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キリヒラ#13 片山周さん ~あの先輩に聞く!キャリアを切り拓いた瞬間~「営業しない」で切りひらいた!

こんにちは!博展採用担当田崎です。社内報大人気企画、キリヒラのご紹介です!

今回は博展で知らない人はいない、あの片山さんです!これを読んだ方はきっと片山さん、そして博展のファンになるはず?!

どうぞご覧ください✨

目次

  1. <インタビュアー紹介>
  2. 1.入社までの経歴や趣味について
  3. 2.入社後のキャリア
  4. 3.キャリアを切り拓いたきっかけ
  5. 4.仕事へのスタンス
  6. 5.今後のやってみたいことや展望について
  7. 6.あとがき

<インタビュアー紹介>

則武(のりたけ):2019年新卒入社。営業職としてtoCイベントや車系アワードを担当。その後、情報システム課を経てマーケティング部に異動。現在はWEBコンテンツ編集/HP/SNS等を運用しながら、博展の認知拡大・ブランディング強化に励んでいます!自分が立案したクライアント取材コンテンツ「STORY」はぜひ皆さんに読んでいただきたいです!廣川(ひろかわ):2019年に新卒入社。制作部5年目。展示会、基礎案件、ツアー案件などを担当。趣味はフェスに行くこと。

則武:5年目社員が、さまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材する”キリヒラ”シリーズ。今回はUNIT2のシニアプロデューサーの片山さんにインタビューをさせてもらいます!
 なぜ今回取材をお願いしたかというと、私が新人の頃に営業として初めて配属されたのが片山課だったんですよね。
片山:いい課だったよね。
則武:ですね!ただ、1年目終わりにコロナ禍になって、所属していたのは1年ぐらいなのですが…。
廣川:僕は、これまで片山さんとそこまでの絡みがなかったですね。
片山:案件も一緒にやったことないか。
廣川:ただ、一方的に片山さんがキックオフの懇親会で歌っているイメージがあります笑。
則武:全社的には、そんなイメージですよね笑。
片山:もしかして、博展のスター?!!✨

1.入社までの経歴や趣味について

則武:まずはじめに、入社までの経歴について教えてもらえますか?何で博展に入ったんですか?
片山:大阪出身で高校までは地元の学校に通っていて、大学で東京に出てきました。そして、チャラめのテニサーに入って…。そこで企画などを自分で考えて、実施したりしてました。その点では、今とあんまり変わってないかも笑。キックオフでのステージも、実は裏側ですごく考えられた創作物でして。
則武:そうなんですね!実は、私も同じ早稲田大学のインカレサークル入ってました笑。
片山:そして、就職先を探す観点として「自分が考えたこと、自分が企画したものとかが世の中に出ていくといいな」と思って、広告関係などを受けていたんだよね。
 当時は営業職としての希望はあまりなくて、「考えていたい」という視点で、会社を探す中で博展を見つけました。
則武:今でこそ、博展はプランニングのイメージがありますが、当時はどうだったんですか…?
片山:入ってみたら、当時は思った以上に木工造作の会社だったね…笑。ただ、採用時の見せ方は、クリエイティブ、空間プロデュース、プランニングなどのフレーズが謳われていて。そして、初回の面接がいきなり社長の田口さん(現 会長)だったので、受かったかと思った笑。
廣川:初回面接が社長って、今じゃ考えられないですね。
片山:田口さんも早稲田卒だったので、話が合ったこともあり、何だかんだで入りました。
則武:ちなみに、趣味は何ですか?
片山:ずっと海外サッカーを観てるかな。昔は自分でもやっていましたが、今は観る専門。あとはアクション映画をずっと観てる。

2.入社後のキャリア

廣川:それでは、続いて入社後のキャリアについて教えてもらえますか?
片山:20年ずーーーっと営業。入社して、展示会出展サポートの営業から始まって、7年目で課長に一回なって、その後、BtoCイベント推進室という部署への異動を打診されました。
則武:BtoCイベント推進室って、現在のUNIT2(BtoCクライアントをメインに担当する組織)のようなイメージですか?
片山:いや、いわゆる広告代理店チームでした。代理店からBtoCイベントを請ける形で。
則武:課長をやめての異動は、希望を出したんですか?
片山:実は最初に2年ほど課長をやっていたときに、自分はまだまだ現場でバリバリやっていたいと思っていて。BtoCイベント推進室は代理店からの仕事だけど、一般消費者向けのイベントの仕事はやったことがないので面白そうだと思ったんだよね。そこでは、4年間ぐらい活動していました。
廣川:そうだったんですね。その後は?
片山:一瞬、展示会の部署にいってから、IMC(Integrated Marketing Communication)という部署に異動になり、その流れで今のUNIT2に続いている感じですかね。その後、また課長になって、今期からはシニアプロデューサーに。
 総じて、マネジメントは向いていない笑。現場をやっているときが楽しいですね。
則武:博展にいるプロデューサーって、結構そういう人が多いですね。マネジメントに特化している人が少ないイメージです。
片山:体力的にきついこともあるんですけどね。ずっと営業一筋です。

3.キャリアを切り拓いたきっかけ

則武:自分の転換期だったというタイミングはありますか?
片山:何回かあるかな。最初は、3年目の終わり頃の鉄道企業の大型プロモーションのタイミングかな。その前の5月頃に、大手電機メーカーのプライベートショーを担当して、そこでかなりの赤字を出してしまうことがあって…。モノづくりの観点で、自分の知識不足を感じたんだよね。
則武:3年目でそんなに大きなプロジェクトで赤字って、大変ですね…。
片山:そう。そこから、3月頃に鉄道企業のプロモーションイベントに携わることになるまでの間に、いくつか他の案件に関わることで、スキルを身に着けることができたんだよね。
廣川:プロモーションイベントは、どんな仕事だったんですか?
片山:一晩で20数駅に一気にユニット什器を設置する案件だったんだけど、当時かなり規模の大きな仕事でした。
 一晩で設置するので、70~80人の人工さん、20人の営業メンバーを一同に工場に集めて、自分主催で事前説明会をしました。自分が中心となって、関係者に説明ができるようになって、会社に貢献できる人材として仲間入りができたように感じたかな。
廣川:人工さんが70~80人って、今でも大きな規模ですね。
則武:その当時は、PM(プロダクト・マネジメント)職の人がいなかったんですか…!?
片山:そうそう、何でも営業がやっていたんだよね。そこから、自分の仕事に対する自信がついて、すぐにチーフになったりとキャリアのステップを踏んでいけるようになった実感がある。

則武:その次のタイミングは何でしょうか?
片山:次は、外資のメーカーの仕事をやったときに、仕事観が変わったかな。
それまでは、クライアントから言われたことは全部応えたいという想いがあったんだよね。でも、そのプロジェクトのときに、いい意味でも悪い意味でも、担当者の人とは考え方が違うと感じて。
則武:どんなところが違ったんでしょうか?
片山:現場で関わるメンバーに、時には厳しく接しろと言われて。この業界的にパフォーマンスとしても、そういうことを求められることがあるじゃない?
でも、自分はずっとぬるくいたい(笑)。そこは変えたくない部分だなと。人に対しても自分に対してもね。
廣川:具体的に、どんな感じだったんでしょうか?
片山:動きがあまりよくないと思った人物を変えろと言われたりしたり。まあ、変えなかったんだけどね。そこで、担当者に対して冷静な目で見ている自分に気づいて。こういう面が絶対必須であれば、この業界を辞めようかとも思ったりもした。
則武:そうだったんですね…!
片山:その後、自分のやり方と合うクライアントと仕事をしていけばいいと再認識ができて。何でもかんでもクライアントが求めるものを叶えようとするのも、そこまで必要じゃないと考えるようになりました。担当者が求めるものを達成したとしても、必ずしもいい結果が生まれるとは限らないし。
 クライアントが求めることに対して、自分として、博展としての考えを加えた方がいい。すぐに提出してほしいと言われたとしても、ちゃんと時間を取って、プランを考えてから出した方が最終アウトプットの内容がよくなったりもするので。
則武:なるほど。プロとしての気概を感じますね。

4.仕事へのスタンス

片山実は自分としては、ほんとは全部やりたいんだよね。クリエイティブディレクション、プランニング、PMも自分でもできると思っていて。
廣川:すごい幅広いですね。
片山:今の会社の体制ではうまくかみ合わないと、各職種の人と連携が難しいときもあるけど、博展の営業としては、そうあってほしいと思うところもあって。
則武:結構、難しいですね…。片山さんが入社したときは、分業がそこまで進んでなくて、色々な経験が自然とできた感じでしょうか?
片山:その側面はあると思う。けど、どういう視野で仕事をしているかが大事だと思う。今でもプロジェクトチームとして、一緒に議論を交わしたり仕事をしているのだから、他の職種の人の能力を吸収できないわけじゃない。自分で吸収しようとすれば、色々得られると思う。自分には関係ないと、学ぶ機会を遮断してほしくないよね。
 時間かけすぎと言われることもあるけど、今の若手メンバーも30歳ぐらいまでは、全部やる気持ちでいた方がいいと思うな。

則武:どうして、全部できた方がよいと思うんですか?
片山:うまくいっているときは、自分でなくてもいいと思っていて。やばい局面になったときに、会社の中で誰なら解決ができるのか、自分はそのポジションでありたいんだよね。
 なので、実は営業活動をそこまでしたことがなくて、活動せずとも社内外から頼ってもらえるポジションを確立できたかなと。若手の営業にも、追い込まれたときに、自分で解決できる力を身に着けてもらいたいと思う。
 そのためには、自分の中にクリエイティブ、PMの知識も身に着けておけば、いざとなれば、自分で対処ができるようになると思うから。
則武:なるほど。全部自分でやるかは別にして、視野の広さが大事ですね。
片山:そうだね。現場を見ていれば、施工のやり方などはほとんど分かる。ちゃんと見ていれば、PMじゃなくても工程表はかけるようになる。
則武:逆に、PM・制作、クリエイティブがお客さんと話してもいいですね。
片山:そう。対クライアントもそうだし、パートナーさんに対しても。いつでも独立ができるような能力があるメンバーが多くいるのがいいよね。
廣川:現場で、タイミング的に営業がいない場面もあるので、全員にそういう能力があったらいいですね。
片山一方で、個々のPM、制作、デザイナーについては専門性を高めてほしいかな。そこで突き抜けてほしい。営業はプロデューサーなので、何でもできた方がいいと思う。
則武:ゆるいと言いながら、営業に求める基準が厳しいですね笑。
片山:そうかな。自分が課長やっているときは、落ちこぼれ集まれ~と思っていたよ笑。
 その人のことを認めて、うまく色々なものを身に着けて、またメインストリームに戻すことができると思っていたしね。

5.今後のやってみたいことや展望について

廣川:今後やってみたいことってありますか?
片山:そんなにやってみたいことないけど・・・今回”シニアプロデューサー”って肩書がついたんだけど、“シニアプロデューサー”って、何なのかまだみんな分かってないじゃない?
 博展における”シニアプロデューサー”というものに自分はなっていきたいかな。
則武:最近ですものね。肩書ができたのが。
片山:名前が大事というよりは、プロデューサーのエキスパートとは何なのかということを突き詰めていきたい。
廣川:ところで、”プロデューサー”って何ですか?映画のプロデューサーとかのイメージはありますが。
片山:そうそう。イベント業界でのプロデューサーの認知度や地位が、他の業界に比べてまだまだ低いと思うので、数億円のイベントを仕切っているプロデューサーの立ち位置がもっと上がっていいのではと思ってる。プロデューサーとして、名が売れたり、有名になったりね。資金繰りまで考えられたり、新たな価値を生み出していける存在になれるといいよね。
廣川:なるほど。
片山:が、いかんせん、性格がぬるいのでそこまで行けるか分からない👍
則武:期待してます!

ーーインタビュー、ありがとうございました!

6.あとがき

則武:今回の取材で初めて片山さんの確固たる"熱源”を知ることができました。なんだか感慨深いです・・。最初の課長が片山さんで良かったー!と改めて感じられました。今後も片山さんの背中を追っていきます!!

廣川:片山さんの仕事に対する姿勢について知ることができました。kick offで歌っているイメージが強くありましたが、歌えて、仕事もできる!すごくかっこいいなと感じました。

(取材、ライティング:経営戦略局 村松、タイトル画像編集:松本哲弥)

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