから、突き詰めようと思えばとことん突き詰められる面白さがあります。それから、まるで自分の手でゲームを動かしているような感覚を持ちながら、競い合う様子をゲーム画面で楽しめるのも一つの魅力だと思います。実際に自分の手で動かす場合、生身の人間なのでその時の体調や調子によっては人為的ミスが発生したり、思ったように判断力や瞬発力を発揮できないことがあります。しかし、プログラムに任せることで人間側の物理的負担が減り、自分が進めたい戦略を突き詰めることに集中できるようになります。また、人間の思考力を越えた速度で戦略を実現することができる上、自分よりも賢いものが生まれる可能性とも出会える。結果だけでなく、そういった過程まで楽しめるのもゲームAIならではの面白さだと思います。

ーーゲームAIが持つポテンシャルについては、どう考えていますか。

現状、ゲームAIについては、その道のプロに勝てるAIを作る志向性が世の中的にはイメージされがちです。実際にその方向性で成果も出てきてはいますが、これからは単に勝ち負けを競う強さだけではなく、対戦相手に面白さを感じさせる強さや戦略を打ち出せる、そんなエンタメ性を持ったAIが出てきたらもっと面白くなるんじゃないかと個人的には思いますね。

■自分らしくいられる自由さと個々の高い技術力がある会社で仕事と趣味のいい相乗効果が生まれている

ーーHEROZで働く上で魅力に感じていることはありますか。

服装自由な所!(笑)。僕は普段、寝ぐせも直さず、ジャージのような服装で仕事をしていますけど、それでも許される(笑)。でもこれ、僕以外のエンジニアにとっても結構重要ポイントかもしれません。スーツを着ること自体に抵抗がある人もいますから。

それからフレックス制を導入しているのも働く環境として魅力です。僕は定時より1時間早く出勤して1時間早く帰るようにしています。主に歯科に行くことが目的ですが…。僕の通っている歯科は平日のみの営業でしかも早めに閉まってしまうんですよ。歯科のように大切な用事って人によってそれぞれあると思いますし、フレックスなら有給を消化せずとも柔軟に対応できるので助かっています。

ーーちなみに、オフの日はどんなことをしていますか。

多趣味なので、プライベートでもいろいろ楽しんでいます。プログラミングのコンテストに参加したり、ブログを書いたり、あとは食べることが好きなのでカフェ巡りをしたり料理やお菓子も作ります。あとはカメラが好きで遠出して撮影しに行ったりもしますね。会社では、自由なテーマで各自が発表できる場があるのですが、趣味を活かして映える料理写真の撮り方の話をしたことなんかもありますね。

  • 有楽町で撮った写真
  • 自作のムース

ーー趣味と仕事の両立で生まれるメリットはありますか。

仕事経験がコンテスト参加などの趣味に活かされていることはありますね。そもそも業務としてプログラムをするのが初めてだったので、コード管理やプログラミング言語の細かい仕様などは仕事を通して学びました。趣味だと自分ルールで自由に物事を進めてしまうので、意外にエンジニアとしての細かい基礎的な素養が不足していたりします。それを仕事で学び、趣味に活かせているという実感はあります。逆に、コンテストで使った手法を業務で取り入れたこともありますし、趣味と仕事のいい相乗効果が生まれていると思います。

ーーHEROZのメンバーとして感じる、会社の強みは何だと思いますか。

ゲームAIを主軸業務として展開している点とメンバーの技術力の高さです。そもそもゲームAIを主軸とする会社があまり他にないですし、唯一無二の存在感があると思います。世間的に「ゲームAIならHEROZに任せよう」という認知になってくれれば、会社として確実に強みになりますよね。

HEROZは将棋AIの認知度が高い会社ですが、将棋AI以外の分野のエンジニアでもめちゃめちゃすごい人がいるので、そういった高い技術力を持つ個人が集まって会社が成り立っているんだなというのは日々感じます。

■頼れるエンジニアを目指しながら人に教える楽しさを軸に情報発信をしていきたい

ーーこれから、どんなことにチャレンジしていきたいですか。

まわりのリーダー陣を見習い、もっと僕自身に自力をつけてプロジェクトを安心して任せてもらえるような存在になりたいです。それから、最近、自分の技術などの情報を発信して、人に教えることが結構楽しいんですよね。先日、Qiita(キータ)というエンジニアのオンラインコミュニティに記事を投稿したら、多くの方から反響をいただきました。「学校で勉強してもわからなかったことが、この記事を読んで理解できた」などのコメントをいただいて、自分の発信したものが誰かの役に立てたと知って、うれしかったですね。今後もどんどんそういった役立つ情報を発信していければと思っています。


世界四連覇AIエンジニアがゼロから教えるゲーム木探索入門 - Qiita
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https://qiita.com/thun-c/items/058743a25c37c87b8aa4

ーーHEROZで、どんなメンバーと一緒に働きたいですか。

第一に、自分の得意分野に強みと誇りを持って極め続けられるような人がHEROZには向いていると思います。その一方で、先述の通りAI業務には細かい前準備なども多いです。自身の志向性、軸をしっかりと持ちつつも、業務の方向性を加味しながら興味の幅を広げて勉強していけるような方に来ていただければ、HEROZの企業としての力がより一層向上するのではないかと思います。


プロフィール
Thunderのプロフィール
IPSJ International AI Programming Contest: SamurAI Coding 2013
https://thun-c.github.io/
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