こんにちは、ギバーテイクオール株式会社 CHROの小川です。弊社はDXで住宅業界の変革を本気で目指すスタートアップです。注文住宅をはじめとするエンドユーザーの「決断コストをゼロにする」ことを目指し、to B、to C両軸でのサービスを展開しています。
残暑厳しい8月26日、弊社としては初の「視察ツアー」を開催しました。住宅メーカー・工務店9社から19名の方にご参加いただき、静岡県の有力ビルダーである平松建築株式会社様を訪問しました。
今回は、この視察ツアープロジェクトに携わった平田さんと櫻井さんへのインタビューをお届けします。櫻井さんは当日までの企画準備を担当し、平田さんは櫻井さんのサポートをしつつ、当日は現地へ同行。そんなおふたりに、開催に至るまでの経緯や準備中のこと、そして当日感じたことなどを聞きました。
<平松建築株式会社>
静岡県浜松市・磐田市・袋井市を中心に、幅広いエリアで注文住宅・規格住宅を建てている有力ビルダー。YouTubeで15万人以上の登録者数を誇るチャンネル『職人社長の家づくり工務店』で全国から月間約300件もの問い合わせを獲得。営業たった3名で54棟の受注見込み、監督2名で33棟完工見込みなど、驚異の生産性を誇る。
<今回登場するメンバー>
・平田 2020年6月入社 マーケティングユニット ゼネラルマネージャー
・櫻井 2024年5月入社 マーケティングユニット チーフ
<目次>
1. 新事業をつくりたい!という思いから実現した「視察ツアー」
2. たった1ヵ月間のタイトスケジュールで企画準備を進めたのは、入社3ヵ月目の期待の星
3. 住宅業界はまだまだ伸びると感じられた当日
4.さらにコンテンツを充実させ、住宅業界にポジティブな影響を与える企画にしていきたい
まとめ
新事業をつくりたい!という思いから実現した「視察ツアー」
平松建築様の新社屋で開催
ー今回の「視察ツアー」開催に至った経緯を教えてください。
平田:もともと、既存事業とは別に何か売上を作れないかと議論していた時に、代表の河野から出たアイディアでした。以前から、視察ツアーは前向きな刺激を求める経営者が集まりやすく、人気だと聞いていましたし、「すぐにやりましょう!」という話になりましたね。
これまでマーケティング全般をみてきた中で、取締役や経営者の集客は難易度が高く、何か良い方法はないかと模索していました。視察ツアーを開催すれば、経営者にリーチできる可能性が高まると考え、力を入れてやってみようということになったのです。
ー視察対象の会社様はどのように決まったのですが?
平田:視察対象として魅力的、かつ視察ツアーを快諾してくださる住宅会社を探すのは、簡単ではありません。どこに打診すれば良いかと考えた時に、ちょうど2週間前に私たちのサービスを導入してくださり、お打ち合わせをした平松建築様が良いのではないのかという話になりました。
そして、代表の河野がすぐに視察ツアーの提案をさせていただくと、OKをいただけました。開催日は8月26日と決まったのですが、準備期間が1ヵ月間ほどしかなかったのです。慌てて集客用のランディングページを作り、その後、同じくこの企画をやりたいと手を挙げてくれた櫻井さんにパスしました。
たった1ヵ月間のタイトスケジュールで企画準備を進めたのは、入社3ヵ月目の期待の星
平松社長のお話を真剣に聞く参加者の皆様
ー1ヵ月間の準備期間で、どのようなことをしましたか?
櫻井:ランディングページの作り込み、ツアーの内容決め、先方とのやり取り、集客のかじ取りなど、全般を担当しました。
これまで「視察ツアー」の企画経験はなかったですが、前職で人材紹介会社のマーケティングをやっていて、そこでセミナー企画の経験がありました。その前にコンサルティング会社にいた時も、頻繁にセミナー企画をしていたので、そのあたりのノウハウを生かせたと思います。
ー企画を進める上でどこにやりがいを感じましたか?
櫻井:「初めての企画」をやらせてもらえることが、とても楽しかったです。
一般的には、入社3ヵ月目で新しいことをやりたいと挙手しても、なかなか通らないと思います。しかし、ギバーテイクオールでは、背中を押して「一回やってみなよ」と言ってもらえる風土があります。
ー逆に、企画を進める上で大変だったことは何ですか?
櫻井:入社してまだ日が浅く、住宅業界の常識が十分にわかっていなかったので、先方や社内でのやり取りに手間取ることが一番大変でした。業界特有の常識を理解し、理解した上で相手に動いてもらうことが難しかったですね。
あとは、今回のプロジェクトのスケジュールが非常にタイトだったこともプレッシャーでした。
ー大変な部分はどのように乗り越えましたか?
櫻井:「聞く」ことで解決できました。平田さんだけでなく、代表の河野も含めて、社内メンバーに何でも聞けて、集客など協力してもらえる環境だったので大変助かりました。
すぐに相談できるこの環境は、ギバーテイクオールに入社して良かったと思う点のひとつです。
住宅業界はまだまだ伸びると感じられた当日
実例を交えてご説明いただき、大変好評でした
ー視察ツアーはどのような内容だったのですか?
平田:平松建築様の差別化された商品・販売戦略をセミナー形式でお話しいただいたり、現場視察を行いました。また、平松建築様の取り組むDXのひとつとして、弊社の「ALL GRIT(※1)」の活用事例もお話しいただきました。
※1 ALL GRIT:住宅不動産・リフォーム業界に特化した、業務効率の改善のためのLINE公式アカウントツール。24時間体制の自動接客によって、効率的な営業とマーケティングを実現する。
ー当日の様子は、いかがでしたか?
平田:アットホームで、非常に良い雰囲気でしたよ。皆さん、カジュアルな服装で来られていましたし、開始前には経営者の方同士で名刺交換をし、情報交換をして盛り上がっておられました。
視察ツアーが人気の理由は、刺激をもらえる仲間づくりだと仮説を立てていたのですが、まさにイメージ通りでした。参加者同士で仲良くコミュニケーションをとられているのが印象的でした。
ー当日、同行して感じたことを教えてください。
平田: 住宅業界にはまだまだできることがあるな、と感じました。
近年、新築住宅着工戸数が減少していて、住宅業界は衰退していると思われがちです。しかし、中には売上を大幅に伸ばしている会社があります。そして、業界全体を良くするためにと、ノウハウを公開してくれる会社があって、それを興味をもって見に来てこれから前向きに取り組もうとする会社があるのです。
この様子を見ていると、住宅業界はまだまだ伸びていく可能性がある面白い業界だと思えました。
さらにコンテンツを充実させ、住宅業界にポジティブな影響を与える企画にしていきたい
手ごたえを感じられる初視察ツアーとなりました
ー視察ツアー終了後の感想を教えてください。
櫻井:充実感がありましたね。開催後、社内メンバーからはバリューカード(※2)で、頑張って良かったと思える言葉をいただきました。少しでも売上を出せたことは、ひとつの成果だと思っています。
同時に、課題も多く残ったので、改善し、次につなげたいです。今回は既存のお客様やターゲットとは違う企業様にもご参加いただきました。次回は、新規の企業様や、よりターゲットに近い企業様を集客したいです。
※2 バリューカード:社内のメンバー間で賞賛や感謝を伝え合う制度
平田:参加者の方々からは満足したお声をいただけたので、それは本当に良かったです。次回以降さらに集客し、自社サービスの成約にもつながりそうな一連のストーリーが見えました。それは大きな成果だと思います。
今回の一番の問題点は、準備期間の短さでした。走り出したらやるしかなかったのですが、今度からは60日間ほど前から動き始めれば、十分に集客ができるのではという手ごたえを掴めました。
ー最後に、今後への思いを聞かせてください。
櫻井:次回は、10月後半に熊本県のトップビルダーの視察ツアーを予定しています。新規の企業様をたくさん集客したいですね。
そして、参加者が「また来たいな」「知り合いを呼んで一緒に参加したいな」と思ってもらえる視察ツアーになるよう、コンテンツもさらに充実させていきたいです。
平田:ギバーテイクオールが開催する視察ツアーで、住宅業界にポジティブな影響を与えていきたいです。伸びている会社の取り組みを分かち合えたり、前向きな仲間ができたり、そういった機会を提供していきたいですね。
そして、より多くの住宅会社に参加していただけるような企画にできたら、と思います。
まとめ
今回、ギバーテイクオールで初めて開催した視察ツアー。既存顧客の参加者の方には直接お会いできる機会となり、新規の参加者の方には「ALLGRIT」を紹介できる機会となりました。
タイトなスケジュールながら懸命に取り組んだことで、社内で新たな可能性を広げることができました。DXで住宅業界の変革を目指している私たちにとって、新たなアプローチ方法ができたことを嬉しく思っています。
これからも、住宅業界を盛り上げていきたいという気持ちを持って、チャレンジを続ける私たちにご期待ください!この記事を読んでギバーテイクオールに興味をお持ちいただけましたら、フォローをお願い致します。