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事業インタビュー――「未来を切り拓く学びを提供する」『コエテコ by GMO』が教育市場に影響をもたらす理由とは?



登場人物のプロフィール

沼田(事業責任者): 2009年にJavaエンジニアとしてGMOに入社し、約10年間エンジニアとしてのキャリアを積んだ後、新規事業の立ち上げを経験。現在は「コエテコ byGMO」の事業責任者を務めている。

烏丸(チーフデザイナー): 2017年に新卒でGMOメディアに入社し、現在は「コエテコ byGMO」のサービスデザイナーとして活躍中。教育領域のデザイン全般のほか、デザイナーに向けたUIデザイン研修なども担当している。

北谷(エンジニアマネージャー):2021年に中途入社。元々は営業職だったが、プログラミングスクール卒業後、Rubyエンジニアとしてキャリアチェンジ。現在はマネージャーとしてチームマネジメントを担当している。

今回は、教育事業を展開する「コエテコ byGMO」の運営チームにインタビューを実施。事業責任者の沼田さん、デザイナーの烏丸さん、エンジニアの北谷さんにお話を伺い、事業内容、各職種の業務内容、チームの体制、そして今後の展望について深掘りしていきます。


教育事業の「コエテコ」とは?教育市場と、サービス立ち上げの背景について


――「コエテコ」の事業展開と、プログラミング教育市場の動向について教えてください。

沼田:コエテコ byGMOは、子供向けのプログラミング教室を紹介するポータルサイトとしてスタートしましたが、今では「コエテコキャンパス」という社会人向けのサービスや、ドローンスクールを紹介する「コエテコドローン」など、幅広く展開しています。

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化され、教育市場はますます活発になっています。市場規模は現在約200億円ですが、将来的には1,000億円を超えるとも言われています。少子化の影響で教育サービスが伸び悩む中、プログラミング教育は今後も期待できる分野ですね。

――「コエテコ」というサービスを立ち上げた背景についても教えていただけますか?

沼田:はい、実は、私自身の子供の習い事を探していたときの経験がきっかけなんです。特にプログラミング教室を探す中で、「こういうサービスがあったら便利なのに」と思うことが多くて。その頃、ちょうど会社でも新規事業の話が出ていたので、私の経験を活かして「習い事×プログラミング」というアイデアを提案しました。そこから何度も社長と話し合い、最終的に「コエテコ」が誕生したんです。

自主性を大切にした「コエテコ」チーム、各職種の働き方やチーム体制の実態とは

――沼田さんの現在の役割と、コエテコチームについて教えてください。

沼田:今は、コエテコのプロダクト全体の管理や組織のマネジメントを担当しています。自分もプレイヤーとして動くこともありますが、基本的には全体を見ながら、チームの未来をどう成長させるかを考えることが役割です。現場のメンバーが日々のタスクに頑張ってくれているとしたら、僕は未来のことを考えます。次にどういう方向に進むのか、どうチームを発展させていくのかという視点で動いています。

コエテコのチームは、自由で自主性を大切にする環境が特徴です。上からの指示で動くのではなく、チーム全体で話し合いながら、方針やタスクを決めていくスタイルです。一人ひとりが自分で考え、責任を持って行動するチームですね。

――自主性を重んじるチームなんですね。メンバーが自分で考えて動ける環境というのは、すごく魅力的です。そんなコエテコのチームに合うのはどんな人でしょうか。

沼田:教育事業に興味があって、好奇心や探究心が強い人が向いていると思います。また、自分から新しいことにチャレンジできる人や、チームでアイデアを共有して共鳴できる方が合うと思いますね。面接の際には、これまでのチャレンジ経験や、失敗から学んだことを重視して聞いています。



――烏丸さん、デザインチームの体制や仕事内容について教えてください。

烏丸:コエテコでは、サービスごとにエンジニアとデザイナーがチームを組んで進めています。私たちデザイナーは、エンジニアや営業、ディレクターと一緒に施策を考えて、それをUI設計に落とし込み、ビジュアルデザインからコーディングまで担当しています。

さらに、「コエテコEXPO」や「コエテコジュニアプログラミングフェス」といった主催イベントの特設サイト制作や、ノベルティ、会場デザインなんかも手がけていて、業務の幅はかなり広いですね。

またチームの中では、メンバー全員でユーザーやプロダクトの方針の認識を統一させるために、図解で説明したり、UXリサーチを先導したりしてチームを牽引する、というのもデザイナーの役割です。

――チーフデザイナーとして心がけていることはありますか?

烏丸:プロダクトの成長とともに、個人が成長できることを大事にしています。主体性や開発スピードを重視し、それぞれメインの担当サービスを決めて動くという形をとっていますが、デザイナー同士でのノウハウ共有の場を設けたり、レビュー会を毎日催したりして、コミュニケーションを活発化させ、お互いに成長し合えるような環境を作っています。



――つづいて、北谷さん現在のエンジニアチームの体制や仕事内容について教えてください。

北谷:コエテコでは、エンジニアもプロジェクトの初期段階から施策立案や方針決定に関わることが特徴です。エンジニアだけでなく、デザイナーやディレクターも巻き込んで、みんなで意見を出し合いながら進めています。職種の壁がなく、エンジニアでも営業を手伝ったり、ユーザーインタビューを行ったりすることもあります。

また、インフラ専属のエンジニアがいないので、私たちがインフラのメンテナンスやアップデート対応も行っています。幅広いスキルが求められますが、その分、成長のチャンスが多いですね。

――マネージャーとして、どのようなチームを目指していますか?

北谷:当事者意識が高く、能動的に動ける人たちの集まるチームを作りたいと考えています。課題が出てきたときに、自ら発信して議論できるチームですね。沼田さんが私に様々なチャレンジを与えてくれたように、私も後輩たちに成長の機会を提供したいです。

「コエテコ」の今後、新たに広がる趣味領域について

――今後の「コエテコ」の展開やみなさんの今後の目標についてお聞かせください。

烏丸:「コエテコ」の中では、「コエテコドローン」や「コエテコキャリア」など、サービスが増えてきています。掲載数No.1や口コミ数No.1といった成果も出ていますが、競合も多いので、まだまだこれからだと思っています。目指しているのは、「教育関連のサービスといえばコエテコ」とすぐに名前が上がるようなブランドとしての存在感です。そのためには、「コエテコが一番使いやすいよね、信頼できるよね」というイメージを与えていけるようにしたいなと考えています。

北谷:そうですね、私たちエンジニアチームとしても、今後はまず生産性を高めて、事業貢献ができる組織にしていきたいと思っています。スキルアップも重要で、個々の成長を通じて、結果的により良いサービスを提供できるようになりたいですね。
また、街中で「コエテコ」の名前を聞くようになったら嬉しいですね。某食事系口コミサイトのように、教育分野で「コエテコ」が自然と話題に上がる存在になりたいです。

沼田:コエテコは、元々子供向けのプログラミング教育から始まりましたが、今後はもっと幅広い分野での学びを提供していきたいと思っています。最近では「趣味ナビ」という新しいサービスもグループに加わって、趣味領域にも広がっています。教育や学びの選択肢をたくさんの人に届けることが私たちのミッションですし、その中でより多くの方に機会を提供していきたいですね。

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