UXデザイナーからプロダクトマネージャーへ。プロダクトグロースに着目し、自ら切り拓いたキャリアとは | 株式会社グッドパッチ
今回インタビューをしたのは、プロダクトマネージャーを務める大本理絵。Goodpatchに新たにプロダクトマネージャーというポジションが生まれた背景や、「クライアントワークのプロダクトマネージャー...
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今回インタビューしたのは、GoodpatchのGrowthチームでプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)を務める富田。チーム立ち上げの経緯や、PMMの役割や魅力について話を聞きました。
GMOインターネットグループのグループ企業にて、マーケティング、営業、CRM構築などを経験後、SaaS事業の事業責任者に就任。
2021年にGoodpatchに入社。デザインパートナー事業のインサイドセールス組織の構築を経て、2022年よりオンラインホワイトボード「Strap」のビジネスマネージャーに就任。その後PMMとして、プロダクトグロースに特化した「Growthチーム」の立ち上げに携わる。
Goodpatch入社後、どのようなキャリアを歩んできましたか?
まず、デザインパートナー事業のインサイドセールス組織の立ち上げに携わり、Salesforceなどのツールの整備、マーケティングの提案などビジネスプロセスの設計を行っていました。
半年後に異動し、自社プロダクト「Strap」のビジネスマネージャーとして、戦略やマーケティング・営業など全般に携わっていました。
2023年からプロダクトグロース専門チームのPMMを務めています。
新しくプロダクトグロースの組織を立ち上げたのはどのような経緯からですか?
クライアントワークとしてプロジェクトを進めていく中、プロダクトを作り上げるところから、次のフェーズとして「プロダクトを成長させたい」という相談をクライアントから受けることが増えていました。
そのような背景があり、有志が集まってプロジェクトの延長としてプロダクトマネジメントの支援に取り組み始めたのがチームの原型となります。
その有志の活動に、「プロダクトのグロースを支援することでGoodpatchの企業価値を拡張していきたい」という経営陣の考えを反映させ、2023年9月に正式な組織として立ち上げました。
私自身、事業をゼロから立ち上げ、仕組み化し、経営資源をアサインしていく経験があったことから、チームのマネージャーとしてジョインさせていただきました。
GoodpatchにおけるPMMの役割や業務内容について教えてください。
まず、私たちGrowthチームの役割は、クライアントのプロダクトを成長させてクライアントが望む状態を実現させること。
その実現には「ユーザーの価値を向上させること」と「収益としての成長させること」の両輪が必要です。その中で、事業成長というビジネス領域にコミットするのがPMMの役割となります。
プロダクトをマーケットに届けてビジネス目標を達成するのが、基本的なPMMの仕事です。業務内容としては、プロダクトの価値を届ける市場やユーザーを把握してベースを整えたうえでメッセージングやマーケティングに落とし込んでいきます。
BtoBのビジネスであれば、そこからセールスの戦略にも携わります。「プロダクトマーケティング」と聞くとマーケティング手法に目が向けられがちですが、実際にはビジネスサイド全領域を管掌するのがPMMの仕事です。クライアントの組織にもPdMやPMMはいらっしゃいます。
ただ、日本においてPdMやPMMの歴史はまだ浅く、育成や採用面で課題を抱えている企業がたくさんあるんです。そういった意味でGoodpatchがビジネス領域に責任を持つ立場として、クライアントに伴走しながらビジネス成長をサポートしていくことには、大きな意義があると考えています。
ビジネスサイドを担うポジションではありますが、メンバーや関係者全員のベクトル合わせなど、包括的なマネジメントもPMMの役割です。
企業によってはマーケティングとセールスとの分業が間違って捉えられ、好ましくない形で細分化してしまっていることがあります。さらに、プロダクトの開発側とセールス側となるとかなり壁を隔ててしまっていることがあるんです。
「プロダクトの価値を届けてビジネス成果を果たす」という1つの目標をみんなで囲むために、それぞれを隔てる壁を取り除いて目線合わせを行うことも、PMMの役割として挙げられます。
PMMのポジションの面白さはどこにありますか?
失敗したりぶつかったりしながら、練りに練ったプロダクトを実際にユーザーに評価してもらえると「苦労した分のリターンだな!」と嬉しく思いますね。
ただ、ユーザーの声などの定性的な評価だけでなく、売り上げなどのビジネス成長として成果が出てはじめて、自分が描いた戦略やプロセスが正解だった証明になります。そこがやはりPMMの醍醐味ではないでしょうか。
いくら自分が絵を描いても、マーケティングメンバーやセールスメンバーがいなければ、数字としては実現されません。メンバーと合意しながらチームワークでプロジェクトを進めていき、成果を出したときには、言葉にできない大きな達成感があります。
反対に、PMMの難しさはどんなところにありますか?
自分の領域だけでも幅広いうえに、開発やデザインの知識も必要ですし、ビジネスへの深い理解が必要です。ゼロからPMMを目指す方にとっては、そこが最初のハードルかもしれません。
また、PdMとの連携が重要となる点にも神経を使いますね。
PdMとPMMは棲み分けがあるものの分断しているわけではなく、両者の連携が非常に大切です。たとえば、PdMからPMMへは、製品のロードマップや機能リリースのスケジュール、「なぜそれをするのか」といった部分を連携してもらい、ビジネスサイドのメンバーにも届ける必要があります。
反対にPMMからPdMへは、実際のユーザーの声や要件要望、プロダクトを定着させるうえで不足している機能やUIデザインないしUXデザインなどを連携し、開発側に伝えてもらう必要があります。
GoodpatchのPMMとして働くことで、どのようなキャリアアップが期待できますか?
PMMという明確な役割として定義された歴史はまだ浅く、主にバックグランドは「マーケティング」や「セールス」の方が多いと思います。
その点、Goodpatchに関してはUIデザインやUXデザインといった「顧客体験」の領域に強みを持っている会社です。そのため、これまでビジネス領域中心に経験していた方にとっては、「プロダクトを市場に届け、手に取ってもらい、継続的に利用してもらう」という一連のプロセス全てにおいて「顧客体験中心」の戦略設計の経験を得られるのでスキルアップできると思います。
PMMの魅力は伺いましたが、Goodpatchの会社としての魅力を教えてください。
代表の土屋も執行役員の大山も「やってみなはれ」精神の人です。
まさにGrowthチーム発足の起点となったのも、現場からの「必要だからやってみたい」というボトムアップに対し、経営層が「やってみなさい」とGOを出した形です。
成長意欲のある方や「こういう事業や仕事をやりたい」という明確なビジョンを持っている方にとって、このチャレンジしやすい環境は大きな魅力ではないでしょうか。自分のキャリアの幅を広げるチャンスはどこの会社よりも大きいと感じています。
実際に、Growthチームのメンバーも「自分はこうなりたい」「これを成し遂げたい」という明確なビジョンがあって強い成長意欲を持っていますね。
オペレーション的に降ってくる仕事をこなすのではなく、自分の目指すキャリアをしっかり仕事に昇華させて取り組む姿勢が素晴らしいと感じています。
また、Goodpatchは堅苦しさがなく自由な雰囲気の会社ですので、新しく入られた方でも溶け込みやすいのではないでしょうか。とてもカジュアルなので、前職でパリッとスーツを着て働いていた方は驚かれるかもしれませんね(笑)。
働きやすさの面ではいかがでしょうか?
私は札幌市に住んでリモートワークをしているのですが、やはりGoodpatchには勤務地選択制度を使ってフルリモートワークができるのが大きいです。
face to faceで会える良さはあると思う一方、私のように地方に住む人間がチャンスをもらえるのは、リモートワークで働ける環境があるからこそです。
コロナ禍で多くの会社がリモートワークを取り入れましたが、今では実施率が低下傾向にありますので、Goodpatchのフルリモートワークの制度はこの先どんどん強みになっていくのではないでしょうか。
富田さんの今後のキャリアイメージや目標について教えてください。
「経営」と「執行」両方の領域でインパクトを出せる仕事をしていきたいと思っています。
「執行」に関しては今も裁量を持ってできていますが、「経営」に関してはGoodpatch中でGrowthチームの売り上げ規模はまだ小さいですし、経営にインパクトを与えられる段階には至っていません。
Growthチームの価値をマーケットに浸透させ、経営にインパクトを与えられる事業規模にまで成長させていくことが目下の目標ですね。
Goodpatchでは、これから伸びていくスタートアップから大企業まで、さまざまなクライアントのサービスに触れる機会があります。そういった企業のプロダクトの成長を実現させることで、定量的にも定性的にも達成感を得られる環境です。
ご自身のやりがいや成長、キャリアアップにこだわりたい方は、Goodpacthで一緒に働きましょう。
ありがとうございました!
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