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【大青工業×ヘプタゴン】創業75年 青森の老舗企業が果たしたデジタルトランスフォーメーション

こんにちは、株式会社ヘプタゴン ビジネスデベロップメントの菊池です。今回は当社のお客様である大青工業株式会社さま (青森県) の支援事例とその裏側について紹介します!

大青工業さまは、青森県で業務用冷蔵冷凍設備の製造と販売を行う1948年創業の老舗企業。ヘプタゴンはいくつかのプロジェクトを通じ、同社のデジタルトランスフォーメーションに貢献しました。本ストーリーでは、お客様の担当者である米塚 明夫さま (以下 米塚さま) から、ヘプタゴンに依頼した経緯や支援後の成果についてお話を伺いました。

経営課題として冷蔵冷凍設備の維持費高騰と現場の業務効率化の二つに直面

米塚さま : 2024年で創業76年となる私たち大青工業は「冷熱をデザインする」という理念のもと、これまで野菜や果物、水産物等を高品質で長期に渡って保管できる冷蔵冷凍設備の製造、販売を行っています。

(インタビューに応じてくださった大青工業株式会社 技術本部 IoT主任 米塚 明夫さま)

私が所属する技術本部は「顧客満足度の改善」を軸とした設備改善をミッションとしており、これまでヘプタゴンとは事業課題を AWS の活用で解決するコンセプトのもと「IoT 導入による冷蔵冷凍設備の省力化」や「冷蔵冷凍設備の遠隔監視による異常検知システムの構築」のプロジェクトに取り組み、一定の成果を収めました。

その後、私たちは「電気代など冷蔵冷凍設備の維持費高騰による顧客満足度の低下」と「紙と FAX による日報のアナログ管理による高い業務負荷」の2つ大きな課題に直面しました。これらの課題も AWS ひいてはヘプタゴンの支援があれば解決できると考え、依頼し、今回も当社の課題解決支援とケイパビリティ獲得の両方に貢献していただいてます。

ヘプタゴンの「クラウドファースト」な伴走支援で課題解決と新事業につながる知見を獲得

米塚さま : 今回2つのプロジェクトでヘプタゴンの支援を受け、3つの成果を私たちにもたらしたと考えています。

  1. 冷蔵冷凍設備の省人化で、平均20万円/年の維持費削減に成功
  2. バックオフィス業務のペーパレス化で日報作成に要する時間を90%削減し、月次処理の負担軽減に成功
  3. ヘプタゴンの伴走支援で、新事業につながるケイパビリティの獲得に成功

一つ目の課題だった「電気代など冷蔵冷凍設備の維持費高騰による顧客満足度の低下」に対しては、IoT センサーや3D カメラ、AI を用いた画像判定などによる技術支援で課題解決に繋げていただきました。これらの技術で冷蔵冷凍設備の庫内状況の可視化と設備管理の省人化、省力化が実現でき、装置全体としては30%程度の電力量削減、電気料金に換算すると平均20万円/年の費用を削減に成功しています。

(庫内で作業を行う米塚さま。そこにはヘプタゴンが導入したシステム (画像右上のカメラ) が活用されている)

二つ目の課題「紙と FAX による日報のアナログ管理による高い業務負荷」に対しては、Amazon Aurora Serveless を使用した日報システムの開発を通じた業務支援を行っていただきました。これにより、紙と FAX が主流だったバックオフィス業務のペーパレス化と日報に付随する月次処理が効率化できたことで、日報作成の時間を90%削減と月次処理短縮化による残業時間の削減が実現できました。

(ヘプタゴンが開発した日報システムを使う大青工業さまの社員。スマートフォンにも対応しており、外出先からも簡単に使用できる)

課題解決の原動力となったヘプタゴンの伴走型支援で得られた技術的な知見を用いて、当社では冷蔵冷凍設備のシェアリングサービスなど、さらなる顧客満足度の向上につながる新事業の展開を計画しています。また、社内業務のデジタル化も今後いっそう推し進め、現場社員の意識改革を図っていくつもりです。

引き続きヘプタゴンには当社とともに「クラウドファースト」を目指す、技術的挑戦を共にするパートナーであり続けることを期待しています。

2018年から支援させていただいている大青工業さま。数々の支援を通じ、デジタルトランスフォーメーション熱が高まっているのが伝わってくるインタビューでした!米塚さま、ご協力ありがとうございます!

ヘプタゴンのストーリーでは、会社のことだけでなく、お客様との様々な取り組みも紹介して参ります。内容に興味を持ちましたら、ぜひお声がけください!

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