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第10期上半期AWARD受賞者インタビューVol.5/プロマネの要諦は“まかせて、まとめる”。三方良しの実践でやりたいことを形に

こんにちは。『Gunosy 第10期上半期締め会』の表彰式で受賞した社員へのインタビュー、今回は『BEST DIRECTOR AWARD』に輝いたメディア開発部の川久保さんです。この賞は「企画・デザイン・オペレーションの力でユーザーの課題を解決した」社員に贈られるもの。果たして川久保さんはどのような活躍で栄冠に輝いたのでしょうか。探ってみます。

川久保さん/メディア開発部
大学卒業後、Web広告代理店に入社。アフィリエイト運用コンサルとして活躍する。2年目に新規事業としてメディアを立ち上げるも3年目で撤退。ファッション系動画メディアを手掛けるベンチャーに転職する。その後、大手出版社にて読者コミュニティを立ち上げ、オフラインイベント運営等広範囲に活躍。Gunosyには2020年にジョイン。メディアリレーション業務を主軸に、企画の力でユーザーに有益な情報を届けるプロジェクトを推進している。

メディア横断のプロジェクトを推進

ーこの度は受賞おめでとうございます!どんな点が表彰されたのでしょうか

ありがとうございます。オリンピックの特集企画をメディア横断で立ち上げたことが評価されたと認識しています。そもそもメディア横断は以前からやりたいと提案していたことで。日本人の生活様式を考えると季節性のあるイベントはアプリごとにバラバラで情報提供するより、プロダクトの壁を越えて同時に発信したほうが価値が高まると思ったんです。

ただ、やってみるとことのほか大変で(笑)。グノシー、ニュースパス、LUCRA、サービスTodayそれぞれの事業部ごとのスタイルがあり、計画もある。リソースもそうですね。アプリの基盤も仕様も違う。LPも見え方が異なるし、ユーザー層にも差異があります。トンマナひとつとっても難しかった。

ー想像するだけでヤバそうです(笑)

もう全ての部署の人と関わったんじゃないかと思います。加えて今回は競技スケジュールをトップページにリアルタイムで見られるような新機能も実装しました。これは今後もリアルタイムでの更新性の高いもの、たとえばスポーツイベントでのスコアボードとかスタッツにも活用できます。こういった企画を一年ぐらい前に提案して、なんとかオリンピックに間に合ったわけです。

実は締め会の翌日がこの施策を開始する日で。受賞の発表も手元で作業しながら聞いていたんです。依頼していたコーディングがあがってきていて、ギリギリまでチェックしていた。なので正直バタバタしていて気づかなかったぐらい。

コンテンツがいちばん大事

ーそもそもこのプロジェクトは自分から手を挙げたんですか?

そうです。前職や前々職の頃からですが、自分がやりたいことはきちんと上司や周囲に伝えるようにしています。

Gunosyって機能やUI、アルゴリズムなどの技術を駆使してユーザーの利便性を追求していますよね。そういったテクノロジーと同等に大切なのがコンテンツ。ユーザーが読みたいものや欲しい情報がちゃんとあることだと思っていて。

もう少しそこの部分を企画という形でユーザーにわかりやすく届けたかった。やっぱりコンテンツがいちばん大事だという思いがありました。それで自ら提案してプロジェクトを立ち上げたわけです。

ーものすごいバイタリティ!

とはいえシステムに関する知識なんてゼロですし、エンジニアに正式に依頼する経験もなかった。専門用語もわからない。要件定義書を出してくれと言われてもチンプンカンプンです。KPI設定もどう組んだらベストなのか、途方に暮れました。関係者も多く、いろんなところで壁にぶつかっては落ち込んでの繰り返し。

でも結局、最終的には社内のみなさんが助けてくれて。基礎的なところを整えてくれたり、私が動きやすいように計らってくださいました。おかげで私はメディアさんとのデータの買付のやりとり、IOCやTVerとの掲載交渉などほとんど全ての工程に関わることができた。締め会で言った、みなさんの協力があっての受賞という言葉は100%本音です(笑)。

ーこのプロジェクトでの最大の収穫は?

関わる全ての人をリスペクトして、それぞれのプロフェッショナルにきちんと聞くことを学べました。それまでの私は自分で考えたものを膨らませて、1から10まで設計して提案するタイプ。でもそうじゃなくて、デザインならデザイン、UIならUI、分析なら分析のプロにちゃんと背景を説明した上でまかせる。で、それを1つにまとめることの大事さですね。

全部自分が考えるのではなく、いろんなその道の専門家に考えてもらったものを、最初の目的や方向性、軸をぶらさずにまとめあげる。プロジェクトマネージメントやディレクションっていうのはこういうことなんだ、というのが最大の学びでした。

迷ったら「三方良し」に立ち返る

ー今回のプロジェクトのゴールは?

やはり私たちとしてはGunosyサービスの利便性や楽しさを感じていただけることが一番のゴールかなと考えています。そのためにも最初にユーザーストーリーをしっかりと描くことが大切であると実感しました。

ー川久保さんが普段のお仕事で大事になさっていることは?

ちゃんとみんなの意見を聞いて、合意を取ること。その上で最終的には自分で決めるようにしています。その過程で何か違和感を覚えた際には全部クリアにしてから進めることも大切ですね。わからないまま進むと怖いので。

あとは依頼の仕方も口頭だとニュアンスの捉え違いが生まれるので、マニュアルをきちんと作る。常に丁寧な依頼をするよう心掛けています。これは今回のようなプロジェクトでも普段のメディアリレーションの仕事にも共通していることです。

ーGunosy Prideで一番好きなのは?

「三方良し」です。もともとメディアさんに向き合っている面もあるし、ユーザーにも向き合っています。そして社内にも目を向けている。ユーザーだけだとメディアさんへの送客が疎かになるし、社内のリソースを優先してしまうとユーザーからもメディアさんからもそっぽをむかれてしまいます。だから最後はきちんと三方良しになる落とし所を考えています。

特に私はやりたいことに忠実というか、積極的にチャレンジするタイプ。それを認めてくれるGunosyの器の大きさにも助けられていますが、迷いが生じることも少なくありません。そんなときにも「これって三方良しになっているかな」と立ち返ることができる。本当にわかりやすくていい言葉だと思っています。

ーありがとうございます。あらためてBEST DIRECTOR AWARD受賞おめでとうございました!

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