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お客様の物語=カンナチュールの物語。カンナチュール名古屋店の店頭にて

2020年4月1日、松坂屋名古屋店地下1階食品売り場でカンナチュールの常設店がスタートしました。

百貨店での常設店舗は第1号。
小さな間口の小さなお店ではありますが、このオープン1週間、多くのお客様の目にとまり、
足を止めていただき、お客様とたくさん話ができました。

そんなお客様との会話をいくつか紹介しておきましょう。

エピソードその1:おや?新しいお店?見たことないわ?と立ち止まってくれたマダムと販売スタッフの会話
マダム(以下マダム)「缶詰?ちょっと変わってるわねー」
カンナチュール販売員(以下STAFF)「そう、ちょっと変わってるんですよー、全国各地の・・・」
マダム「セコ蟹!セコ蟹の缶詰なんてめずらしいわねー」
STAFF「そういえば、セコ蟹の缶詰なんてウチぐらいですねー」
マダム「セコ蟹、大好きなのよ。缶詰だったら、夏でも美味しいわね」
STAFF「そうですね。冬の味覚の女王、夏に現る、です」
マダム「缶詰、いいわね、日持するから。食べたいときに食べられるわね、一つ、いただくわ」
STAFF「ありがとうございます」
大好きなものがいつでも食べられる、大好きなものがそこにある、って
些細なことかもしれませんが、ちょっとした幸せ、ですね。

エピソードその2:お母さんと娘さんが「お父さんのお酒のアテ」に・・・
お母さん「缶詰だから、おつまみ系よね」
STAFF「そうですね。缶詰なんで、やっぱりまずは『お酒のお供?』って聞かれますね」
お母さん「そうよねー。最近、缶詰が流行ってる、って聞くし、最近の缶詰は美味しい、って聞くもんね」
STAFF「おかげさまで最近注目いただいてます。ありがたい話です」
お母さん「これ、面白いね。へしこのアヒージョ?へしこ?」
STAFF「鯖の糠漬けで、丹後若狭地方の保存食なんですよ。保存食を缶詰にして、もっと保存食にしました」
お母さん「アハハ。『もっと保存食』なのね。でも、今夜食べてもいいよね」
STAFF「もちろんです。食べたいときに食べるのが一番美味しいです。」
お母さん「お父さんのお酒のアテに買って帰ろか」
娘さん「お父さんに?」
お母さん「そう。どれがいいと思う?ビール党なのよね」
STAFF「では、さっきのへしこのアヒージョなんかいいと思います。塩っけが効いててお酒なら何でも合いますし、ごはんに乗っけてもナイスですよ」
娘さん「『青春アヒージョ』って名前なんだね。面白い」
お母さん「じゃ、それにしよっか」
お会計をしてカンナチュールの紙袋に入れてお渡します。
そして去り際、娘さんが「かわいーねー」
それにこたえてお母さんが「かわいいね」と紙袋を見ながらおっしゃってました。
母娘の後ろ姿を見送りながら、
「カワイイ紙袋に入った青春アヒージョを娘さんからもらって、照れるお父さん」を想像し、
ちょっとにんまりしてしまうスタッフでした。

エピソードその3:ギフトを選ぶにもまず自分が味を確かめる、というのは建前?
50代くらいのご夫婦がご来店。お祝いのギフトを探している、とのことで、足を止めていただきました。
ご主人「缶詰か、贈り物にいいな」
奥様「コンパクトでいいわね」
STAFF「手土産とかでもお買い上げいただいてますよ」
奥様「なるほどね。箱もカワイイし、手土産でもらったらうれしいわね」
STAFF「ありがとうございます」
奥様「でも、コロナで試食してないんでしょ。缶詰は味がわかんないからなぁ」
STAFF「コロナがなければ、ご試食いただいて、ご納得いただけると思うんですがね・・・」
奥様「そうよねー。でも、面白そうだし、新しもの好きの方とか、ちょうどいいかも」
STAFF「ハイ。なにより4月1日オープンですから」
ご主人「いくつか買ったら?食べないとわからないし、食べておいしかったら、贈り物にすりゃいいよ」
奥様「そうね。じゃ、これと、これと、これと、これと、これ・・・」
STAFF「あ、そんなにたくさん!ありがとうございます」
奥様「食べてみないとわかんない、っていうからね。ね、お父さん」
ご主人「そう、やっぱり贈り物だから、ちゃんと僕らがが美味しい、って知っとかないと」
奥様「とか言って、今夜のお酒と一緒に、って思ってるんでしょ」
ご主人「あはは」
なんとも微笑ましくて、爽やかで上品なご夫婦でした。
スタッフも、ああいう夫婦になりたいな、と思いました。

店頭に立つと、いらいろなお客様とお話できます。
その会話の一つ一つの背景にお客様の物語が見えてきます。
今夜の食卓に、お客様の物語に加えてカンナチュールの物語も入れてもらえると、幸せだな、って思っています。

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