ハンサードの本社があるマン島について、以前紹介しましたが
今回はもう少し深堀してお伝えしようと思います。
ハンサードが創設以来本社を置いているマン島を皆さまにも知っていただけたら嬉しいです。
■マン島とは?
マン島は、グレートトブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置しています。大きさは約572㎢で、日本の淡路島と同じくらいになります。
グレートブリテン島とアイルランドに挟まれているにも関わらず、法的にはイギリスの一部ではなく、かといって独立している国でもないという特殊な形態をとっています。
この理由としては、伝統的にイギリス国王が王国外に有していた領地である王室属領であるためです。
マン島は世界最古の議会を有しているとされています。その期間はなんと約1000年にものぼります。
その歴史の中で制定されてきた独自の政府や法律のもと運営され、その政治や経済面では非常に安定しています。しかし外交や防衛に関してはイギリス政府が責任を負い、主権国家の要件を満たしていないためそのような区分となっています。
このように、イギリスと密接な関係を築いていることから、イギリス連邦の一部と見なされることも少なくありません。実際、1981年のイギリス国籍法の施行より、国籍法の運用上、イギリスの一部として扱われています。
マン島は、金融サービス・オンブズマン制度を持ち、消費者保護の国際標準化に精力的に取り組む国際金融センターとして知られています。
また、租税回避地としても有名なため、「世界最高の金融サービスを提供する場所」として表彰され続けています。
更には、万が一マン島の金融機関が破綻しても、投資家の資産(評価額)の最大90%が保障されるというマン島独自の「投資家保護法」も制定されています。
そのため、マン島にはハンサード以外にも金融会社や保険会社が多く設置されています。
■マン島の魅力
マン島はでは世界で最も危険なオートバイレースとされている「マン島TT(Tourist Trophy)レース」が開催されています。
このレースではなんと過去260人以上の参加者が死亡しているとのこと。マン島では道路走行時の制限速度がないことを利用し、公道でレースが行われているため、サーキットで行う試合よりも危険が多いようです。
そんなマン島TTレースですが、非常に高い人気を誇っており、毎年世界各地から参加者や観光客が集まります。
また、マン島はユネスコ生物圏保護区域に指定されるほど自然が豊かです。
峡谷や森が多く存在し、ハイキングやロッククライミングなど、多くの自然に触れる事ができます。
その他にも中世の要塞や城などをはじめ、マン島の歴史を感じられる観光スポットが数多くあります。特に、機関車トーマスのモデルとなったとも言われている蒸気機関車は100年以上の歴史を誇ります。
また、マンクス博物館では、自然や美術品など、様々なジャンルからマン島の10000年の歴史に触れることができます。
マン島は治安も良く、上記のように観光資源も豊富なため、毎年多くの観光客が訪れています。
ぜひみなさんもイギリスやアイルランドと共に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。