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自分で作る働き方「トリセツ」。職場も、働く時間も、リモートワークも私らしくアップデート。

今回は2024年6月で入社3年目となる、ヒラソルの広報担当、阿野さんにインタビューしました。

一人目広報担当者としてコロナ禍で仕事がスタート。仕事と子育て(小学2年生)を両立しながら、中堅社員として様々な仕事をこなす毎日。ヒラソルは「未来の市場を作る100社」(日経クロストレンド2024年度版)にも選出され、広報の役割もますます大きくなっています。

入社までの経緯と、ヒラソルでの仕事のやりがい、これからの目標について話をしてもらいます。

―キャリア転機は必然かつ偶然にやってくるー

地元関西の同志社大学を卒業した後、広告会社に入社し5年ほど進行管理やディレクションの仕事をしていました。次は広報をやりたいなと思っていた矢先、京都の国際協力NGOで広報の募集があったので、自分のキャリアが広がればいいなと思い応募しました。もともと途上国などを旅するのが好きで、国際協力にも興味がありました。経済的にはあまり豊かではないとか、不安定な情勢など、様々な事情があっても、そこには守るべき素晴らしい文化や日常があると感じて、それらの国や地域で起こっていること、良いところ、頑張っていることなどを発信するような仕事をしたいなと思いました。

そういう流れで京都のNGOで私の広報のキャリアがスタートしました。広報担当は私一人だったので、ひと月100時間を超える残業を続けるようなこともありました。今考えると時間も量も大変な仕事でしたが、当時は「こういうことをやりたいな」「こんなことをやったらどうなるだろう?」と思いながら仲間とやっていたので、「楽しい」って思いながら仕事していたと思います。

4年半ほどNGOで働いた後、家族の転勤で仙台に引っ越しましたが、そこでも国際交流団体の仕事を見つけることができました。外務省によるアジアの学生の招聘プログラムや、アフリカ出身の方の日本の大学院入学とその後を伴走する仕事などを担当し充実していましたが、1年半ほど経った頃、今度は家族の転職で東京に移ることになりました。そのタイミングで出産も重なったため、一度仕事を離れることに。子どもが1歳半になった頃から、NPOや国際協力の広報の仕事を少しずつ業務委託で受けるようになり、これまでの経験を活かせる仕事を紹介してもらっていました。でも働くうちに業務委託での仕事がちょっと物足りなくなってきました。もちろん1つ1つの仕事に全力で取り組みましたが、時間と場所の制約上、切り取られた一部分の仕事を依頼されることが多かったからです。「組織の中に入り込むような形で、チームで働きたい」という思いが再燃してきました。まずは新しいことを勉強しようと考えて、東大IPC(※1)キャリアスクールの講座を受けることにしました。

思えば、自分以外の家族の事情などで、仕事や住む場所が変わったりしましたが、そのことは私にとっては新しいことを始めるチャンスでもありました。これまでに出会った仕事や人があって、次につながっていますし、キャリアの選択肢や可能性が広げられたと思っています。ここまでがヒラソル入社前までの経緯です。

※1 東大IPC=東京大学協創プラットフォーム開発株式会社。2016年に東京大学が資本を持つベンチャーキャピタルとして設立され、起業支援、ベンチャー投資などを行う投資事業会社。

―ミートアップイベントでの出会いからヒラソル入社を決めるまでー

ヒラソルを知ったきっかけは、東大IPCキャリアスクールの最後にあったミートアップイベント(※2)ですが、当初はミートアップイベントのことを意識していませんでした。もともとは東大スタートアップ系のバックオフィスの仕事について学びたいと考えて、講座を受けました。広告や広報系の経験しかなかったので、他のバックオフィス系の仕事がすぐにできるとは全く思っていませんでしたし、向いているかもわかりませんでしたが、機会があれば新しいことに挑戦してみたいな、チームで働くことをもう一回やってみたいな、と思っていました。

講座の最後に企業とのミートアップイベントがあること自体も、あまりよくわかってないうちに受講していましたが、イベントに参加した時に初めてヒラソルのことを知りました。イベントではヒラソル以外にも、いろんな企業の担当者とお話しましたが、ヒラソルの担当者は特にフレンドリーで話しやすく、一緒に働くイメージが湧いてきたことを記憶しています。エンジニアが多い企業は経験したことはなかったですが、担当者の雰囲気から、職場環境も風通しがよくオープンな雰囲気なんだろうとイメージできました。ですので、テクノロジーとか、スタートアップとか、初めての世界に対しての抵抗はなく、むしろ期待感の方が大きく感じられて、未知の世界だからこそ、面白そう、やってみたい、と思えたんです。

もう一つ、入社を決めた理由に、「技術を使って社会課題を解決する仕事」に携わりたいという思いがあります。ミートアップイベントに参加する前に企業研究をしましたが、どの企業も、社会課題を解決するためのAIやテクノロジーを開発していて、そのことを純粋に面白いな、この開発が進んでいった先の世界を一緒に見てみたいなと思いました。もちろん今までも国際協力分野で、「貧困」や「女性のエンパワーメント」などの課題には触れてきましたが、私たちが普段生活する中で、これまでよく目にしていても実際の解決方法を想像できなかった「脱炭素」や「再生可能エネルギー」などの社会課題に向き合って、太陽光発電の技術で解決をするヒラソルというスタートアップに魅力を感じ、入社を決めました。

※2 東大IPC主催のミートアップイベント=受講者と東京大学発ベンチャー企業が参加し、プレゼンテーションや1on1セッションを通して情報交換するミートアップイベント。

―入社後の「よかった!」「あれ?」ギャップを語るー

仕事の内容としては、入社前の期待?通り、2年前時点でのあまり広報業務が整備されていなかった環境の中でも、やりがいを持って働けましたし、今でもそうです。任せてもらえる範囲も広いですし、大企業のようには全ては整備されてないからこそ、ぶん投げられてそれを自分でやっていけるのも楽しいところです。出産後のブランクが少し不安でしたが、当時の上司が「かんどころさえあれば大丈夫。働くうちにステップアップしていけたらいいね」と話をしてくれて、その言葉はとても有難かったです。

働く環境としては、ヒラソルに入社して、助けられているなと思っています。私は時短の契約で、フレックスタイムを取り入れながら在宅とオフィスでのハイブリッド勤務ができる環境です。もちろん仕事が終わってからも、ほぼワンオペの家事育児が待ち受けていますが、今はもうそんな毎日を大変とも感じないくらい、仕事も家庭もルーティンになっています。働く環境に助けられながら、自分でペースを作って仕事ができているので、気が付いたら小1の壁を乗り越えられていた、という感じです。

逆に想像しなかったことと言えば、どうでしょうね。これまでの経験から、しっちゃかめっちゃかな環境に慣れているつもりでしたが、事業の移り変わりや社内的なシステムが変わっていくスピードが想像以上に速くて驚きました。例えば私の仕事で言うと、Webサイトに成功事例のレポートを掲載しようと、「発電所の性能再生をしてこんなに良くなりました」というような成果のレポートを書いていましたが、書いているうちに会社として注力する事業が変わってしまい、「現在そこは訴求したいポイントではない。次のテーマに移りましょう。」と言われたこともあります。

分かっていたつもりですが、やはり想像以上に早いので、できるときにできることをどんどんやっていくっていうメンタリティが必要だなと思いました。

―ヒラソル広報担当者としての、仕事のMVV(Mission Vision Value)ー

入社して半年ほどの時に、デザイン・イノベーション・ファームの”Takram”と一緒に取り組んだ、Webサイトのリニューアルは大きな仕事で、多くの学びがありました。ヒラソルの社内や外部ステイクホルダーにインタビューをして、「ヒラソルらしさとは何か」とか、「提供価値は何か」ということを整理していく、そういった仕事の仕方を社内外の関係者と一緒に見ながら、Webサイトをリニューアルできたことは大変有意義でした。予定では3、4月のプロジェクトでしたが、やはり途中で主力事業が変わったりとか、コロナがまだ流行していた時期ということもあり、予定通りに進まず、結局は5ヶ月ぐらいかかりました。これまでの仕事では、予算や人員の関係もあって基本は一人で抱え込んでいたので、ヒラソルで「外部専門家のリソースも頼ってより良いものを作る」ことを経験できて、考え方や視点の範囲も深さも広がったと思います。

一方、普段の業務では、技術・テクノロジー系のプレスリリースを書くのが一番好きで、任せてもらえていてうれしいです。広報部に複数メンバーがいて分業するのも良いですが、整備されていないところから、自分で全体を考えて作っていける仕事は面白いです。最初は時間がかかりましたが、そのうち工夫と改善できるようになって、2年前の自分を振り返ると、スキルアップを実感できます。

そして何よりヒラソルにはPRしたいものがあるんです。ヒラソルの面白さは、良い意味でのオタクというか、「好き」や「楽しい」が動力となって進むところではないかと思っています。派手さはないのですが、情熱と技術へのこだわりを持って突き進むというか。職人のようなオタクであることで、お客様の「困っている」に寄り添えて、お客様の課題解決につながるのでは、と思っています。

これからの私自身の目標は、そうですね、広報の仕事を通じて、目前のことだけでなく、俯瞰的な視点を持って、計画や打つ手を考えていきたいです。視野の広さとバランス感覚を意識して、「お客様ごとに最適なソリューションを提供する」ヒラソルの技術について広報していきたいです。

【編集後記】

いつもは取材「する」側の阿野さんに、インタビューを終えての感想を聞くと、「自分の話をする機会はそうないから楽しいですね。」と笑顔で応えてくれました。

そんな阿野さんの話を改めて聞いて驚いたのが、見た目の雰囲気からは想像つかないような、決断力と大らかさ、意志の強さ。変化も挑戦も楽しめる、心と身体のガッツはどこからくるのか…日々大事にしていることは、「尊重する気持ち」だという。身近な家族はもちろん、自分自身も大事にしたい、と。ここに彼女のガッツな生き方のモットーがあるのかもしれない。

これからもヒラソルに関わる皆様に愛情と尊敬の気持ちを持って、PR活動に励まれることでしょう。

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