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管理栄養士の世界観が変わる!?上質な専門家に育っていく先輩たち。

こんにちは!横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック採用チームです!今回は、クリニックの実態調査として、2名の先輩管理栄養士さんに対談形式でインタビューをしました。 インタビューの後半では、「そこで心に火が点いた!」という発言が飛び出すなど、ご本人たちの熱意を形作った貴重なお話も聞けました。一般の管理栄養士さんたちがあまり感じることのない発見がそこにはあるのかもしれません。ぜひ、ご一読いただき、ご自身の未来の姿や可能性についてお考えください!

現在の担当業務は・・?

左)管理栄養士 鈴木さん 入社3年目
右)管理栄養士 今中さん 入社半年

改めまして!本日はよろしくお願いいたします!
まず、クリニックでの勤務年数と現在の業務内容を教えてください。

鈴木「こちらのクリニックに入職して、3年目の管理栄養士です。今の業務内容は、『栄養カウンセリング』や『受付業務』のほか、『後輩栄養士の採用と育成』にも携わっています。」

なるほど、採用や育成にも携わっているということは、管理栄養士としてリーダー的存在ということでしょうか?

鈴木「そうですね。管理栄養士として現場に行ったり、マネージャーとして後輩の育成に当たったり、事務所で作業したりと、クリニックの全体的な部分に携わらせてもらっています。」

ありがとうございます。 続いて、今中さんもお願いできますか?

今中「私は、社会人としては2年目で、こちらに入職して半年になります。現在の業務内容は、『栄養カウンセリング』、『受付』、『診療補助』を担当しています。まだ半年なので、研修も多く学ぶこともたくさんあります…。特に『診療補助』は、研修を終えて1ヶ月に過ぎないので、今日もずっと走り回っていました(笑)。」

そうなんですね。ありがとうございます!
では、参考にお二人の前職についてもお聞かせください。お二人は以前の職場でも管理栄養士のお仕事をされていたのでしょうか?

鈴木「私は、管理栄養士の資格を取得してから2年間は保育園に勤めていました。主に、献立作成と調理の仕事をしていましたね。」

今中「私は、社会人1年目は委託の給食会社で働いていました。」

なるほど、お二人とも「献立や調理の現場」で学んできた知識を役立てていたのですね。ありがとうございます!

「入職前」と「入職後」で感じる自分の心境変化

お二人に質問ですが、入職する前と後に何かしら心境の変化はありましたか?

今中「クリニックに入職して半年経過し、自分でも少ししっかりしてきたような気がしています。もちろん、まだまだ覚えることが多くかなり多忙ですが、後輩も入ってきますので『しっかり教えられる先輩にならないと!』という気持ちが強くなっています。良い意味で緊張感をもって充実した日々を過ごしています!」

鈴木「私の場合、入職当時は、目上の患者さまへの案内に大きなプレッシャーを感じていたんです。やはり自分よりも人生経験や知識が豊富な患者さまへのカウンセリングになるので…。 」

なるほど…。

鈴木「そのような悩みを先輩に相談したときに、栄養のプロとしてお金をいただいているという『プロ意識の大切さ』を説明してもらいました。そこでようやく『揺るぎないプロ意識』のようなものが芽生え、振り返ると良い変化というか、きっかけになったと感じています。今でも現場に入るときには、必ずマインドセットするようにしています。」

なるほど。色々な段階を経て、心理面でも着実にレベルアップされて来られたというわけですね。

独り立ちまでの道のりは?

では、「成長」という部分でもう少し話を聞かせてください。覚えることも多いかと思いますが、研修から「独り立ち」までには実際どれくらいかかるのでしょうか?

鈴木「研修期間の長さは、本当に人によって異なります。『栄養カウンセリング』に関する研修以外にも『受付』や『診療補助』といった3つのポジションがあり、それぞれに研修が用意されています。例えば、新卒の方なら、3つ同時にバランスよく研修を始めることも多く、少しずつ全体を積み上げていくような形になります。この場合だと、独り立ちまでに4ヶ月近くかかるのが一般的かもしれません。」

鈴木「逆に、中途採用の場合に多い例としては、『栄養カウンセリング』など、院内でよりニーズの高いポジションの研修を短期間で仕上げる場合があります。この場合、1ヶ月ほどで患者さま対応に当たる場合も出てきます。このように、人によって研修期間の長さや順番、どのポジションでいつ独り立ちできるかというタイミングにはバラツキがあります。」

なるほど…。では、今中さんの場合はどのような形だったのですか?

今中「私の場合は、鈴木さんが説明されたような『栄養カウンセリング』の研修を入職当初に重点的に受けました。これに『受付』の研修も少し入っている感じでした。『栄養』の方については、週に6枠くらいあったと思います。」

ということは、入職当初の凝縮された1ヶ月間はかなり大変だったのでしょうか?

今中「そうですね、最初の1ヶ月に関しては、業務時間外でとにかく勉強時間を確保しながら頑張りました。私は入職当初から『独り立ち』が目の前に見えていたので、良い意味でのプレッシャーになり、私を後押ししてくれたのだと思います。先輩たちがどのような知見を持っていて、どのように業務に携わっているのかを日々肌感覚で実感できたので、『これは、やるしかない!』という差し迫るものを感じました(笑)。」

具体的にはどのように努力されていましたか?

今中「わからないものは書籍で片っ端から調べたり、帰宅後に何度も母にビデオ通話を頼んだりしていました。母には患者さまの役をしてもらい、実際のカウンセリングをイメージしていました。これが先輩にサポートしていただくロールプレイの事前準備となり、貴重な時間の中で無駄なく吸収することができました。そのため、『栄養カウンセリング』については、こちらに来て1ヶ月で現場に立つことができたんです!」

なるほど…。研修に加え、通常の業務もある中で、帰宅後には自発的に勉強されていたのですね。頭が下がる思いです…。

前向きな向上心と「新しい管理栄養士」の未来!

では、スタッフ全体についても見ておられる鈴木さんにご質問です。今中さんが今語ってくれたような「個別学習』や「勤務時間外の努力」については、こちらの管理栄養士さんの誰もがなさっているのでしょうか?

鈴木「そうですね、ほとんどのスタッフが自己学習しています。もちろん私も日々レベルアップできるように常に時間を確保しながら勉強しています。それぞれの学習段階によっても違いますが、たとえば『栄養カウンセリング』で独り立ちできるようになるまでには業務時間外で日々勉強時間を1~2時間程度確保されるケースがほとんどだと思います。その後、独り立ちし終えた後については、わからないことが出てきたときに掘り下げて調べたり、興味のある分野の本を主体的に読んだりする感じでしょうか。」

鈴木「結局のところ、自己学習を積極的に取り入れていかないと本質的な成長は見込めないと思います。なので、自己学習が必要になる点については採用面談の時にも包み隠さずお伝えしています。その結果、熱意のある管理栄養士さんたちが入ってきてくれ、逆にプライベート重視の栄養士さんたちは辞退され…、うまく棲み分けのような形で調和が取れているのだと思います。」

なるほど、院内スタッフの誰もが目をきらきらと輝かせていたのには、そのような背景があったのですね。とても素晴らしい職場だと思います。

鈴木「ありがとうございます。もちろん、ハードな面も否定できませんが、『自分の成長』を実感できますので、更なるモチベーションに繋がりやすいと思います。また、大きな意味で各管理栄養士さんたちの未来の財産になっていくとも思っています。」

「分子栄養医学」と「選択理論心理学」の出会いと変化…

こちらのクリニックでは、特徴として栄養カウンセリングに「分子栄養医学」と「選択理論心理学」の知見を取り入れていると思います。まず、「分子栄養医学」について、入職前からご存知でしたか?もし、分子栄養医学を知らなかったとしたら、知ったことによって何が変わったと思いますか?


/「分子栄養医学」について/

鈴木「私の場合は、分子栄養医学について入職前は知りませんでした。ここに来て、『分子栄養医学』と出会うことで『やっと謎が解けた!』という感覚を持ちました。」

謎が解けた…というのは、どういうことでしょうか!?

鈴木「私が管理栄養士になった理由は、妹が幼い頃に身体の調子が優れず入院することが多かったところにあります。病名もはっきりせず、原因が不明で、『私自身が栄養に詳しければ何かわかるはず…』という思いで管理栄養士を志したんです。ただ、実際には『管理栄養士』として資格を取得できた段階でも、妹の不安定な体調についてはまだモヤモヤとしていました…。」

鈴木「ところが、この職場で『分子栄養医学』と出会い、食の栄養バランスや血糖値なども細胞レベルで体の機能に大きく影響してくることを知りました。妹の場合について言えば、『それって“低血糖”が一番の原因だったんだ…』ということをはっと思い当たり 、ずっとモヤモヤしていた謎が解けたんです!」

なるほど、それはすごい発見だったわけですね!

鈴木「そうです!本当に謎を解明してもらえたことに感謝しています。そして、これをきっかけとして、栄養が本当に細胞レベルで体を作っていること、身体機能をしっかり発揮するには栄養を適切に摂取することや、血糖値レベルにも配慮することがとても大事だと実感できました。だからこそ、『もっとみんなに広めないと…』というポジティブなエネルギーが生まれ、心に火が点いたというか、自分自身の生きる信念に繋がったというのが私にはすごくあります。」

なるほど、素晴らしいエピソードと熱意についてわかりやすく語っていただき、ありがとうございます!では、逆に少し疑問なのですが、「栄養のプロ」である管理栄養士の資格を取られていたはずなのに、なぜそのような発見を以前は得られなかったのでしょうか?

鈴木「学校で教わる栄養学は『病気を良くする』というよりも、『症状悪化を防ぐ治療食』のようなイメージなんです。栄養計算をして、これとこれで100gになるからこれを提供しましょう…のような『病気を悪化させないためにある栄養サポート』という位置づけだと思います。」

鈴木「ところが、病院に来る人はそもそも症状を良くしたいと思っています。分子栄養医学の場合は、病気そのものを良くしたり、病気にかかりにくくするような身体機能について、細胞レベルで栄養がどう反応するのかまで追求しています。このため、管理栄養士の立場からでも、患者さまの『病気を治すこと』に近づいていける可能性があり、学べば学ぶほどやりがいに繋がっていくんです。」

なるほど、勉強になります。今中さんの場合はどうでしょうか?

今中「私も分子栄養医学について知らなかったんですが、悪化させないよりは『予防』に強いイメージを持っています。これから先『病気にならない体づくり』がますます重要になってくると思っていて、たとえばサプリメントを摂っていただくことでも体の調子がぐっと良くなったりします。そういうことを管理栄養士が正しく把握できていれば、私たちの活躍の場は広がるはずです。」

今中「病院でずっと『治療食』のことだけ考えているのではなくて、普通に『病院に来ないような人』に対しても予防という切り口で貢献できるはずだと今は思っているんです!だからこそ、この分子栄養医学については、今となっては『管理栄養士さんがもっと知っておくべきもの』だと思いますし、これからも掘り下げて身につけていこう!という気持ちになっています。」

今中さんも熱い思いについて語っていただき、ありがとうございます!


/「選択理論心理学」について/

では、同じように「選択理論心理学」との出会いについてはどうでしょうか?

鈴木「そうですね、選択理論心理学に関しては、割と日常で使っていたものが言語化された印象です。普段コミュニケーションを取る上で、経験上人にはこういう接し方が良いというのは持っていました。そのような漠然としたものが、「選択理論心理学」という形でわかりやすく目に見えた感じです。」

鈴木「このように言語化されて整理されると、やはり技術として他の人にも伝えられるものになるので、とても素晴らしいものを学ばせてもらっていると思っています。もちろん『栄養カウンセリング』をやりたいという管理栄養士さん自体は、元々コミュニケーション能力が高い場合が多いですが、このような知識を身につける前と後とでは、伝え方一つとっても違いが出てくるんです。逆に、患者さまはこういうことが苦手なことも多いので、伝えてあげることで日々のストレスが減ったり、色々応用が利くなと思いました。学べて良かったなと思っています。」

今中「私も『共感』に近いものを感じました。日常の『行動についてのコツ』みたいな感想は鈴木さんの言ったことと同じで、それ以外でも『自分にはこれが大切!』という『欲求』の種類などがうまく整理されていると思いました。こういうときにはやっぱりこうした方が良いよね…という『納得感』みたいなものもたくさん感じています。そのため、友達が悩んでいるようなときにオススメしてみることもあります。人間関係が少し楽になるという捉え方もできるので、みんなに知ってもらえたら良いなと思っています。」

なるほど、「患者さまとの関わり方」以外の面でも、日常生活の中で色々応用の効く考え方になっているんですね。ありがとうございます!

二人の想いとは・・?

それでは、最後の質問に移ります。お二人の考える「今後一緒に働きたい人」の特徴を教えてください!記事を読んでいる方、転職を考えている方に向けてメッセージもお願いします!

今中「栄養カウンセリングのクオリティーを上げられる研修が充実しているので、『栄養学をもっと学びたい人』、『自分の知見を増やして挑戦したい人』にとっては最高の職場になると思います!なので、その想いが強い人に来てほしいと思っています。私自身まだまだ力足らずだとは思いますが、全力でサポートしていきたいと思っています!」

鈴木「上質な栄養カウンセリングが提供できるようになりたいという人に、ぜひ来てもらいたいです。クリニックによっては研修がおろそかで、入社していきなり一人で現場に出される場合もあります。その点、当院では充実した研修があり、わからないことも気軽に質問でき、実務経験の中で着実に成長できます。」

鈴木「また、スタッフそれぞれの感じるやりたいこと、挑戦したいことが比較的スムーズに共有され、理事長も前向きに耳を傾けてくれる環境です。アットホームな雰囲気の中、人間関係も快適なので、みんなが成長していける前向きなクリニックになっていると思います。『患者さまの健康サポート』に強い熱意のある前向きな方、ぜひ応募してみてください。スタッフ一同心よりお待ちしています!」

本日はたくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました! お二人の更なる活躍を期待しています!

当院長の活動がBS-TBS「ヒポクラテスの誓い」に取り上げられました!
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