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【社員インタビュー】自分の強みを武器に成長した未来に、機械学習と建設業界の架け橋となった自分に出会いたい

■「機械学習×空調制御」自分の希望と強みが生かされる場所を求めて転職を決意

ーーHEROZ入社以前のキャリアを教えてください。

家族が建築士の仕事をしていたこともあり、学生時代から建設系の道に進むことは何となく考えていました。建設といっても一般の住宅からビルまでさまざまなものがありますが、中でも住宅は個人の人生において一番高価な買い物です。建設の知識があれば、その重要な選択に役立つのではないかと思いました。また、建設部門における環境配慮の必要性を感じていました。これらを踏まえ、環境系に特化した建設を学べる大学に進学し、卒業後は新卒で組織設計事務所に入社しました。そこで約3年、空調・衛生設備の設計を行っていました。

ーー入社3年で転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか。

最新の技術の進歩についていきたかったからです。もちろん建設業界でも最新技術を学ぶ機会はありますが、建設は過去事例や失敗から学ぶといった経験工学的な学び方が強い業界です。そうなると新しい情報が出てはくるけれど、他の業界に比べるとスピードが比較的遅い。たとえば、AI技術の進歩スピードは建設業界の数倍~数十倍の速さだと思います。自分としては、もっと速いスピードで新しい技術にキャッチアップしていきたい想いがあったので、そのためにはこの場所からまたステップアップする必要があると思い、転職活動をスタートさせました。

ーーHEROZとの出会いを教えてください。

HEROZは建設関連のプロジェクトにも力を入れて取り組んでいる会社として認識していました。転職活動を行う中で転職軸にしていたのは、自分のこれまでのキャリアを培ってきた建設系の仕事に携われる会社であること、そして最新の機械学習技術を扱っていることという2軸でした。建設と機械学習。この2つのキーワードをフックに転職先のターゲットを絞り込んだ所、HEROZが候補の一つに挙がったんですね。他にも候補企業はいくつかありましたが、最終的にHEROZに決めたのは、まず、会社の取り組むプロジェクトが「機械学習と空調制御」という自分のキャリアを生かせそうな内容であることと技術力の高さ、この2つがポイントになりました。機械学習はここ5年位で活発化してきた比較的新しい事業領域で、まだ結果が見えにくいという現況があります。それにも拘わらず、HEROZは実運用まで持っていくことができており、結果が出せる技術力の高いエンジニアが揃っているのだろうなという印象がありました。

■学べる環境で目指すのは、エンジニアとしてのスキルアップとプロジェクトの成功

ーー現在、どのような業務を行っていますか。

CADデータを利用したAIや空調制御のAIの実装等を行っています。CADデータを用いたAI開発では、リソースである二次元・三次元のCAD図面及びBIMデータを有効的に活用し、お客様の課題を解決するプロジェクトに携わっています。空調制御においては、お客様が課題として抱えている、空間を快適に保ちながら省エネを目指した空調制御を実現させるために、これまで自分が培ってきた建築関係の知見を活かしながら、プロジェクトマネージャー(PM)と他のエンジニアのメンバーと共に提案・実装を行っています。

ーー仕事をスタートして、ハードルを感じたことなどはありましたか

入社当初ハードルに感じていたのは、高い技術力を求められるという点でした。私自身はこれまで建設関係の仕事に携わってはいたものの、エンジニアとしてシステムの構築を行ったことがなく、ITの知識が足りないという自覚がありました。大学での研究として最適化や強化学習に取り組んだ経験はありましたが、業務内容も高度な技術を求められますし、自分がついていけるかどうか不安でしたね。ですが、独自で勉強をしたり、社内勉強会などの学ぶチャンスが得られたおかげで、思っていたよりも速いスピードで不足していた知識や技術をキャッチアップすることができました。実は、入社と同時に大学院の博士課程へ進んで学んでいたのですが、そうしたプライベートの学びも自分がこの会社で成長するための大きな助けになったと思います。

ーー仕事の面白みややりがいをどんなところに感じていますか。

この業界では、プロジェクトが途中でストップしたり、滞ったりすることが日常茶飯事です。そんな中でも最後まで目標通りにプロジェクトが進んで、完結に至るのはやはり感慨深いものがあります。課題を解決するために試行錯誤を繰り返しながら実直に業務を進め、実際にお客様に使っていただく運用フェーズまでいくことが我々HEROZのミッションであり、一番価値を発揮できる瞬間だと思いますから。


■プロジェクトマネージャーとエンジニアが掛け合い生まれる価値こそ、HEROZの強み

ーー建設業界において、HEROZが持つ強みはなんですか。

まずは、お客様の課題を引き出すヒアリング力です。各プロジェクトが、お客様のヒアリングを通して課題を設定し、目標を決めて進行していきます。お客様とのコミュニケーションと課題設定をしっかりできるPMがいることが、HEROZにとっての一つの強みになっていると思います。建設関係のプロジェクトでいえば、エンジニアの大半は業界の専門家ではないのでドメイン知識の習得に関してはどうしても弱い部分があります。ですが、弊社のPMはドメイン知識もかなり豊富に持っていますし、お客様とのコミュニケーションを通してできるだけキャッチアップ出来るようにしているので、お客様としても心強いのではないかと思います。

それから、強みとして忘れてはならないのが、エンジニアの技術力の高さです。お客様はさまざまな課題を抱えていますが、今あるリソースの中でできることは限られています。ただし、HEROZは技術力がある分、課題に対する解決策の選択肢も幅広くお客様に提供できます。PMのヒアリング力とこのエンジニアの技術力がタッグを組むことによって、問題発見から課題設定、解決までを一つのソリューションとして提供できるということが、建設業界においてHEROZの何よりの強みとなっているのではないでしょうか

ーー今、建設業界ではどのようなAI技術が求められているのでしょうか。

今日の建設業界を取り巻く課題の一つは、人材不足と技術を持つ職人の高齢化です。業界における機械学習をはじめとするAI技術の適用については、設計・施工管理業務における省力化が主な目的となっている傾向にありますが、個人的にはベテランの職人が行ってきたことを機械学習などの技術により、業界の少子高齢化の問題を解決していくような取り組みができればいいなと思っています。実際に、職人のような現場で働く方々に最新術を提供し、それを享受いただくのは業界の裾野が広い分、普及がむずかしく、かなりの時間を要することです。ですが将来的には、そうした技術を応用して、職人の方達がもっと効率的に働くためのプロダクトやソリューションは必ず必要になってくるでしょう。そんな未来を見据えてHEROZだからこそできることに取り組めたら、面白いのではないかと思っています。

■なりたいのは、機械学習と建設業界の橋渡し役を担える人材

ーーこれまでのご自身の成長を振り返って、HEROZならどんな成長ができると思いますか。

HEROZは、各ドメインに対してソリューションやプロダクトを提供する事業を展開しています。展開するためにも技術力はもちろん、ドメイン知識もプロジェクトに携わる人間として必ず求められる要素です。そのため、ドメイン知識があるエンジニアは希少価値が高いんです。自分のようにIT系の知識が少し不足していて不安を感じている人もキャッチアップして成長できる土壌があるので、気負いせずにチャレンジできると思います。

ーーそんなHEROZで今後、どのようなキャリアアップをしていきたいですか。

建設系の知識を学んできたキャリアがあるエンジニアとして、機械学習と建設業界の橋渡しとなるような人材になりたいです。そのためにもこのHEROZで機械学習の力を使い、建設業界に新しい技術を還元できるようなソリューションを提供していきたいと思っています。

ーー目指す未来を実現させるためにも、どんなメンバーと一緒に仕事をしていきたいと思いますか。

新しい技術にキャッチアップしていく意欲があり、積極的にコミュニケーションがとれる方ですね。業務を進めていく中では、お客様、そして社内メンバーとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。社内には、ほとんどリモートワークで働くメンバーも多いので、できるだけ顔を合わせてコミュニケーションがとれるよう、ミーティングも定期的に開催しています。知見を共有し、プロジェクトの成功を目指してお互いに技術を高め合いながら一緒に走っていける方、お待ちしています。

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