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【社員インタビュー】 麻雀AI「爆打」開発者が未経験の金融業界に挑戦! 知ったのは、想定外の困難を乗り越えるエンジニア業務の面白さ 。

■「誰もやったことがないことをやりたい」新卒&業界未経験で金融チームに参画

ーー2018年に新卒入社されたとのことですが、HEROZへの入社理由を教えてください。

在学中、プロ棋士に初めて勝利したAIエンジンの開発者であり、現在HEROZの技術顧問をされている山本一成さんと知り合ったんです。山本さんとのご縁から、面談の機会をいただいたのがHEROZと出会ったきっかけです。担当者の方にお会いした際、開口一番「有名人だ!」と言われて(笑)。当時、僕は大学でゲームAIを研究していたのですが、麻雀AIの開発者として時々メディアに掲載していただくことがあったんです。ノリの良い方のいる会社だと思いましたね(笑)。しかも話をしてみると理解も深く、技術に非常に重きを置いている会社だという印象を受けました。ゲームAIを評価してくれる会社も当時は珍しいと思い、特に迷うことなく入社を決めました。

ーー入社後は、どのような業務を行ってきましたか。

金融チームに配属され、まず担当したのは大手証券会社のAI株式ポートフォリオ開発です。金融は自分にとって身近ではなかったですが、AI開発がこれから発展していく業界という印象がありました。未開拓の地を行くからこそぶつかる困難に敢えて挑戦してみたいと思い、自ら望んでチームに入りました。自分の性格的に、誰もやったことがないことに挑戦したいんですよね。もしすでにある場所に後から参入してまともにやっていたら、きっと他の人に負けてしまうので(笑)。

AI株式ポートフォリオは、ディープラーニングで学習させた株価予測 AIを用いたサービスです。チームには僕の他に2名の先輩エンジニアがいて、先輩達がメインの計算業務などを行い、僕はタスクを割り振ってもらってプログラムを書くなどの業務を行っていました。金融業界は専門用語が独特で、クライアントとの会話についていくためにも、まずは用語を覚えることからが業務のスタートでしたね。本を読んで勉強したり、やったことのない株を始めてみたり。日々関連したことにふれることで用語もわかるようになり、知識も増えていきました。

ーー未経験業界だけでなく、社会人として働くこと自体が初めてという点で、入社後、どんなことを学びましたか。

実際にサービスを作って提供するという経験自体が初めてだったので、どうやってシステムを安定させたらよいかなど、実用のサービス開発と研究で行っていることの違いを学んだことが自分にとっては大きかったです。また、大学の研究室では完全に個人プレーで研究を行うので、良くも悪くもすべて自分で完結できます。でも、会社ではチームプレーが基本です。これも、社会人になって学生との違いとして自覚したことの一つでした。

予測が困難だからこそ、乗り越える面白さは一入!魅力的な金融業界のエンジニア業務

ーー入社3年目の現在は、どのような業務をメインで行っているのでしょうか。

過去データの蓄積から、会社の経営状況に対する機関投資家の発言傾向をAIに学習させ、機関投資家の発信を事前に予測して検知する株予測の開発です。株価の変動は何が原因で起きるかわからないので、予測するのがむずかしいものです。ですが、この開発業務は自分と同じリアルな人間の考える部分をAIに落とし込むので、株価予測よりも開発にあたって理屈や意味を理解しやすい点はやりやすさを感じますね。

ーー金融業界での業務が他の業界と比べて特異と感じる点などはありますか。

たとえば、ゲームなら一定のルールが決まっていますが、金融業界はルールが変わります。それこそコロナなんて誰も予想していませんでしたし、想定外のことばかり起きる業界です。その変化に、技術的に都度対応するのがなかなか大変なんです。ですが、大変だからこそ、それを乗り越える面白さというのもあります。

ーー仕事で自身の強みをどう活かしていますか。また、仕事のどんなところにやりがいを感じますか。

実は、自分の研究分野であったゲームAIの知識をあまり使っていないんですよ(笑)。予想する時に機械学習の技術は使いますが、まわりには機械学習に強い人はたくさんいますしね。その中で自分が強いかといわれると…なかなかむずかしいですね。

また、チームでプロジェクトとして取り組む大変さはありますが、研究室で一人でやっていたらわからなくて詰まってしまうことも、まわりに相談しながら解決できたり、新たなことを学べる点は魅力ですし、この点はやりがいにもつながっていると思います。

ーー金融関係の業務をしていて、普段の生活に役立っていることはありますか。

マネーリテラシーが上がり、親や友人に役立つ金融知識を教えてあげられることでしょうか。「NISA、やっておいた方がいいんじゃない」とか(笑)。世の中の経済的な部分についてアドバイス的なことをしてあげられるようになった気がします


■チームメンバー全員が強みを持ったプロフェッショナル!互いの能力を掛け合わせ、ますますチーム力を増しつつある金融チーム

ーー金融チームはどんなチームなのでしょうか。

そもそも、これはHEROZの強みでもありますが、会社には個人で名が売れている有名人がたくさんいるんですよ。社員の8割が修士号以上、4割は博士号を持っていて学力もあるし、高い技術力も持っている。論理的で知的レベルが高いので、話す内容も非常に面白いんです。かといって、常識から逸脱したマッドサイエンティスト的な人はいないですしね(笑)。みんな何かに秀でたプロフェッショナルなので、金融チームとして一緒に仕事をしていてもとても心強いです。

社内の異動などもあり、必然的にいろいろな業務が自分にまわってくるようになりました。プロジェクトマネージャーも最近入社したばかりなので、過去の業務を把握しているのは自分しかいません。これまでチームで続いてきた業務が途切れないように、入社時から学んできたことを駆使して、何とかつなげられるように尽力しています。そんな状況なので、残りのメンバーでうまくやって行こうという気負いも増し、今まで以上にメンバー同士がお互いに助け合って業務に取り組んでいます。近頃は、「これがわからない」という質問なども割と気軽に言い合える関係になっていますし、チームの絆が日々深まってきているのを感じます。

ーーそんなチームの中で、ご自身はどんな点を評価されていると感じていますか。また、メンバーの一人としてチームで動く際に大事にしていることがあれば教えてください。

これまでの業務が止まらずに維持できている点は、もしかすると評価していただいているのかもしれません。また、チームで動くとなると、やはりコミュニケーションが大事になってきます。ある業務を頼んだら、上がってきたものと自分の想定が食い違っていたというケースもありますし、そうした双方の間に生じている誤差は極力なくしていかないといけないと思っています。どうしたら相手に伝わりやすくなるかを考え、提出物は間違っていた時に修正がきくように余裕をもって早めに出すよう心掛けるなど、自分なりに工夫をしています。

■未経験分野でも挑戦できる!オールラウンドに知識が身につく会社でエンジニアとしての成長を

ーーこれから開発してみたいサービスなどはありますか。

金融とは関係ないのですが、音楽関連のサービスを作れないかなと考えたりはしますね。中学、高校、大学と音楽をやっていたんです。音楽業界はデジタルやAIがそこまで進んでいないイメージがあるので、自分のバックグラウンドでもある音楽に絡めた何かができればと思っています。もしやろうと思えば、会社では大型サーバーも使い放題なので、業務に支障のない範囲で実験的に取り組んだりはできるのかなと思います。

ーーHEROZという場所で、一人一人がどんな成長を遂げることができそうでしょうか。

HEROZにはそれぞれの分野で強みを持っている人が多いので、会社にいると全般的な知識が身に着きますね。自分の管轄業務外のことでも、知りたいことがあればいくらでもその筋のトップスターのような人がいるので、そういう人と接点を持って学ぶことができると思います。幅広く知識が得られるので、もし今後転職などをすることがあったらこの点は優位に働くのではないかと思います。

ーー最後に、HEROZに興味を持たれている方にメッセージをお願いします。

研究室でしっかり勉強をしてきた人であれば、僕がそうだったように未経験分野であっても対応できるようになると思います。物を考える力は必須ですが、実践的なことは会社に入ってから学んで身につけていくことができるので、我こそはという方はぜひ挑戦してもらいたいです。

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