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管理職の85%が20代・30代。GLが若手社員を積極的に登用する理由

幅広い属性の人材を採用する中で、特に若手人材を重視しているGLナビゲーション。その理由を紐解くとともに、若手人材が着実に成長して活躍するためにどのような組織づくりを行っているか、代表の神田さんに聞きました。(聞き手:広報担当・光成)

若手社員を組織の中心的存在と位置づける

――神田さんは組織づくりにおいて多様性を意識し、地方在住者や海外出身者、障がい者など多様な属性の人材を積極的に採用していますが、中でも「若手」を重視しているのはなぜでしょうか?

一言で「若手」と言っても、その定義は人それぞれだと思います。

一般的に若手社員と言われる人たちは、組織において下に見られたり、長時間労働や現場仕事を担わされるなどある種の駒にされがちな世代の人々を指します。、当社ではこの若手社員は組織の中心に位置し、引き立てていくべき存在と捉えています。

それは、若い人は新たな価値観や成長する力を持っているためです。人の成長を後押しする教育サービスなどのビジネスを長年展開してきた経験から、そのことを実感しています。

また、新卒者に代表されるように、若手社員は常に入社してくる人たちでもあります。先に入社したメンバーが後から入ったメンバーを大切にして引き上げようとする連鎖や意識をつくっていきたいと考えています。

それが、若手社員が安心して持ち味を発揮できるとともに、活気に満ちた職場の確立につながると思うからです。

――若手社員を大切にする循環をつくることで常に活気のある組織を実現できるのですね。それでは、若手社員は組織に具体的にどのような影響をもたらすと感じていますか?

頑張っている若手社員は、応援されやすいという点が挙げられます。能力は無くても熱意をもって成長していこうとする姿は、人の心を動かす部分があります。

また、彼ら彼女らが持つ、年長者に対する冷徹で純粋な眼差しがとても大切だと、教育サービス事業に携わる中で実感していました。若い利用者の目にさらされることで、私自身が「もっと頑張ろう、自分を磨こう」という想いを強く持ち、変革につなげることができたんです。

社内でも、やる気のある若手社員の存在が最も人を成長させると感じています。当社ではマチュア世代も多数活躍していますが、そうした世代から「若いメンバーが一生懸命仕事に取り組んでいる様子を見ていて、自分も変わらなければいけないと思った。こういう若手をどんどん後押ししていきたいと思うし、そんな自分に誇りを持てるようになった」という反響が実に多く寄せられています。

やはり若手が頑張る姿を周囲が目にする、また「もっとこうしましょう!」といった風に発言や働きかけを受けることが人を発奮させるし、組織の変化や成長においても重要だと感じますね。


管理職の約85%が20代・30代社員

――確かに、自分より経験の浅い人から提案されたりすると「自分も頑張らなきゃ」と奮起しますよね。若手社員を中心に据えた組織づくりを行っているGLで、若手社員はどのように活躍し、成果を挙げているのでしょうか?

当社では現在、全社員のうち30%程度が20代・30代の若手社員です※。

「若手社員を中心に据える」組織としての意思表明の一つが彼ら彼女らを管理職として積極的に登用することで、実際に管理職の約85%を20代・30代の社員が占めています※。

多くの若手社員が着実に成果を挙げてくれており、営業職の場合は1人あたり年間売上1億円程度、コンサルタント職では30~40%の粗利率を叩き出しています※。

※いずれの数字も2024年6月実績

――収益面においても、若手社員が中心的存在としての役割をしっかりと果たしているということですね!若手社員がスキルを積み実力を発揮できるよう、どのような投資を行ったり、人材育成制度を用意しているのでしょうか?

若手社員の採用には特に手をかけており、例えば新卒採用ではノーコードツールの構築試験に始まって面接を9回行い、さらに2カ月のインターンシップを経験してもらうという選考プロセスを採用しています。地方在住の学生インターンに対してはインターン期間中の住宅費・交通費の全額支給も行っています。

また、アルバイトメンバーも含め、1人1カ月当たり5~10万円程度のアカウント費用をかけて、SalesforceやMarketo、Outreach、Tableauなどを活用できる環境も用意。しっかり投資を行って、若手社員の実力を育むモデルを構築しています。

人材育成においては、アクティブラーニングを重視しています。Salesforceの活用などについて、先輩から教わったメンバーがすぐに実行し、間を置かずにその後輩に教えるといった「教わった人が教える」サイクルで、当事者にとっては身になり、教えられる力を持つ人材も増える環境を実現しています。

若手から始まる社員の成長を会社の躍進につなげたい

――新しく入ってきたメンバーにとっても、困った時に周囲に頼りやすく、安心してのびのびと仕事ができる環境になっているのですね。ところで神田さんご自身は、若手社員とのコミュニケ―ションをどのように行っているのでしょうか?

一緒に時間を過ごすことを大切にしています。例えば現在は、毎朝1時間を新卒社員とコミュニケーションを取る時間にしています。強制ではなく、来たいメンバーだけ来ればいいし、いつ帰ってもいい形にしています。フランクに接していて、昼食や夕食を一緒にすることも多いです。

そうした時間の中で仕事に対する不安や感じていることなどを聞いていると、若手社員が各部署でどのようなマネジメントを受けているかも把握できます。何か思うところがあると感じれば、上司や先輩への発言を後押しすることもありますね。それが、若手社員も意見を言いやすいフラットな環境の実現につながっているかもしれません。

――これからも多くの若手社員が職場を盛り上げてくれそうですね。どのような組織として確立していきたいか、今後のビジョンを聞かせてください。

いろいろなバックグラウンドを持つメンバーの誰もが、成長して成果を出せる組織にしていきたいですね。

一人の人材がガラッと変わることは企業にとってインパクトがありますし、当社のような規模感の会社にとってその影響はさらに大きなものになります。「人を変え、企業を変革し、社会を変える」をミッションに掲げる企業として、社員一人ひとりの変化を重視し、それによって会社が変わり社会が変わることを実現していきたい。当社が提供する教育やコンサルといったビジネスは、伴走を通じてカウンターパートの方々の変化を促しそれを利益に結びつけるもの。社内での社員の変化をビジネスの加速につなげ、社外でも変化を起こしていきたいですね。

成長意欲が高い若手社員は、まさに周囲の社員、そして会社に変化と成長をもたらす存在です。その存在をきっかけに属性を問わず多くの社員が実力を伸ばして発揮し、その集合体である当社が社会の中でさらなる存在感を発揮する企業として躍進することを期待しています。



――人が変わり、会社が変わり、社会が変わる。創業から14年の足跡の中で、若手人材の変化を何度も目にしてきた神田さんならではのお話だと感じました。そういった人と会社の出会いと成長のストーリーをこれからも重ねていけば、GLナビゲーションにもにも社会にも、さらに活力が生まれるのではないかと思います。本日はありがとうございました!


【参考記事】

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