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モバイル開発とエネルギーの未来を信じて。アプリからユーザー体験を変えるフランス出身のエンジニア

Nature社員へのインタビューシリーズ。今回はソフトウェアエンジニアのアルノに、入社の経緯や現在の業務、会社への想いを聞きました。

アルノ・デロシン / Arnaud Derosin(ソフトウェアエンジニア)
フランス出身。2017年に来日し、スタートアップで3年ほどフルスタックエンジニアとして勤務し、2021年6月にNatureに参画。NatureではモバイルエンジニアとしてNature Remoアプリの開発を主に担当している。

ーーこれまでのキャリアについて教えてください。

もともと、日本の会社で最先端のテクノロジーを用いた仕事に携わるため来日しました。来日後は3年ほどいくつかのスタートアップで働き、その後、キャリアをモバイルエンジニアにフォーカスしようと決めて、Natureに入社しました。現在はモバイルエンジニアをしています。

ーーなぜモバイルエンジニアにフォーカスしようと思ったのですか?

一番の理由は、モバイルエンジニアリングに未来を感じるからです。スマートフォンをはじめたとした、モバイル端末におけるアプリケーションは、パソコン端末などのウェブサイトと比較してもとても変化が早く、今ほどモバイルが効率化されている世界を5年前には想像できませんでした。これからはモバイルアプリが最も利用される技術になっていくと思います。

もう1つの理由は、モバイルアプリの開発が好きだからです。初めてモバイルアプリを開発した時に、それ以前に開発していたウェブサイトなどとの違いを感じました。モバイルアプリの開発はユーザーとの距離がより近く、直接的にユーザーの生活を便利にできる点に魅力があります。デザインやユーザー体験など、モバイルの分野のすべての要素が好きで、自分に合っていると思っています。


ーーなぜ Natureで働きたいと思ったのですか?

前職はアーリーステージのスタートアップで、フルスタックエンジニアとして幅広く数多くの仕事に関わりました。2ヶ月ごとに新しいアプリを開発していたのですが、アプリごとに役割が変わるので、毎回異なる技術を習得する必要がありました。そこで、今後はモバイルに専念しようと決めて転職先を探していたときに、Tokyo DevでNatureを見つけて、その後NatureのWEBサイトを見て、すぐに応募を決めました。

Natureは製品も便利で魅力的だと思っていますが、それだけでなく会社のミッションも素晴らしいと感じました。Natureには「自然との共生をテクノロジーでドライブする」という揺るぎないミッションがあり、それは自分の価値観や、描く未来像と一致しています。特に、クリーンエネルギーにただスイッチするだけでなく、よりよくエネルギーを使っていくという考え方を私はとても気に入っています。ミッションを通して次の世代の未来について考えられる会社に出会えて、幸せに思っています。

ーー入社後はどんな仕事をしましたか?

入社してすぐに、Nature Remoアプリのデザインリニューアルに携わりました。ユーザーのフィードバックをもとにユーザー体験の向上を目指しながら、リニューアルしたNatureのデザインにマッチするUIを実装しました。私はステータスの部分を主に担当して、Nature Remoの温度、湿度、照度のデータがひと目で見られるようなUIを実装しました。他にも設定画面やアカウントページの改善をしています。

私のNatureでの役割は、ユーザー体験の向上のためにデザインを継続して改善することです。私は、プロダクトにおけるユーザー体験の大部分はアプリのUIに左右されると考えています。そのため、Natureのユーザーにより良い体験をし続けてもらうためには、トレンドを取り入れた新しいデザインや体験を継続的に提供することが必要です。また、ユーザーのニーズに沿ってUIを変えるだけでなく、ユーザーの問題を解決する新しい機能を提案していかなければなりません。

新しいデザインや機能を実装するだけで終わりならいいのですが、ユーザーは変更前のデザインに慣れているので、ユーザーの方がリニューアルによって不便に感じないように新しいデザインに移行させることにも気を配る必要があります。


ーーよりよいユーザー体験を提供するために工夫したことはありますか?

UXは視覚だけでなく、他の感覚も取り入れるべきだと考え、iOSでサポートされている、画面の振動によりユーザーに情報を伝える、Haptic Feedback(ハプティックフィードバック)を実装しました。今後はNature Remoアプリをさらにダイナミックなものにしていきたいと思っていて、ボタンをクリックすると大きなアクションが出るようにしたり、ユーザーが視認しやすいゆっくり動くアニメーションをつけたりすることで、アプリのナビゲーションフローを見直して最適化していきたいです。

また、先日よりNatureのミッションがNature Remoアプリの設定ページに表示されるようにしました。Remo はただ家電のコントロールができるだけのプロダクトでなく、将来的にはエネルギーの未来を変える目的があるということを知ってもらうためです。

ーー入社して 2 カ月と少しで大活躍ですね。Natureで働いて、楽しいと感じるところはどんなところですか?

朝会(開発チーム内で毎朝その日の業務内容を共有する会議)で前日の出来事を話したり、他のメンバーの話を聞いたりするのが面白くて、毎日楽しいです。私は最近アボカドを種から育てていて、それについて朝会で話したことがあります。アボカドは成長が早いので、今は植える場所をさがしています(笑)。

ーーチームの雰囲気はどうですか?

全員話しやすい環境で、チームワークがとてもいいと思います。同じチーム内はもちろん、他のチームとの連携もよくとれていると感じます。例えば、開発チームがCSチームと直接連携することで、ユーザーの要望を機能改善に素早くつなげることができています。

社内の全員と隔たりなくコミュニケーションが取れるので、他のチームのメンバーから新しいアイデアをもらうことも多いです。職種を超えてお互いに協力して成長しあえる良い環境です。

またNatureのメンバーは誰もがミッションの達成にコミットしていて、メンバー全員で協力して共通のゴールに向かっている感覚があります。そのため、私自身が日々の仕事を通して起こす小さな変化も、ミッションの達成に貢献していると感じられます。

ーー今後はどんな人と一緒に働きたいですか?

アプリ開発の面では、スマートホームや、React Native開発だけでなくネイティブ開発に関心がある人と働きたいです。とはいえ、必ずしも入社時にスキルが十分である必要はありません。とにかく一番は、Natureのミッションに共感している人、モバイルエンジニアリングの未来を信じて高いモチベーションを持っている人と働きたいです。

ーーフランス出身のアルノさんにとって、海外出身のメンバーも働きやすいと感じますか?

Natureは海外からのメンバーにとっても働きやすい環境です。基本的にコミュニケーションは日本語で行っていますが、メンバーは英語を話すことにオープンですし、親しみやすいメンバーが多く、すぐに馴染むことができると思います。ですので、日本語が話せなくても問題ないですが、日本語を学ぶことに意欲的な方にとってはさらに良い環境だと思いますね。


ーー今後挑戦したいことはありますか?

まず個人的な挑戦としては、日本語を上達させたいと思っています。またモバイルエンジニアリングのスキルを向上させたいです。新しい技術が登場し続けるなかで、常にスキルや知識をアップデートしていきたいです。

Natureでの今年の挑戦は、アプリケーション開発の経験を積んで、ユーザーに素晴らしいと感じてもらえるようなアプリの体験を提供していくことです。デザイナー、CSチーム、エンジニアの懸け橋になって、ユーザーにとって最適な体験を実現したいです。

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インタビュー :Megumi Mitsuya
文      :Tomoki Utsunomiya
編集  :Saori Abe

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