スポーツ観戦時に被写体がぶれた、小さすぎたという思いをしたことはないでしょうか。
スマートフォン撮影だと満足いく写真が撮れないとおっしゃる方が多く、スポーツシーンにふさわしいカメラ機材はコストが高いため、購入のハードルは高くなりがちです。
カメラブは、スポーツシーンの感動を記録に残す体験を楽しんでもらいたいと思い、2022年1月16日(日)に「CLUTCH SHOT CHALLENGE」を開催しました。
「CLUTCH SHOT CHALLENGE」は、カメラブ特設ブースにて本格デジタル一眼カメラと望遠レンズの無料貸出をおこない、試合を楽しみながら撮影体験ができるイベントです。カメラを目当てに来場した方も多く、机を埋め尽くしていた機材は10分足らずで在庫切れとなりました。
「やっぱり本格的な機材は違うな」
「初心者でもいい写真がとれて嬉しい」
会場から寄せられた声に、主催者の高坂代表は「今回本当にこの取り組みをやってよかった、今後もスポーツやレジャー市場が持つ、感動と撮影体験の可能性を広げたい」と手ごたえを語りました。そんな高坂さんに、イベントの様子とレジャー市場への挑戦について伺いました。
スポーツが生み出す感動を形に残したい、撮影イベント開催までの道のり
<2004年に高坂代表が仲間と立ち上げたクラブチームは大会優勝経験も多数ある>
- 高坂さんはいつからバスケットボールをやっているのですか。
高坂さん:私は8歳の頃からバスケットボールをプレイしています。20歳で立ち上げたクラブチームでは、試合や練習の様子を写真や動画で撮影して、戦略を練るために活用したり、思い出としてWEBサイトに保存したり、学生時代からバスケットボールと撮影体験を楽しんでいました。
バスケットボールは、全国優勝など目標に向かってチームプレイする過程がスタートアップ企業の雰囲気に近いんです。それが楽しくて30年間続けています。
<イベントチラシをみたユーザーが多く訪れたそう>
- 撮影とスポーツを組み合わせたイベントを企画した背景を教えてください。
高坂さん:私が以前在籍していた会社で、横浜エクセレンス※とお仕事をさせていただくようになり、それを機に試合観戦をするようになりました。中でも感動したのがNBDL(2013年から2015年まで開催された男子バスケットボールリーグ)時代のリーグ3連覇が決まる試合です。
決勝戦を目の当たりにしたのですが、その時の空気感や熱量がいまだに忘れられないんです。スポーツが生み出す力と写真に残す価値を感じられた瞬間そのものでした。
その感動をイベントで形にしたいと思い、「CLUTCH SHOT CHALLENGE」を開催することになりました。カメラブ特設ブースにて本格デジタル一眼カメラと望遠レンズの無料貸出をおこない、試合を楽しみながら撮影ができます。
- 今回パートナー提携を決めた横浜エクセレンスとの関係性や経緯を教えてください。
横浜エクセレンスが掲げる「スポーツを通じて たくさんの人を笑顔に」という理念は、私たちが創りたい世界と同じ方向性だと感じ、2022年1月16日にパートナー提携締結をさせていただきました。
横浜エクセレンスが本拠地を構える横浜という地は、実は初の日本人写真家が写真館を開業した「写真の街」としても知られていて、プロスポーツチームが13もある、全国でもスポーツに力を入れた地域なんです。おまけに私の出身地ということもあり、とてもご縁を感じています。
※<横浜エクセレンスは、横浜市中区にある横浜武道館をホームアリーナとして活動しているプロバスケットボールクラブ。2021年7月1日よりホームタウンを東京から横浜に移転し、チーム名称を「横浜エクセレンス」へと改称した。公式サイト:https://yokohama-ex.jp/>
70万円相当のカメラ機材も全部無料でレンタル
<ブースに並ぶ機材はどれも試合撮影に適したハイグレードなカメラ>
- イベント当日の様子を教えてください。
高坂さん:もともと告知していたこともあり、開場と共にGooPassのブースには人だかりができました。24セット用意したカメラ機材は10分足らずですべて貸し出される状態で驚きました。
自分でカメラを持ってきた方は、さらにグレードの高い機種が試せることに喜んでいただきました。カメラ初心者の方も、その場に来ていたカメラブスタッフによって使い方を教わり、開場は高揚感が溢れている様子でしたね。
- どのような機材を用意しましたか、人気機材はありましたか。
高坂さん:グレードが高い機材だと本体とレンズ合わせて70万円相当にのぼります。結果的に前半戦と後半戦で合わせて42名が利用する形になったのですが、とくに人気だったのはスピード性能が高く、スポーツの撮影に適したSONY「 α9 II」です。この機種を使うために来たという方も多くみられました。
「これがGooPassが作った世界」伝播する感動
<最前列は望遠カメラを構えた人がならぶ>
- カメラブ(GooPass)メンバーの反応はどうでしたか。
高坂さん:現地に来てくれたメンバーは、元Bリーグ(日本のプロバスケットボールリーグ)のオフィシャルカメラマンや、元バスケ部のCSなど、写真やバスケに関わるスタッフばかりだったんです。心強いチームに、来場者が安心して試合と撮影を楽しめる環境を提供できました。
「ユーザーさんと直接話せるのは嬉しい。安心したっていってもらえた。」
「スタッフがいい人だったといってもらえて嬉しかった。」とメンバーは喜んでいました。
試合は相手チームの後半の追い上げに対して逃げ切る形で、エクセレンスが勝利。まさに会場が熱気に包まれていました。
盛り上がる会場でふと、
「これがGooPassがつくった世界ですよね。」
そう口にしたメンバーの視線の先には、望遠レンズを最前列でかまえている来場者達の様子がありました。その言葉に胸が熱くなり、いい取り組みだった、本当にやってよかったなと思いました。
今後スポーツなどに進出する可能性や考え
- 今後はどのようなイベントや連携を予定していますか。
高坂さん:地域創生事業を進めるカメラブは、地域に根差して活動するスポーツチームと目指すものが近いので、今後も連携を積極的にしていきたいと考えています。カメラスポンサードという形など、関わる形を検討しながら携わっていく予定です。
旅行、スポーツ、鉄道を含むレジャー市場についても、イベントでコラボレーションをしていきたいと考えています。たとえば、フォトウォークをしながら試合を撮影しよう、中華街に行こう、コラボツアーをしようといった、写真の街、横浜にちなんだイベントも考えられますよね。
- 今後こうした企画を一緒に考え、実行する上で活躍できる方はどのような人でしょうか。
高坂さん:スポーツビジネスが好きな人やスポーツを通じて実現したい世界がある方はもちろん、プロスポーツチームと協働でイベントや事業展開をされてきた方や、スポンサーアライアンス経験を持つ方でこういった領域に関心がある方は、得意領域を生かしてどんどんカメラブで事業推進ができると思います。
カメラブが目指す世界の「好きに夢中になれる機会を支え、誰かの喜びと生きがいをつくる」ために、「レジャー市場×カメラ」の可能性は無限にあると語る高坂さん。カメラブは今後も多くの方の笑顔を生み出す事業を進めていきます。