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キリヒラ#03 熊崎さん~あの先輩に聞く!キャリアを切り拓いた瞬間~「したい事を言葉に」できりひらいた!

こんにちは!博展採用担当の田崎です。新4年目がさまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材するキリヒラ企画の第3弾をご紹介します!

<インタビュアー紹介>

今村(いまむら):UNIT1所属の営業職。現在の仕事は、常設空間を中心にサポート。仕事以外は愛犬と常に一緒に過ごしている。新宮(しんぐう):制作ユニット3課に所属。展示会はもちろん、ウィンドウや特殊案件も多く担当する。趣味はバイクに乗ること。

今村)4年目社員が、さまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材する”キリヒラ”企画の第3弾!今回は、UNIT2プロダクトマネジメント部の熊崎さんにインタビューしていきます。

まずはじめに、今回取材をお願いした経緯は、今村は、席が近いのに一緒に仕事をしたことがなく、、、是非お話させていただければと思っておりました。(雑談にはよく混ぜていただいてました笑)

新宮)自分は、実は、、熊崎さんとはやりたい仕事の方向性などが似ていて、プライベートでも美術館など観に行ったりするんですよね。なので今回、今村と相談して熊崎さんにお願いしました。

熊崎)新宮は、制作部の中でも、やりたい仕事を口に出してはっきり言うタイプで、T-BASE(博展 江東区辰巳の制作スタジオ)でもよく2人で話します。「これ面白い、やってみたい」というので、自分とタイプが似ているんだと思います。
 制作メンバーは恥ずかしがり屋で、割と口に出す人が少ないんですけど、やりたいことは口に出した方が良いと思っています。

1.これまでのキャリアについて

今村)熊崎さんのこれまでの経歴、趣味等を簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか?!

熊崎)入社して19年になります。最初の10年ぐらいは制作をやっていて。そのうち、4年間は木工造作、2年間はE-sys(リユースのシステム部材を扱う部署)、また制作に戻って業務推進部にいました。
 その後、PM(制作管理)に異動して、最初は展示会を担当していました。そして3~4年前からは、BtoC系のイベントやポップアップショップなどを担当して、去年は文化開発事業ユニットに所属していました。制作関連はほぼ関わった気がします。

新宮)領域が幅広いですね!

熊崎)趣味は、”流木”と”石集め”ですかね。あと、街を歩くのが好き。繁華街の裏側などを歩いて、街の成り立ちやどんな人がいるかなどを見ながら歩くのが好きです。
 ちなみに、おすすめの街は去年の11月に飛騨での研修の後に立ち寄った、岐阜県飛騨市神岡町(元炭鉱町。スーパーカミオカンデなどがある)。

スーパーカミオカンデ 公式ホームページディスクリプションwww-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp

新宮)最初に話したきっかけが、熊さんのPCデスクトップの廃墟の観覧車だったのを思い出しました(笑)。

▼熊崎さんが好きな廃墟&遊園地

閉園から20年…廃墟遊園地「化女沼レジャーランド」が辿った“数奇な運命”の全貌――2020 BEST5 | 文春オンライン2020年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。地域部門の第2位は、こちら!(初公開bunshun.jp

2.ターニングポイントについて

今村)ズバリ、博展キャリアの中でのターニングポイントっていつでしたか?

熊崎)好きなことができるようになったという意味で、コロナが始まってからかな。
 それまでは、決まったアサインで、量をこなさないといけない環境だったから。配属が変わって、自由度が高くなったっていうのがターニングポイントだと思う。。
 あと、コロナ禍で様々な社外の人が会ってくれるようになったという印象が強いんだよね。連絡を取ると、オンラインでならば、普段会えないような人にもすぐ繋がることができる。その結果、色々な人と関わることができて、知識やネットワークの幅も広がったり。

今村)確かにコロナ禍で大きく環境が変わりましたね。

熊崎)コロナで環境が変わって、色々な人たちが仕事の幅を広げないといけなくなったという側面もあると思っていて。そうこうしているうちに、会社からもやりたいことを認められるようになったかな。
新宮のように、やりたいという意思を示してくれる若手がいてくれることはうれしいことで、、、

新宮)人が作った面白そうなものに、声をかけていけるような文化にしたいですね。

熊崎)デザイナーのメンバーが前に、「面白いことをやりたいと思ったら、自分が面白いことをやっていないといけない」という話をしていたんだけど、自分自身は面白い人間ではないなと思っていて。。。。
だから、0→1の何かを生み出すことはデザイナーの人に任せて、オレは生み出されたその1を5や10にしていくことを大事にしているよ。それが得意だと思っているし。

そういうことを意識的に言葉にして行うことで、デザイナーの人からの自分への信頼が高まって、依頼がおのずと回ってくると思う。そして、そういう人と一緒に仕事をやれるようになると、別の面白い仕事にもつながっていくし。

今村)デザイナーの想いをくみ取って、1→10にできるというのはデザイナーもお願いしたくなりますね。

熊崎)でしょ(笑)。だからあえて、「デザイナーの人を尊敬している」と言葉に出して言うようにしている。どんなに拙い案だとしても、0から生み出しているということを尊敬しているよ。

あと、若い人たちを尊敬するようにもしている。若い世代の人たちは、できる人が多いって印象なんだよね。スキルもあって、発信力もあって、考えもしっかりしている。おれらの世代は、あんまりモノを考えずに生きてきた感がある。ちゃらんぽらんな世代だよ(笑)。

3.仕事へのスタンスが変わったきっかけ

今村)そういう風な考え方になったのは、何かきっかけがあったんですか?

熊崎)実は2年前に一度会社を辞めようと思ったことがあって…。というのも、キャパオーバーになって、、、1カ月ぐらい休みを取ったんだよね。そのときが、たしかコロナが本格化する1カ月前のタイミングで。
 そのときに、以前会社にいたデザイナーの後輩から連絡があって、その人が働いている飛騨市に行くことになったんだよね。2〜3日の滞在のつもりが、結局1週間いて、箸をつくったりしてました(笑)。

今村)1週間はすごいですね(笑)

熊崎)そこで考え方や仕事に対する意識が変わったと思う。デザイナーや街おこしをしている人がすごく尊敬できると思えるようになったんだよね。
 元々思ってはいたけれど、仕事上で言葉にして行動に移すようになったのは、それ以降だったと思う。そこから、色々な人に会いたいなと思ったり、会社のメンバーをぜひ飛騨に連れて行きたいと思って会社にかけあったり。

(2021年11月には、様々な部署のメンバー14名と飛騨古川のFabCafe Hidaへの研修旅行を実現。)

新宮)自分も飛騨の研修に参加させてもらったんですが、そこで思ったのは、その街の人たちが愛情を持って仕事していること。自分も愛情をもって仕事をしたいなと思いました。

熊崎)そう、おれも飛騨に行ってから、愛情を持って仕事に取り組もうと思えるようになったんだよね。今では、そのスタンスが会社でも受け入れられるようになって。

今村)熊さんは元々”モノづくり”に対する愛情が強いとは思うのですが、飛騨に行って、改めてその想いが強まったんだなって思いました。
博展の人たちは、つくること、考えることが好きな人が多いですよね。

熊崎)そうだね。少なくとも、自分が関わる仕事を楽しくやりたいよね。クライアントにとっていいもので、そのうえで自分がやりたいことを重ねさせるようにしている。
 PMとして、素材だったり、やり方だったりを提案するようにしているんだけど、そのために、普段から人にあってネットワークを増やしたり、知見を増やしたりしている。
 図面を右から左に流すことだけだったら、PMの仕事はいらなくなってしまうと思うから。

新宮)ある種、営業を兼ねている感じでしょうか?

熊崎)そうだね。制作も作ってばっかりだと、行き詰ってしまうと思うよ。

新宮)自分も広報的な役割とか、T-BASEでできることを外に発信していかないといけないと思ってます。そうすれば仕事や情報が集まってきて、できることも増えるんじゃないかと。

熊崎)自分たちの技術をちゃんと発信できるようにしている会社もあるよね。工場見学だったりを積極的にやっていたり。自分も、もっと発信していきたいと思っています。

4.熊さんのこれから

今村)熊崎さんのキャリアにおいて、これからやっていきたいことを最後に教えてもらえますでしょうか?

熊崎)今やっていることは継続してやっていきたいなと、社内的には、自分と似た感覚の人をPMの中にも増やしていきたいなと思っています。

 この仕事が楽しいんだ、やりたいことをやっていいんだ、自分から発信していいんだと若いメンバーが思えるような会社にしていきたいですね。そのために、もっと情報を発信していきたい。そして、今言ったことをやりながら、給料をあげていきたいかな。

 PMという役職が世の中から、認められるようにしていきたいし、それをやるためには、外部のクリエイティブ会社と組んで、実力を認められるようにならないといけないと思っています。

 そのために、最近、作品になるべく自分の名前をクレジットしてくれと言うようにしていて(載せてくれないとやらないよ~と言ってる笑)。
”PM”という言葉の認知が社会的にまだまだないので、自分の名前が売れることで、やっていることの認知を広げられたらなと。

新宮)なるほど。クレジットを載せることへはそういう思いがあったんですね。

熊崎)あとは、サウナをつくりたい(笑)。

今村)サウナ?!

熊崎)実は、サウナという建物は、その土地、土地の素材が活かされたものだと思っていて。今後は、その土地の木材、気温、素材の良さをいかしたサウナじゃないと生き残れない時代だと思っています。最近流行っているサウナはそういうことをうまくやっていて、行くのが楽しい。

▼熊崎さんオススメの奈良の宿&サウナ

ume, yamazoe 奈良県奥大和地方 山添村奈良県奥大和地方の山添村にある「ume,」という場所。1日3組限定人と宿と食を通じて、自然の調和を感じる 「いま」「ここにwww.ume-yamazoe.com

熊崎)そして、会社内にサウナをつくりたいですね。ちなみに、この間は、博展のサウナーたちで、UNIT 37(サウナ)を立ち上げました(笑)。

つまり、、やりたい事をやったもん勝ち!!!

あとがき

今回の取材を通して思ったことは、情報を自分だけのものにしないこと。熊崎さんのインタビューを通して「情報が情報を呼び、人が人を繋げてくれるんだ」と思いました。
 興味や、気になること、担当案件の不安点の相談なども含め、発信をすることによって、結果的に自分にたくさん情報が集まってくるのではないかと思いました。

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株式会社博展 HAKUTEN | Communication Design®
博展は体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。オンラインイベント、WEBプロモーション、ショールーム、ポップアップショップ、プライベートショー等の企画・デザイン・制作を手掛けています。
https://www.hakuten.co.jp/
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