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日本語教師からSES企業、そしてGMOリサーチへ歩みを進めたエンジニアの根底にあるのは一貫した想いだった。

こんにちは、技術広報の益山です。

GMOリサーチシステム部は、元パチンコ屋の店長やテレビ局社員など様々な経歴の人が在籍しているのですが、この度新しく「元日本語教師」のエンジニアがジョインすることになりました。

本記事では、出社初日に「カレーが好きです」と自己紹介をしたチャーミングな彼女の、根底にある一貫した想いに迫ります。


インタビュイー

山下(写真左):GMOリサーチ株式会社システム部所属。入社4ヶ月目。自社サービスであるMarketObserverの機能改修等を担当。静岡県浜松市出身。好きなカレーはキーマカレー。

インタビュアー

益山(通称ちはっぴー)(写真右):GMOリサーチ株式会社システム部所属。技術広報2年目。主な仕事内容は、開発ブログの運営やSNSの更新、インタビュー記事の執筆など。鹿児島県霧島市出身。髪が若干天パ気味なので、梅雨の時期はめちゃくちゃインドアになる。

外国人の子どもの教育について学んだ学生時代

--今日はよろしくお願いします。まずは、山下さんの経歴について聞かせてください。

山下:こちらこそ、よろしくお願いいたします。私は三人兄弟の末っ子で、振り返るとすごく甘やかされて育ったと思います。思春期にはそれなりに反抗期を迎えつつ、地元静岡の大学に進学しました。

--反抗期は意外です!大学では、どんなことを勉強されていたんですか?

山下:大学では、外国人の子どもの教育について勉強していました。出身が静岡県の浜松市だったのですが、日本で働く外国人の方の子どもが多くて。その子たちが学校で上手く馴染めないという問題があったので、それについて何か自分にできることはないかな?と、ゼミで日々考えていました。

--なるほど。その後就職されたんですか?

山下:いえ、実は、その後東京の大学院に進学したんです。大学では社会学寄りのことを勉強していたのですが、大学で日本語教師になるという夢ができたので、大学院では日本語教育を専攻しました。結局、なぜ今IT業界に?って感じだと思うのですが・・・!

--IT業界に転職した理由、すごく気になります!ちなみに、日本語教師って日本人の私たちからしたらあまり身近な存在じゃないと思うのですが、主にどこでどんなことを教えるのでしょうか?

山下:そうですよね!日本語教師は、第二言語で日本語を勉強している方に対して日本語を教えています。教える場所はたくさんあって・・・留学生として来日している方に日本語の専門学校で教えるのが一番メジャーだと思います。それ以外にも大学で教えている先生もいらっしゃいますし、日本で働きたい外国人を受け入れている企業や法人で教えられている方も、海外で教えられている方もいらっしゃるので、結構多様ですね。

子どもの進路をサポートしたい、という気持ちで日本語教師の道へ

--山下さんが、日本語教師を志したキッカケを教えてください。

山下:大学の時に外国人の子どもの課題について調べる中で、外国人学校に通っている子どもたちと交流する機会があったんです。ちなみに、ちはっぴーさんは、外国人学校って聞いたことがありますか・・・?

--インターナショナルスクール的なやつですか・・・?

山下:あっ、そんな感じです!私が訪れたのはブラジル人とペルー人の子どもが多い外国人学校だったんですけど、そこにいる子どもたちって二カ国語、三カ国語って喋れたりするんです。そんな子どもたちが、外国人だからという理由でなかなか夢を叶えられなかったり、あきらめたりしているという現状を知って、ちゃんと進路をサポートしてあげられる先生になりたいなと思ったのがキッカケです。

--すごく素敵なキッカケですね。実際に日本語教師として働かれてみて、どうでしたか?

山下:すっごい楽しかったです。やっぱり外国人の子どもたちのサポートをしたいっていうのがずっと目標だったので・・・。もちろん実際に働いていると目まぐるしくて、全然解決できないこともたくさんあったんですけれど、子どもたちと過ごす生活はすごく刺激的でした。自分が学ぶこともたくさんありましたし、少しは力になれているのかな?と感じることもあって、すごく楽しかったです。

--私も山下さんと同じで末っ子なんですけど、いつも世話を焼いてもらう側だったので、教師という選択はすごいな〜と思ってしまいます。

山下:生意気な時は「このやろう〜!」って思うこともありましたよ(笑)でも、なんだか私たちの子ども時代に比べるとピュアな子が多かったような気がします。日本で育っているけど、家庭に帰るとそれぞれの国の文化で暮らしているから違うのかなあ、なんて考えていました。

--なるほど。外国人の方は、感情表現が豊かで、すごく素直な言葉をくれるイメージです。

山下:分かります〜。日本語教師として働いていた時に祖父が亡くなって学校をお休みしたことがあるんです。それで休みから復帰した初日に、「おじいちゃんはお空であなたのことを見守ってるよ」と言ってくれた子がいて、思わず泣いちゃいそうになりました。本当にピュアで良い子たちが多かったです。

IT業界へ––キャリア選択の根底に見える一貫した想い

--お話を聞いていると、日本語教師としてのやりがいを感じていたと思うのですが、なぜそこからIT業界へ転職しようと思ったんですか?

山下:はい。理由は主に二つあります。まず一つ目は、外国人の子どもがもっと楽しく日本語を勉強できる学習アプリを作りたいと思ったからです。実際に日本語教師として働いてみて、外国人の子ども向けの教材ってまだまだ揃っていなくて。一から自分で作らないといけないことがたくさんあったので、すごく非効率的だなと感じていて・・・。私と同じような悩みを抱える先生がいっぱいいるんじゃないかな?という気持ちから、自分でアプリを作ってみたいと思いました。

二つ目が、私は中学校の教員免許を持っているのですが、日本語教師のポジションが用意されている公立中学校ってすごく少なくて。働く場所を自分で選べないということに対して結構不安があったんです。それで、せっかくアプリ開発やりたいなと思ったことですし、プログラミングは覚えることも多いので若いうちにやり始めた方がいいだろう!と思って、転職を決意しました。

--想像していたよりも、ずっと壮大なお話だった!根底にはずっと「外国人の子どもの教育を豊かにする」という想いがあるんですね。キャリアに一貫性があってすごいです。

山下:本当ですか?そしたら、うん、ぜひ形にして行けたらいいなって思います。

GMOリサーチでは自社サービスの機能改修を担当

--現在、GMOリサーチでどんなお仕事をしているか教えてください。

山下:大きく言えば、Market Observer という自社で提供しているオンラインリサーチプラットフォームの機能改修などを行なっています。今年の三月に入社したばかりなので、チームメンバーの皆さんに助けてもらってばかりですが・・・。

--そうなんですね!私自身開発をしているわけではないのでちゃんと把握できていないのですが・・・何か質問をしたら、皆さん快く教えてくれるイメージがあります。

山下:そうなんです・・・。本当に神対応に次ぐ神対応って感じで、この人怒るのかな?ってくらい優しくしていただいてます〜。SESと受託開発をやってきたけど、そもそもまだ実際に開発に携わった期間は一年くらいだったので、自分の技術に自信がなくて。自社開発だとみんなできるのが当たり前だから、「こんなしょぼい質問してもいいのかな・・・」って入社当時はすっごい不安だったんですけど、いつもこちらの立場に立って優しく教えてくれるので本当に心の支えになってます。

--聞いちゃダメかも、と思うとすごい萎縮しちゃいますよね。そういう言葉が聞けてすごく安心しました!!

山下さんが働く上で大切にしたいこととは?

--最後に、山下さんが働く上で大切にしたいことを教えてください。

山下:実は、GMOリサーチの人事ポリシーにある「尊重しよう」が、まさに自分が今まで大切にしてきたことだったので、これまで通り大切にしていきたいです。

あとは、難しくて結構考えたのですが、新しいことに臆せずチャレンジするチャレンジ精神です!今の会社だとそもそも技術がたりてないので、何にチャレンジできるの?って感じではあると思いますが・・・。

--そんなことないです。むしろ全てがチャレンジみたいな感じじゃないですか!

山下:そうですね。これからのプロジェクトではKotlin やPython にもチャレンジしていくのですが、すごくワクワクしています!自社開発だからこそ、こうやって新しい言語に触れる機会をいただけていると思うので、すごくありがたいなって思います。

--挑戦の機会はこれからもたくさんあると思うので、応援しています!それでは、お時間いただきありがとうございました。

山下:こちらこそ、ありがとうございました!

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